久しぶりのアクロバット飛行
昨晩の会社からの帰り道。
いつものように自転車置き場から自転車を出すと、緩く長い下り坂をノンブレーキで帰るのが習慣になっている。
昨日は久しぶりに激しい雨が降ったものの、駅に着いた頃にはすっかり上がっており、おいらはスーパーの買い物袋と傘をぶら下げて自転車置き場に向かった。
今日持っている傘は、いつも使っているものより長い。
杖代わりに使っても少し持て余すぐらいの長さだった。
そんな傘と買い物袋を片手に持って、もう片手でハンドルを握ってゆっくり帰ってくるなんて光景はいつものことであり、何ら変わったことはなかった。
走り始めの加速から数秒。
そして、世界が一回転した。
妙な叫び声を上げたことは覚えている。
そして、上から自転車が降ってきたことも覚えている。
ほんの数秒の事が、ずいぶん長く感じたことも覚えている。
いつもより長い傘が、前輪のスポークに引っかかり、前輪がロックしたことでおいらは宙に投げ出された。
こんなことやったの、高校生以来だな。
何が起こったのかはすぐに理解できたのだが、立ち上がるのに難儀した。
コンビニ傘とはいえ1000円もしたのに…
まだ2回しか使ってないのに…
3箇所が折れ曲がった傘はどうしようもなく、持て余すぐらいの長さであったことが結果としてこのようなアクロバット飛行を招いたという事態に少々腹立ちを感じつつ、腕から落ちて擦りむいた部分がヒリヒリと痛く、このぶつけようのない怒りを抑えつつ立ち上がって自転車のチェックをしてみた。
幸い、スポーク部分のダメージはそれほどでもない。
とりあえず自走して帰るぐらいはできそうだったので、散乱した買い物品を袋に詰めて、泣きたい気分で家に帰る。
何をやってもうまく行かない日というのはこういうもんだ。
バチが当たったのか、それとも運がないだけなのか。
鬱モード突入のフラグは立った。
どうも今回は、長引きそうな予感がする…
この記事へのコメント
はまこう
ねお電人
…何かと続く場合は、厄払いをしておいた方がいいかも。
海鮮丼太郎
今回はこの程度でよかったと考えるべきなのかも。
そういえばその昔、シンセ担いで片手運転で雨の日の下り坂下ってたら、ブレーキが利かなくなって転倒覚悟で飛び降りたら、奇跡的に一回転して着地に成功、無傷ということがありますた。
ヘタすりゃ対向車に轢かれて死んでたところでつが。
それにしても鬱モード見事に発動。
どうにかならんもんか…