母校が大変なことになっている件について

世田谷区のどまんなか、区役所のお隣にわが母校があったりする。

おいら達が通学していた頃は、正門を入るとすぐに朽ち果てそうなプレハブやら、何か潜んでそうな昭和中期の建物やら、設立者一族の屋敷やらが立ち並ぶ奇妙な空間だった。
それでもまぁ楽しかったから良かったのだが、図書館やコンピュータ環境の貧弱さ、学食の汚らしさなど不満がないわけではなかった。

そして卒業から十余年が経って、久しぶりに母校に顔を出すと、あの正門あたりはその面影すらなくなり、正面にはガラス張りの近代的な校舎が高くそびえ立っていた。
柔道の斉藤が汚らしいジャージで闊歩していたあの光景からは想像もつかない変容だ。
一体ここはどこなんだwwww

で、そんなショックを受けたのは昨年の話。
今日はさらに、以前隣接していた別の高校の敷地を買い取り、こんどは地上10階建ての新たな校舎を作ったから見に来い、という当時のゼミの教授からの連絡があったので、興味本位で行ってみた。

今日は完成を間近に控え、地元住民に対する一般公開ならびに、経済学科の博士号取得者報告会をやるとのこと。
単に見学だけだと思ってたら、ひさびさに経済学に関するあれこれの発表をたっぷり3時間聞く羽目に。
嫌いじゃないんだけど、あまりに突然かつ久しぶりなので頭が回りません。
経済学で覚えてることといえば、需要と供給曲線ならびに限界効用逓減の法則ぐらなもんで。
あぁ、知恵熱出そう…

そんな発表も終わり、今度は10Fにあるスカイラウンジで懇親会。
学生の時に授業を受けてた先生達の顔もちらほらと見えたが、みんな年取ったなぁ、ハハハ。

さてそんな感想は置いといて。
わが母校の変容振りってことで、本校舎よりちょっと下ったところに立てられた10F建ての新校舎は、国際会議場としても使用できる設備を備えた教室や、山本寛斎デザインのカフェテリアやスカイラウンジ(学食として使うんだそうな)を完備するなんとも近代的な建物になっていた。

地上10Fからの眺め。

rounge1.jpg

ちょっと下見りゃ墓場だしwww

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これが学食だというのだから、もはやどうかしている。

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地下1Fの学食。
さらにこちらも地下のカフェテリアを模した学食。

cafeteria.jpg

いずれも女性受けのいいようにデザインをしたんだとか。
最近の学生減の状況において、女子の大学進学率が随分上がっているため、彼女達を取り込むことが戦略的に重要なのだという話を聞き納得。

激しい生き残り合戦を迎える中で、積極的に校舎を新設するなんていうある意味攻めの姿勢は評価してもいいと思った。

おいら達が授業を受けた汚らしい校舎はまだ健在だったが、ここも再開発で立派な校舎に立て直すんだそうな。
まぁ、母校がなくなってしまうのに比べたら校舎が建て代わるぐらいなんてことはない。
しかし、なんか寂しくもある。

とりあえず、この新しい設備をおいらたち卒業生にも使わせておくれ。
なんか講演会とかのイベントをやるには便利そうだから。
 
 

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