新型PS3の発売をいよいよ今週末に控えて、大量のCMが投入されているようですが。
やりたかったぞー篇
http://www.jp.playstation.com/movie/cm/asx/cm_ps3_yari.asx
やりたかったぞーRIDGE RACER 7篇
http://www.jp.playstation.com/movie/cm/asx/cm_ps3_yari_rr7.asx
やりたかったぞーラチェット&クランク FUTURE篇
http://www.jp.playstation.com/movie/cm/asx/cm_ps3_yari_rcf.asx
やりたかったぞー真・三國無双5篇
http://www.jp.playstation.com/movie/cm/asx/cm_ps3_yari_musou5.asx
…どうなのよ、これ?
巷の評判を見ていても、この一連のCMシリーズに対する評価は恐ろしく低い。
仕切りなおし、再出発という意味を込めてのCMであることは十分わかるんだけど、ヤリたいとかヤリたかったぞー!では性欲を抑えきれない厨房みたいなもんじゃないか、と。
特に気になったのが、CMの対象がまだファミリー層を想定しているつくりになっていること。
それに引っ張られて、ラチェットもリッジ7も無双5もすべてファミリー向け、子供向けというイメージがついてしまう。
ソフトメーカーにとってはいい迷惑だ。
ここで、ラチェット&クランクの海外CMをご紹介。
典型的なアメリカの悪ガキたちが、ラチェットに出てくる各種アイテムを使ってイタズラをするという、CGを駆使したハチャメチャな作りになっているが、ラチェットはこういったハチャメチャ感を楽しむソフトであり、それを期待させる作りになっている。
ラチェットの中の人にこれらのCMについて聞いてみたところ、CMの企画は北米ソニーだそうで中の人は特にタッチしてないそうだが、北米でのラチェット人気と対象ターゲット層に合致してるし、なにより楽しいからいいじゃない?ってな話だった。
そう、ラチェット&クランクって、子供向けというよりは、ハイティーン以上の年齢向けの作品だったりするんだよな。
だから、あのやりたいぞーCMに出てくる子供はターゲットから外れている。
キャラで売るゲームではなく、アクションで楽しむゲームなんだから、まずはしっかりターゲットの層を取り込まないといかんだろうに。
そしてそのターゲットは、現在辛うじてSCEの売り上げを支えているPSPのユーザ層でもあるわけだ。
彼らの支持を得られずして、ファミリーや子供を惹きつけることなど出来るわけがない。
だって、ソフトラインナップを見て欲しい。ファミリー層を対象としたソフトがないんだから。
ってことで、予約そのものは結構集まっているらしい新型PS3ではあるが、年末商戦を迎えるにあたり、絶望的なまでのソフト不足の状況でどう戦うのか。
今年初めの勝手にPS3時代の宣言の例を出すまでもなく、またもや素っ頓狂なCMを繰り返しているあたり、やる気がないというより何をやったらいいのかわからなくなってるんじゃないかという気がする。
事態は深刻の度を深めている気がしてならない。
初期型60GBをいわゆる定価で買った身としては、本体の元が取れるぐらい楽しませてもらわないと気がすまない。
現状、Xbox360があるからゲームのネタに困ることはないのだがww
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