一方auは動画を始めた。

 
 
どんどんドメスティックな展開になっていく演歌路線の携帯電話、auの新機種が発表された。
相変わらずショボいラインナップに目頭が熱くなるのを禁じえませんが、それに伴い斜め上を行くサービスが始まるようだ。

映画まるごと1本が楽しめる「LISMO Video」

iTunesにやられっぱなしのソニーと不振のLISMO事業に頭を抱えるKDDIが手を組むという負け組連合がさらに連携を強化したようだ。
ただ、ケータイに丸ごと配信とはいっても、ケータイからすぐに映画を見れるということではないらしい。

つまりはこういうことだ。

auの通信回線はもはや制限を掛けなければならないほどアップアップ状態になっており、これ以上コンテンツの流通量が増えることが許容できない。
しかし、リッチなコンテンツを配信できるようにしないと、ユーザーが逃げていく。
だったら、コンテンツ自体はPCでダウンロードさせ、それをケータイのメモリカードに転送するようにすれば大容量コンテンツの配信も可能じゃん、という発想。

iTunesで買ったコンテンツをiPodへ転送するのにPCが必要なのと理屈上は同じだ。
しかし、片や通信回線を持たないアップルのサービス。
片や国内第2位の回線事業者のサービスだ。

パソコンで視聴する場合はストリーミング再生となり、携帯電話に転送する場合は2時間の映画で400MB程度のファイルを転送することになる。
価格は、映画の場合で1本315円~420円、ドラマは1本105円~525円、お笑い・アイドルで315円~525円になる。ダウンロード後は視聴できる期限が設けられ、例えば海外ドラマなら48時間、映画なら72時間などとなっている。

どうなんだろ、これ?

“いつでもどこでも”というケータイの最大のメリットを使えないこうしたサービスが、果たしてどこまで受け入れられるのか?

ソニーが意地になってauに肩入れしているように見受けられるが、iTunesでも動画配信が予定されている状況において、auが自社利益誘導型のビジネスモデルをこうして打ち出してくることに、他のコンテンツホルダーはどう思っているんだろう。

それと、ケータイで楽しむっつっても、WQVGA(400x240)程度の画面でどうしろというんだろうか…?
いや、PCで見るんだったら別にLISMO使わなくてもいいわけだし…
 
 
 
 

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