ノリックこと阿部典史が事故死との報。
「伝説のライダー」阿部典史さんが事故死
ノリックといえば、あの人懐っこい笑顔で一般のファンも多い世界で活躍したライダーだった。
サーキットでの事故であればまだ理解できないこともないが、今回は一般道においてキチガイトラックの犠牲になってしまったという事が、先のヘリコプター事故で亡くなったコリン・マクレーと重なって、なんともいえない気持ちにさせられる。
亡くなるなら、せめてサーキットで…
ノリックのご冥福を今はただ祈るのみ。
事故の詳細がわからない状況では、何が起こったか推測するしかない。
しかし、事故現場が大島だったということからいくつか見えてくることがある。
大島は京浜工業地帯が近く、トラックが引っ切りなしに走っているエリアだったりする。
一般車両が少なく、交通ルールについてもトラック中心のローカルルールのようなものが存在する。
ところ構わず路上駐車したり、曲がっちゃいけないところを曲がったりUターンしたりする。
こういった、一般道とは違った危険が存在するエリアであるというのがひとつ。
また、工業地帯の道路ということもあって、休日は交通量も少なくストレートが長いことから、バイク乗りや走り屋が好んで使う道だったりするというのがもうひとつ。
今回の事故は、片側二車線道路の左車線をトラックが、右車線をノリックのバイクが走っていたとされる。
「道を間違えてUターンしようとした」とのことだが、左車線からUターンするなんてことは普通ありえない。
これが大島エリアだったということと、トラックドライバーの傲慢さが、十分な安全確認もせずに思いつきでUターンという行動をとらせたに違いない。
つまり、ここはそういうところで、普段からこんな運転をしている連中ばかりいるということだ。
また、ノリックのバイクもスピードが出すぎてはいなかったか?
亡くなった人に対して酷かもしれないが、生死を分ける重要なポイントだ。
職業で差別をするつもりはないが、交通ルールを守らないのは大抵トラックかタクシーだ。
これは少なくともおいらが自分の目で見て、体験してきた事実において断言できる。
トラックドライバーは注意を怠って事故になっても死ぬことはない。
大きな乗り物を動かしているから、その分気も大きくなるという事も否定できないだろう。
また、タクシーは道端で客を見つけると、ろくに後方確認もせずに急停車する。
法規に則って止まろうとしたら、客を逃してしまうからだ。
(片側4車線道路の一番右から、3車線飛び越えて急停車するタクシーなんてざらにいる)
目先の客と、事故のリスクを秤にかけて、奴らは目先の客を取る事を選んでいるわけだ。
道路は場所や時間帯によって暗黙のルールみたいなものが存在する。
上記のように、大島など工業地帯の産業道路などは、上記したように交通ルールを無視したトラック中心のルールが存在する。
動脈となっている国道(1号や246号など)では、交差点やコンビニのある場所でクルマが急停車する。
交通ルールからは許されざる運転だが、実際はそれがごく普通に行われている。
それゆえに、交通ルールを遵守するというより、それら暗黙のルールを意識して、状況に応じてリスク回避のマージンを多く取った運転の方が、結果として自分の身を守ることになる。
ノリックの事故は悲しいが、少しでもそこからおいら達は学ばなければならない。
事故に遭わないためにはどうしたらいいのか。
誰も守ってくれるわけではない。自衛策が必要だ。
安全マージンを取る事ももちろんだが、心のマージンも忘れてはならない。
もうちょっといろいろ書きたかったんだけど、なんかイマイチなのでこの辺で。
ノリックのご冥福をお祈りしますです。
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