プジョー307sw、30000kmを迎えての総括(1)

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2003年6月に、5年で約50000km走った旧車ビスアルデオから乗り換えたプジョー307sw
2年5ヶ月で30000kmを達成したので、ここで現時点での総括をしてみようと思う。 
■なぜ307swにしたのか
ざっと触れているが、

  ・基本的に4人が楽に移動できる居住空間
  ・箱モノを載せても大丈夫な積載性
  ・立体駐車場にも入る程度のサイズ
  ・現実的な燃費

を満たすクルマというのが選択基準になっていたりする。
なので、基本的にハイトなステーションワゴンを理想像として定めている。

前車のビスタアルデオは、走りの性能とスタイルが今ひとつだったが、運転していて快適でいろんなところへ行った思い出のあるクルマなので、今でも気に入っている。

同じコンセプトでモデルチェンジすればさぞかし良いワゴンに仕上がっただろうが、残念ながら後継車種は開発されず、また度重なるビスタ店の対応の悪さに嫌気が差していたところに、以前よりなんとなく気になっていたプジョーの営業マンから連絡が入ったので、冷やかし程度に307swを見に行った。

この時点ではまだ買い換えるつもりは30%程度で、国産車贔屓ということもあり他にも国産を中心にいくつか候補を見て廻っていたのだが、前回の教訓からディーラーの対応がしっかりしているところという条件で探すと、これは!という車種に出会えなかった。
(ちなみに、最後まで迷った候補としては、マツダ アテンザワゴンだった)

そういう意味では、307swを選んだ要因のかなりの部分に、営業マンの対応の良さがあったということは事実だと思う。

で、307には同じボディサイズの2列シート版 307Breakという車種があり、どちらかといえばワゴンとしてはこちらの方が正統派だ。
しかし、307swの最大の特徴であるガラスルーフの設定が無く、コストパフォーマンスを考えると307swの方が魅力的に写った。
将来的に3列目シートを使うようなケースもあるかもしれない、などという淡い期待を持っていたから、というのは内緒の話だ。
今現在3列目シートは取り払って、実質2列シートのワゴンとして利用している。

試乗した感じでは、2000ccのエンジンの割にはちょっとかったるい印象を受けたが、足回りのしっかりした感じは、トヨタ車の柔らかい足回りに比べて魅力的だった。
スタイリングはこのクルマ最大の特徴であり、発売から3年を経過してもいまだに斬新さを保っている点は見事だと思う。

商談を進めるにあたり、当初訪れた世田谷店の担当営業マンが世田谷店から目黒店へと異動になったので、具体的な商談は目黒店で行った。

どうも地域柄、お上品なお客さんが多いように見受けられるのだが、メカニックも含めてディーラーの対応としては優れいている店だと感じた。
加えて、こちらの要望である社外品のナビを購入して持ち込み、格安の料金で取り付けをしてもらうなどの細かな要望に対してもきちんと対応してくれた。そして、

「輸入車は初めてなので、国産と同じ品質を期待しているが、サポートは大丈夫か?」

と遭えて質問したところ、「大丈夫です。」とハッキリ言ったのが気に入ったので予算からはかなりオーバーしていたが購入することに決めたのだった。

その営業マンは目黒店からまた世田谷店へと戻ったので、点検やサポートは現在は世田谷店でお世話になっている。

■307swでどこに行ったのか?
そりゃもう、いろいろ走りましたよ。北は北海道から南は九州まで。
前車から続いて沖縄を除く46都道府県制覇を成し遂げたのも今は良き思い出。

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▲本州最北端 宗谷岬

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▲本州最南端 佐多岬


 ・北海道半周ツアー(2003年9月)
 ・一般道を走って九州まで(2003年12月)
 ・紀伊半島一周(2004年12月)
 ・仙台一般道往復(複数回)
 ・その他、ネタ探しの旅にあっちこっち(多数回)

2列目シートをたたんでMTBを車内に積んで出かけて、地方の街を散策したり、サイクリングコースを楽しんだり、という使い方ができるのもこのクルマの魅力だ。(もう少しカーゴルームの全長が長ければありがたいのだが)


■利点
 ・足回りが硬めだが、走っていて安心感がある
 ・コーナリングの旋回性が高い(よく曲がる)
 ・長距離移動でも疲れないドライビングポジション&シート
 ・フレキシブルに対応できる着脱式シート(5座席取り払って引越し荷物をほとんど運べた)
 ・開放感のあるパノラミックガラスルーフ
 ・所有欲を満たすデザイン


■欠点
 ・インテリアの作りこみが甘い(樹脂パーツが外れてカタカタと異音がするケースが多い)
 ・右ハンドル化の煮詰めが甘い(ペダル位置やワイパー拭き残しなど)
 ・国産に比べると燃費や環境対応が遅れている
 ・クリティカルなトラブルが出るケースがある(エンスト等)
 ・維持費が若干高い(国産比5割増程度)
 ・情報が少ない(コミュニティの未成熟にも原因あり)
 ・オートエアコンの制御が使いものにならない(結局マニュアルモードで使用)
 ・塗装が弱い(コーティングは必須)
 ・不具合に対するプジョージャポン(メーカー)のアクションが悪すぎる


■で、どうなのよ?
いいクルマ、であることは間違いない。
国産車と比較しても、許容範囲で収まる価格設定は魅力的だと思う。
実際、下記に記したようなトラブル以外は、極めて満足度が高いクルマだ。
では、人に薦められるクルマか?という点についての持論はこうだ。

  ・車両保険にも加入すること。(おいらは車両保険込で9万円弱だった)
  ・トラブった時のために年間30~50万円ぐらいの修理費をプールしておくことができること。
  ・ディーラーが比較的近くにあること。

この条件を満たせるようであれば、オススメできると思う。
輸入車ということで維持費がどのぐらい掛かるかわからないという不安が多いと思うので、参考までに今まで掛かった費用なんかをデータとして残しておく。

プジョーの保証は購入後3年間なので、逆に言えばその期間中にトラブルを出し尽くして対策してもらうと、その後も長く乗り続けることができるんじゃないかと思う。

ネットでトラブル事例を探すと結構クリティカルな事が書いてあったりするが、忘れちゃならないのが年間販売15000台のうち3割近くを占める307シリーズで、トラブル発生の絶対数はそれほど多くないということだ。

300万円のクルマで当たり外れがあったらたまったもんではないが、そこは購入する際にきちんとしたアフターサポートを営業マンに約束させればいい。実際、おいらはそれで都度対応をお願いしている。
ディーラーの対応が重要だ、という持論はこういうところも根拠になっている。

ブルーライオン八王子の閉店など、ディーラー網政策については疑問が残る出来事が最近発生しているが、何かあったらすぐに行けるぐらいの距離にディーラーがあるのであれば、それほど心配する必要は無いと思う。

予算がギリギリで購入を迷っているのだったら無理にはオススメしないが、それ以外の要素で迷っているのだったら、積極的に購入に踏み切ってもいいのではないかと思う。
国産車ひいきのおいらではあるが、購入したことを後悔はしていない。


■いつまで乗り続けるのか?次はどうするのか?
いつかは手放すときが来るだろう。それがいつなのかは正直言ってよくわからない。
おいらはATのシフトショックを問題視しているので、この解決をどうするかによって長く乗るか、早めに手放すかを決めることになるかもしれない。(マイナーチェンジされたNew307swに買い換えるという選択肢もゼロではない)

現時点で候補をいろいろ探してみると、オペルのザフィーラ、ルノーのグランセニック、国産であればもうすぐ出てくるホンダ Newストリーム&オデッセイ、マツダ プレマシーあたりが候補になる。
ステーションワゴンの新型は望み薄なので、ワゴン的に使えるミニバンというのが現実的な選択肢になるだろう。

今一番気に入ってるのはマツダのプレマシーだが、5or6速ATの搭載と、トリップコンピュータ(燃費計や各種インフォメーションディスプレイ)の装備がなければ選ぶつもりはない。
来年夏にマイナーチェンジを行うらしいので、そこに少し期待している。

いずれにしても、その時にクルマに求める要素がどういったものになっているか不明のため、今はとりあえず情報を収集しながらじっくり考えることにしている。


つづいて、次のエントリーでは各種データを記載。
 

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