終わりのはじまり

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これはもうダメかもわからんね。
プジョージャポンを独禁法違反申告
プジョージャポンが契約上の義務とは無関係な行為を強要したことは優越的地位の乱用にあたるとして兵庫県たつの市のプジョージャポン正規販売店「共和自動車」の申告人代理人が16日、公正取引委員会に独占禁止法違反で申告した。
 代理人の弁護士によると、プジョージャポンは基本契約に基づく登録以外に、契約破棄を背景ににおわせながら、申告人に自車の登録を恒常的に要求したほか、客観的に到底達成不可能な協定台数を掲示。それに応じなければ契約を更新しないと通告するなど、過去11年間継続していた契約を一方的に破棄する行為は、自己の優越的地位を利用し契約の相手方に対し強要するものであり、優越的地位の乱用に該当するとしている。


過去に語ってきたプジョージャポンと正規代理店との間トラブルが、こうして新聞を賑わせるようになってきた。

自車の登録を恒常的に要求っていうのは、要は売れようが売れまいが、ディーラー負担で車両を登録(=在庫の強要)を意味することであり、こうして登録車は中古市場へ流れることになる。
一部でとんでもない値引きの情報が出回ったりするが、たいていは登録車両などを損切りする形で安売り販売するケースだったりする。

当然査定や中古車相場が乱れることになり、結果としてブランドイメージが悪化する。

これってどっかで聞いた話だよな。
そう、ここ数年のボルボの凋落と酷似しているということだ。

販売数減少⇒ディーラーへの在庫押し込み⇒値引き販売⇒中古価格暴落⇒ブランドイメージ失墜⇒ふりだしに戻る

悪循環でどんどん状況は悪い方へ向かいつつある。

シトロエンの動きとともに、日本市場における活動を見直しているようにも見受けられるし、1007の販売終了なんてウワサも出てきていたりするが、ここまで現場が混乱するとなると、おいらも307swを乗り続けることを躊躇せざるを得なくなる。
(少なくとも次の買い替え候補でプジョーの可能性は低くなっている)

安心して乗れないクルマに用はない。
消費者は、逃げるときは早いよ。
その辺、どうか忘れずに。
 
ってことで、週末はストリームを見に行ってくる。
 

この記事へのコメント

  • ねお電人

    BMerの私が言うのもなんだけど、日本で「安心して」乗るなら、やはり国産車がベストかなと。
    整備も受けやすいし、パーツも安いし、何より日本の道を走るように作られてますしね。
    2007年12月05日 05:25
  • 海鮮丼太郎

    ここで問題にしているのはメンテナンス性という意味です。
    クルマは買った後にどれだけ安心してメンテナンスを受けられるかどうかが重要であって、その意味でスバルディーラーが近くにない我が家では、現状ではスバルは選択肢に入りません。

    輸入車でも、店舗が近くにあったりディーラーとの信頼関係が築けていれば多少遠くても構わないという考え方があります。
    smartの購入要因は、自転車圏にディーラーがあったからというのが多分にありますし。
    でも、メンテに信頼の置けないルノーやシトロエンを買うつもりはありません。

    あくまで基準は自分の環境が中心になりますね。
     
    2007年12月05日 10:36

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