
▲次期308sw

▲新ラインナップ 3008 …スライドドアには見えないが。
ただネタの転載だけでは申し訳ないので、何か307の次の展開についてのネタを少し。
噂レベルに過ぎないが、channel4が予測する2007年の新車のなかに面白い記述があった。
Peugeot 308
The 307 facelift in autumn 2005 brought a 407-alike front end; superficially, styling not changed too much, but substantial re-engineering to use shortened 407 platform, and a lower, sleeker roofline. Estate and CC models to follow later.
407を彷彿とさせる307のフェイスリフトは2005年秋に登場。
(308は)スタイリングはそれほど大きな変化はないが、短縮した407のプラットホームを採用し、低くなめらかなルーフラインを構成する。
Estate(ワゴン)とCC(カブリオレ)が後から登場する。
Peugeot 3008
MPV version of the 308 with sliding doors, full seven-seater functionality and higher roof.
308のMPV(マルチパーパスヴィーグル)バージョンとして、スライディングドアを搭載して登場。高いルーフと機能性を実現した7人乗り。
Peugeot 4x4
Developed in partnership with Mitsubishi, will feature PSA diesel engines and Mitsubishi petrol units, Mitsubishi's four-wheel drive technology.
三菱との業務提携により、PSAと三菱の共同開発するディーゼルエンジンを搭載し、三菱の4輪駆動の技術が投入される。
(次期エアトレック=アウトランダー のPSA向けOEMとして登場する事がすでに報じられている)
Peugeot 608
607 replacement.
607の後継車種
過去に触れたように、最近のプジョーはラインナップの拡充を急いでいるように見受けられる。
そんな中でフランスの雑誌にはすでにこれらのモデルのイラストが掲載されている模様。
さて、全部のラインナップを検証するほどの知識はないので、自分の興味があるワゴン関係のラインナップについてのみ考察してみようと思う。
現在の307シリーズのラインナップは以下のとおりだ。
307Break =HBのプラットホームを延ばしてワゴンに仕上げた。
2列シート、5人乗り。
307sw =Breakと外寸はまったく同じ。パノラミックルーフなどの
特徴を付けている。3列シート、7人乗り。
これが、上記の情報を総合すると、こうなる。
307Break ⇒308sw(もしくはEstate)
307sw ⇒後継車種なし?
新ミニバン ⇒3008
新SUV ⇒4x4(三菱からのOEM)
つまり、308シリーズは、ワゴンのボディを使って3列シート車を出すつもりはなく、新たにMPV(日本で言うミニバン)として、307swに代わる3列シート車を投入してくるのではないか?ということだ。
これは、VWの考え方にも近いものがあるかもしれない。
307と同クラスの競合車種として、VWにはゴルフがある。このゴルフシリーズは
先代ゴルフIV ⇒ゴルフV
先代ゴルフワゴン ⇒後継車種なし
新ミニバン ⇒トゥーラン
という展開になっている。
欧州と言えば、アメリカでは壊滅して、日本でも人気が凋落しつつあるステーションワゴンというカテゴリが唯一売れているエリアなのだが、VWの選択は、ゴルフワゴンの後継を出さずに、3列シートミニバンとして、新たにトゥーランという車種を用意してきた。
スタイルはスズキのワゴンRを豪華にしたようなものだが、背が高く、完全にミニバンとして割り切ったデザインだ。
これは居住性を考えた際のVWの答えなのだろう。
翻ってプジョーの307Break/swは、ステーションワゴンからの派生ということで、ミニバンよりは背が低く安定した走りをするのが特徴だったりする。
ただし、307swに関して言えば、お世辞にも3列目のシートは大人が座れるレベルではない。
おそらくこの辺の評価は欧州も同じだったのでは?
拡大するミニバンカテゴリーにおいて、ワゴンボディと共通した3列シート車では市場のニーズに合わないと判断したのだろう。
ミニバンタイプとして3008という別ボディのラインナップ投入に踏み切ったのではなかろうか。
ということで、ワゴンボディのウェイトが欧州市場でも下がってきているのではないか?という仮説を立ててみた。
今まではワゴンボディはバリエーションの中心だったのが、その座をミニバンタイプに明け渡し、HB同様、欲しい人だけが買うということになるのかもしれない。
個人的にステーションワゴンを3台乗り継いできた身としては、背が高いミニバンを素直に受け入れられないのだが、かといってワゴンボディで3列を実現して成功している車種は、ホンダのオデッセイ(あれはミニバンではなくてワゴンだ)ぐらいしかないので、仕方がないことなのかもしれない。
1600mmを超えるようなスタイルだったとしたら、国産ミニバン(プレマシーかオデッセイ)を次の候補にするだろう。
まぁ、307swはATと燃費以外に特に不満はないから、しばらく乗り続けることにはなるのだろうが。
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