トヨタがWRCに復活したことで、しばらく開催されていなかったラリージャパンの開催に向けた誘致活動が本格的に始まったのは昨年1月の話でした。
当時こんなエントリーを書いていましたね。
2019年にWRCの日本開催招致活動が本格スタート
https://kaisendon.seesaa.net/article/456418492.html
https://kaisendon.seesaa.net/article/456418492.html
で、トヨタを中心に招致委員会を組織して誘致を進めるとのことだったので、あっさり2019年の開催が決まるものと思っていました。
ところがびっくり。
2019年のカレンダーにラリージャパンの文字はありませんでした。
誘致に失敗した理由はいくつかあったようですが、例によってFIAの政治的な動きと他のメーカーが日本開催に難色を示したことなどが大きな要因であったようです。
そのあたりはこの辺の記事でもご覧ください。
「2019年ラリー・ジャパン」はなぜ消えたのか?
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/271898/010700008/
https://business.nikkei.com/atcl/opinion/15/271898/010700008/
で、肩透かしを食った2019年でしたが、誘致活動は継続して行われており、ほぼ本命視の報道は以前からありましたが、このたびめでたく2020年のラリージャパン開催が正式に決定しました。
10年ぶりにラリー・ジャパン復活。2020年のWRCカレンダーに日本が名を連ねる
https://www.as-web.jp/rally/492133?all
https://www.as-web.jp/rally/492133?all
招致に関わられた全ての方に、おめでとうございます&お疲れ様でした、とお伝えしたいところです。
開催日時は2020年11月19日〜22日。
WRCのイベントとしては第14戦の最終戦となっています。
年間チャンピオンがどの段階で決定するかによって盛り上がり方も異なってくるでしょうが、チーム間の実力が拮抗すれば最後の最後で盛り上がりを見せるかもしれません。
ワークス勢もシトロエンがなんとか頑張ってくれればPCJとしてもうまくプロモーションにつなげることができるかもしれませんね。
場所は当初の誘致活動で想定されていた愛知、岐阜エリアを中心に設定されるようで、10年前に開催されたラリー北海道に比べれば本州からのアクセスはしやすい状況と言えるでしょうね。
関東勢にとってはF1を観戦しに鈴鹿へ行くのに近い感覚かな、と。
国際的なスポーツの祭典が開催される2020年ではありますが、個人的にはラリージャパンの方に期待したいところであります。
とはいえ2022年にWRCがハイブリッドシステムをレギュレーションに導入することから、各メーカーともハイブリッドラリーカーの開発に余念がなく、2020年はワークス参戦するメーカーがあったとしてもあまり本気を出さないのではないか?みたいな懸念も無きにしも非ず。
この辺り、トヨタだけが張り切りすぎて「あーあ…」みたいな展開にならなければいいな、と願う次第です。
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