ポタリングが楽しいという話と、それだけではダメという話

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 車輪のついた乗り物が好きなんですよ。

 クルマに限らずバイク、自転車も同じぐらい愛着があって、その時の気分で使い分けていたりします。

 いずれも人間の能力では到達できない遠方まで連れて行ってくれる、移動の自由を拡張してくれる手段であることが最大の魅力であるわけです。

 クルマについては当BLOGで何度も話題にしてきましたが、コロナで出かける機会が激減してしまいせっかくピカソさんを我が家に迎えたのに距離が一向に伸びません。

 バイクも通勤がなくなったので乗る機会はさらに減少しており、チェーンを錆びさせる体たらく。それでもドラクウェークやテクテクライフという位置情報ゲームの攻略を目的にちょっとしたツーリングに出かけたりはしていますが。

 それと反比例するように稼働が増えているのが自転車です。

 コロナ禍における移動手段としても注目されるようになり世界中で自転車人口が激増しておりますが、まぁ自分の脚力で風を切って走るのはエンジンのついた乗り物とはまた違った楽しみがあるわけですね。


 在宅ワークで仕事が始まるのが朝の10時。

 子供を学校(夏休み中は学童)に送り出してから仕事の始まるまでの2時間ちょっとを、ダイエットと気分転換を兼ねて近所のポタリング(目的地を特に定めることなく自転車で散歩するようにゆったり走ること)するわけですね。

 向かう方角はまさにその時の思いつき。

 2時間のポタリングだとだいたい20km~30kmぐらいの距離を走ることになります。

 現在クロスバイクとMTBの2台体制(+車載用に折り畳み1台)で、距離を伸ばしたいときはクロスバイク、勾配のきつい坂を中心に走りたいときはMTBとその日の気分で決めています。


 出来る限り知らない道を選んで走るのを続けること2年。

 当方の住んでいるところは山あり谷あり、歴史的な遺物や最先端の建物など割といろんな見どころがあることに気づかされます。


 お陰様で半径5kmぐらいの道は裏道まで含めて凡そ頭の中に叩き込むことができました。

 びっしょり汗をかいて、シャワーでサッパリしてから仕事を始めると、シャキっと覚醒した頭で業務に臨むことができます。

 たいてい午前中に一度眠くなって手が止まりますが、それはそれでいいんです。誰も見てないし。




 そんな心にも身体の健康にも良い自転車ですが、思わぬ事態に遭遇しました。

 ……体重がね、落ちなくなったんですよ。

 普通20kmも走れば代謝と発汗作用で-1.5kgぐらいは落ちるもんです。

 そのあと普通に飲食して戻るってのを繰り返しつつ、徐々に減らしていくのがコツだったんですよ。

 身体が負荷に慣れすぎると代謝のペースが下がるとは言われてましたが、ポタリング程度でそんな影響あるか?

 それと、猛烈な肩こりに悩むようになりました。

 運動してるはずなのに肩こりで悩むって何なんだ?

 別件で発生した腰痛のために整形外科に掛かったら、筋肉のつき方がアンバランス過ぎだとえらく怒られました。

 自転車って下半身運動なんですよね。

 上半身は運動どころか同じ姿勢で硬直している時間も長く、デスクワークでも同じ姿勢を続けてるとなれば、運動を全くしてないのと同じでそりゃ肩こりも激しくなるってものです。



 『筋肉は裏切らない』



 とは言いますが、付き合い方を間違えると裏切られるの典型例です。

 そんなわけで医学療法士の先生についてもらって、定期的なリハビリをしながら全身の筋肉バランスを整える取り組みを始めることになりました。

 自転車に乗る機会は減らさざるを得ないなぁ……



この記事へのコメント

  • 言霊

    コトタマ
    2023年07月16日 23:25

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