よくよく考えたら今回海は関係ありませんが、水繋がりってことでタイトルは変えないでおきます。
そんなわけで、ちょっと水に濡れた程度で液晶がやられてしまったiPhoneX。
IPX67等級の耐水性能はどこいったんだ!
などと不満を感じつつ、Apple銀座のジーニアスバーを予約して、修理もしくは交換対応することになりました。
前回のエントリーで書いたように、昨年iPhoneXを購入した際にモバイル保険に加入していたおかげで、修理費用に関しては上限10万円までは補償の対象となります。
入っててよかったモバイル保険。
ってことで、気持ちはそれほど暗くはなく、できるだけ早くバックアップを復元して通常の環境を取り戻したい一心でありました。
■Apple銀座で修理手続
そんなわけで初めて訪れるApple銀座です。
そんなわけで初めて訪れるApple銀座です。
1Fのショウルームは人でごった返していたのでさっさと4Fのジーニアスバーへ。
19:15に予約はできましたが、同じ19:15の予約組が何人いるんだよ、みたいな感じで1F以上の混雑でありました。
前のお客さん対応が押してるのでデモ機触りながらしばらく待ってろと言われたのでその通りにしていたんですが、なんか順番忘れられてたらしく30分ほど待たされました。
どうも後から対応した客が当方より先に手続きして帰ってくからおかしいと思ったんだ…
故障の状況を説明したところ、iPhoneXには液晶不良による交換プログラムがあるので、それを利用して液晶交換だけで済めば無料で対応できる、とのこと。
しかし水没によるダメージがあった場合は本体交換になるが、中を開けてみないとわからないというので、最初から本体交換で話を進めることにしました。
実は今回故障したiPhoneXはなんとなく挙動が怪しかったのと、バッテリーも満充電で90%程度にしかならなかったので修理ではなく新品交換してもらった方がいろいろと都合が良かった…なんてのは内緒の話です。
とはいえ水濡れによる故障なのでジーニアスバーの店員も交換対応は妥当という判断でした。
クレジットカードで端末交換費用として一律67,392円を支払い、まっさらなiPhoneXを受け取って帰路に着いたのは20:30を過ぎていました。
30分待たされたのを差し引けばだいたい20分ほどで手続きが終わったことになりますね。
こんな感じで大量の客をさばいてるんですからジーニアスバーの売上ってかなりのもんじゃないでしょうか。
トラブル発生から20時間で代替機種のゲットに成功したのでありました。
■復旧作業
さて、帰宅して一発目にやることといえばバックアップからの復元です。
最新のiOSにアップデートしてから初期化、復元と手慣れた感じで作業開始。
フルバックアップでほとんどの情報は元に戻せるんですが、ダメな項目もいくつかあったりします。
(1)LINEの端末引き継ぎ
(2)登録したクレジットカードなど決済に関連する情報
(3)ログインに使用した個人情報
(4)2段階認証アプリに設定したアカウント情報
(2)登録したクレジットカードなど決済に関連する情報
(3)ログインに使用した個人情報
(4)2段階認証アプリに設定したアカウント情報
(1)LINEに関しては旧機種の画面で「アカウント引き継ぎ設定」ができれば移行は簡単なのですが、今回のように画面が見えない状態だとその手続きができなかったりします。
ダメ元でLightnig端子に接続するHDMI変換器経由でモニタに接続したら、あら映っちゃった。
タッチする場所こそ手探りではあるものの、これでなんとかLINEを立ち上げ、アカウント引き継ぎの設定を仕込んでおくことができました。
ただこれ、端末が生きてたからこそできる技であって、完全水没や物理破損で電源が入らなかった場合、LINEの移行ってすげー面倒ですね。サポートに連絡すればなんとなるので手段がないわけじゃないんだけど。
(2)は何も登録してなかったのでスルー。ApplePayの使いどころがよくわからんのですよね。
(3)に関しては新製品買った時には必ず発生する作業ですので単に再設定すればいいから割愛。
一番ダメージがデカかったのが(4)の2段階認証の再設定でした。
セキュリティ強化のためにログイン時の2段階認証はもはや当たり前になっています。
それゆえに2段階認証アプリ「Authenticator」にはプライベートと仕事用に合計30近いアカウントが登録されていました。
バックアップから復元すると、それらのアカウント情報がきれいサッパリ消えているので、一つずつ再登録しなければなりません。
再登録のためにはPCなどで該当するアカウントに再ログインして2段階認証登録用のQRコードを読ませて登録、という流れになります。
しかし再ログインする際に2段階認証を求められます。
あれ…?
今までだったらここでAuthenticatorでコードを確認してすぐにログインすればいいんですが、それができないから再設定しようとしているわけで…
アプリ以外の代替手段が提供されている場合、特に多いのがSMSでコードを送るというものですが、これで半分ぐらいのアカウントは復活できました。
ニンテンドーアカウントの場合、アプリがダメな場合にバックアップコードというのを事前に提供していたんですが、そんなものメモってあるはずがありません。
完全に手詰まりになったのでサポートに問い合わせをして対応してもらいました。
問い合わせてから2時間程度で2段階認証設定を解除されたので、そのぐらい待つと覚えておけばいいでしょう。
ってことでiPhoneの機種変更をする際に事前に押えておくべきポイントは…
・できればPCのiTunesでフルバックアップ
・2段階認証を設定しているアカウントをリストアップ、代替ログイン方法の確認
・LINEのアカウント引き継ぎ設定
・2段階認証を設定しているアカウントをリストアップ、代替ログイン方法の確認
・LINEのアカウント引き継ぎ設定
あたりでしょうか。
他にも機種変更した場合のアカウント移動で認証が必要なケースがあるので事前にリストアップしておくといいでしょう。
復旧に要した時間は約7時間。
設定の最適化なども行っていたので結構時間が掛かりました。
■保険金の申請
各種復旧作業が終わったら今度は保険金の申請です。
モバイル保険ではWEBの保険金申請画面から故障した日時、場所、故障に至った経緯、修理金額などを記入します。
必要書類は現物送付ではなく書類を写真にとってそれをアップロードする形式です。
(1)故障状態を写した写真
(2)修理報告書または見積書
(3)領収書またはレシート
(2)修理報告書または見積書
(3)領収書またはレシート
合計3つの画像が必要になりますので予め用意しておきましょう。
故障に至る経緯について適当なことを書いていると、「もう少し詳細を教えろ」みたいな催促が来ますが、申請後1週間ほどで審査完了&数日後に保険金が指定口座に振り込まれます。
たったこれだけの手続きですので非常にお手軽ですね。
修理後の端末は3ヶ月以上の補償が付いていれば再度モバイル保険の対象端末として登録することができます。
今まで登録していた端末と差し替える形で登録しなおせばいいでしょう。
その際は端末に破損が無いかを確認するため
(A)IMEIが表示された状態の端末の表側写真
(B)端末の裏側写真
(B)端末の裏側写真
を撮影してアップロードします。
iPhoneXって表面がテカテカ反射して写真撮りにくいんですよねぇ…
ってことでこれでまた保険を掛けた状態でiPhoneXを使い続ける環境が整いました。
年額最大10万円まで補償してくれるのですが、当方はちょうど更新が9月だったので支払済み分がリセットされて再び10万円まで補償となっております。気持ち的に楽でいいですね。
IPX67等級とはいえAppleの耐水性能は信用できないので、今後も海は防水ポーチに入れて、家庭内では水しぶきすらご法度の運用で逝こうと思います。
まったく、想定外のバタバタで無駄な時間を使ってしまった…
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