片道だけ自転車載せて!

 
世の中密かに自転車ブーム。
おいらもクルマに自転車を積んでいろいろ出かけたり、多摩川を登ったり下ったりして楽しんでおります。
そんな状況において、希望がひとつあって。
それは、片道だけ乗せてってくれないかなぁ、ということなんだけど。

たとえば、30km先の目的地に行ったとする。
当然のことながら行ったら帰ってこなければならない。
行きは楽しいが、帰りはツラい。
そういう人のために専用の袋に入れて自転車を輪行するという方法がある。
しかし、輪行するにも自転車を分解して担ぎ、電車に乗らなきゃならない。
それは重いし面倒だし、なによりそこまでするほど高級な自転車に乗っているわけでもない。
だから、自転車のままで簡単に移動できないもんかなぁ、と。ヘタレですんません。

ということで、そんな人のためのサイクル列車。
西武池袋線がサイクルスポーツ号というのを企画した。

秩父サイクルトレイン

西武池袋から西武秩父まで、自転車と乗客を乗せて、2時間弱で移動してくれるというものだ。
本日開催されたようで、結構な人数が参加したようだ。

この企画列車は秩父まで電車で行って、サイクリングを楽しみ、再び電車で帰ってくるということなので、片道だけ連れてってもらうということではない。
池袋まで自転車で行かなければならないので参加者も限られてしまう。
ここでもうちょっと踏み込んで、こういうのをぜひ実施してもらいたい。

観光列車との連携で片道のみ輪行可能な列車の運行。
実は、これに最も適していると思われる観光列車がある。
わたらせ渓谷鉄道だ。
片道で1時間半、桐生から日光方面に向けて渡良瀬川をゆっくりと上がっていく観光列車なのだが、過去に書いたように、サイクルトレインに相応しい電車じゃないかと思う。

と思ったら、すでにわ鉄を使ってサイクルトレインの企画をやってる団体があった。

こうした企画列車だけじゃなくて、通常のダイヤ通り運行している車両も、追加料金で自転車の持ち込みを許可してくれれば、好きな時に気軽に輪行ができるし、わたらせ渓谷鉄道を利用するきっかけになり得る。

終点の間藤からは鉄道と並行する国道122号の下り坂がずっと続くので、サイクリングコースとしても非常に優れている。自転車ブームをうまく加速させる効果もあるだろうから、是非検討してもらいたいもんだ。
 

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック