プジョーのディーラー網を、ブルーライオン店という。
ほとんどが、地場の独立法人であり、プジョージャポンと代理店契約を結ぶ事で、販売をしているといった感じだ。
昨年日商岩井グループの3店舗(目黒、世田谷、大田)が親会社の経営不振もあってプジョージャポンが買収し、初の直営店としてスタートしたが、表立っては従来の代理店網を活用する方針で行くものと思われていた。
しかし、ここ最近何やら不穏な動きがあるようだ。
ネットの情報を総合すると、ブルーライオン八王子が、その代理店契約を一方的に解除された、とユーザーに対して案内しているとの事である。
確かに、プジョージャポンのWebページから八王子店の情報は削除されている。(キャッシュはこちら)
八王子店で購入したユーザの反応は今のところかなり同情的で、ディーラーとして顧客対応に何か不満があったという意見はほとんど見られない。
ゆえに、その契約解除の理由に興味は集中してくる。
顧客向けのレターでは、プジョージャポンが独自に送ったものと、八王子店が送ったものの2通が客の元に届いているという。
連名での挨拶文を拒否されたかららしい。
今後八王子には直営店で新店舗がオープンするなんていう情報もあるが、既存の店を潰してまで直営店をオープンさせる意味がおいらには理解できない。
まだまだプジョーのディーラー網は、富裕層の住む地区での展開が疎かで、八王子以外にもカバーすべきエリアは山ほどある。
それなのに客と良好な関係を築いていた八王子を潰すっていうのは、いったい何を考えてのことなのか?
右肩上がりで成長を続けてきたプジョーが昨年初めて前年割れとなり、今年も昨年同様苦戦が続いている。
407シリーズの投入、307のマイナーチェンジと、これからパブリシティに力を入れる時期にこのようなトラブルを起こすとは、あんまり賢い企業のやり方とは思えない。
307シリーズのエンスト問題も解決されてないし、左ハンドル仕様のワイパーは拭き残しが多くて雨の日は危険だし、ATのシフトショックは相変わらず激しいままだし。
リコールレベルの苦情を放置して、ディーラー網の整備に躍起になってるのだとしたら、大いに幻滅する話だ。
近々電凸して事情を聞いてみようと思うが、実はプジョーを乗り続けることに最近疑問を感じつつある。
値段がつくうちに手放した方がいいか?という最も単純な理由からだ。
その意図は、プジョーというブランド力が今後失墜するのではないか、という読みがあるからだ。
ブランド力もなく、よく壊れるクルマなんて誰も乗りたくはない。
そうした意見が市場に出回ると、困るのはプジョー自身だと思うけどね。
まぁ、客の声を聞く気があるかないのかは、今後ハッキリしてくることだろう。
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