段ボール迷路を作ってみた


娘さんの幼稚園では任意参加のパパ会があり、年に何回かイベントに向けて飲食やアトラクションの出展をしております。

いつもは飲食班としてカレーや牛丼や焼きそばなどを調理することが多かったのですが、毎年この時期に行われる幼稚園のフリマのアトラクションとして段ボール迷路を作るというので、今回はこちらのお手伝いをすることにしてみました。

近隣のドラッグストアに協力を仰ぎ、8月末頃から指定サイズの段ボールを全部で400枚ぐらい集めて、開催前日の昼間から組み始めるというハードスケジュールですよ。

段ボールの組み方、そして迷路の設計などを一手に引き受ける天才的なパパさんがいて、当方はただ指示通りに組み立てていくだけでしたが、なにせ相手が幼稚園児です。

はしゃぎ過ぎてケガでもされたら困るし、暴れてぶっ壊れるような貧弱な造りであってもいけません。

段ボールを指定サイズの箱状に組み、それに切り込みを入れて相互を組み合わせることで強度を出すという、なかなテクニカルな構造に舌を巻きつつ急ぎ設営を進めます。

仕事を午後休にして15時に合流、3人で作業を初めて徐々に参加者が増加、最終的に10人ほどで作業にあたりましたが、幼稚園の2教室分を使った迷路がタイムリミットの23時で組み上がったのは全体の9割といったところでした。

残りは翌日のフリマスタート前の3時間だけ。

翌朝疲れた身体に鞭打って、リッチミンDを2本ブチ込んでから作業再開。

幼稚園児(と卒園児)が遊ぶことを想定して段ボールの切れ目で怪我をしないように養生したり、力が掛かりそうなところを補強したりしているとあっという間にスタートの時間。

なだれ込んでくる子供たちがギャーギャー遊ぶ様子を見てましたが、まぁなんつーか、楽しそうな感じなので苦労した甲斐がありました。

心配していた段ボールの強度も、組み合わせでしっかり組んでいるためL字のコーナーで幼稚園児がブチ当たってもビクともしない安定感を発揮してくれています。

ただこの迷路、一度お金を払ったら何回でもリピートで遊べるというシステムのため、慣れてくるとだんだん荒っぽくなってくるわけですね。

卒園時(小学生)も参加したりして、負荷のかかるところから少しずつ崩壊し始めます。

補修部隊が逐次手当をするんですが、それを上回る感じであちこちが壊れていきます。


イベントの時間は4時間。

3時間を過ぎたあたりで細かい仕掛け部分が機能しなくなるものの、ケガ人も出さずに無事役目を終えることができました。

さて、片付けの時間です。


最終的に15人ほどの大人が14時間ほどで組み上げた段ボール迷路は、2時間ほどで解体、きちんとまとめて紐で縛りキレイさっぱり更地になりました。

この規模の段ボールの造作物を作る機会ってなかなかないので、面白い体験をしました。

個人で作れるレベルではありませんし、何より広い場所が必要です。

そう考えると幼稚園のイベントというのは作る大人にとっても遊ぶ子供にとってもいい機会だったと言えるのでしょう。

パパ会というとリア充親子の自己満足とか面倒くさいとか思われることもあるみたいですけど、個人的にこれは大人の部活動と認識しています。

普段やらない規模の炊飯とか今回のような段ボール迷路を作ったりだとかは、子供のためというのはもちろんですが、実は大人もそれを口実に楽しんでる部分も結構あったりします。

義務にされると途端にやる気がなくなりますが、好きでやる分にはモチベーションが高まります。

仕事が忙しかったり両親の面倒をみたりなど、外部要因がいろいろあって活動にフルコミットできていない状況ですが、会の活動方針が


そんなわけで、子育てするなら一緒に楽しむ方が得るものは多いものです。

お子様の幼稚園や学校にパパ会のような活動があるのなら、少し顔を出してみてはいかがですか?

大抵の場合「自分のペースでできる範囲で参加」という活動方針を取っているので、時間がある時だけ参加みたいことができると思いますよ。



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