そんなわけで、古いiPhone4Sを引っ張り出してギリギリの運用し続けるのも限界なわけで、新型iPhoneに対する期待が高まっていたわけですよ。
で、発表されたのがあんな感じでした。
巷で言われているように、良い意味でのサプライズがまるで感じられない商品構成でありました。
とはいえあくまで個人的なニーズに合致しなかっただけということですので、iPhoneXRのカラバリやiPad miniの代替需要までカバーするiPhoneXS Maxが欲しい人はそれを選べばいいんです。
個人的に最も期待はずれだったのがiPhoneXSであります。
Appleの商品展開からすれば革新的な新機種が出た次の年はそのアップデートになるという流れからすれば大きな驚きが無いのは事前から想定はされていました。
ただ、アップデートされた内容が
少しの防水性能の向上(IP67→IP68対応)
少しのCPU性能の向上(最大+15%)
少しのカメラ性能の向上(主にソフト側の制御)
少しのバッテリー持続時間の向上(+30分)
少しのCPU性能の向上(最大+15%)
少しのカメラ性能の向上(主にソフト側の制御)
少しのバッテリー持続時間の向上(+30分)
といった感じでiPhoneXと比べても小規模な変更に留まっており価格も据え置きとあってはあえてiPhoneXSを選ぶ理由に乏しいというのが正直なところです。
■購入端末の方針を決める
<iPhoneSEを使っていた理由>
・片手ですべての操作ができる高い利便性
・操作に対する正確な追従性(iOS端末最大のメリット)
・クラウド連携によるデータ管理&復旧の容易さ
・AppStoreの管理によるアプリの信頼性(万全ではない)
・片手ですべての操作ができる高い利便性
・操作に対する正確な追従性(iOS端末最大のメリット)
・クラウド連携によるデータ管理&復旧の容易さ
・AppStoreの管理によるアプリの信頼性(万全ではない)
<iPhoneSEの不満点>
・娘さんの写真が溜まり過ぎて64GBでは容量が足りない
・CPUやカメラなどの基本スペックが古い
・2年半使ってボロボロになった
・娘さんの写真が溜まり過ぎて64GBでは容量が足りない
・CPUやカメラなどの基本スペックが古い
・2年半使ってボロボロになった
<新機種に求める要素>
・ARKitなど最先端の機能を使ってみたい
・キレイなカメラで娘さんを撮影したい
・たくさん写真が保存できるような大容量
・なんでもいいから防水
・子育てに金掛かるので予算はできるだけ抑えたい
・ARKitなど最先端の機能を使ってみたい
・キレイなカメラで娘さんを撮影したい
・たくさん写真が保存できるような大容量
・なんでもいいから防水
・子育てに金掛かるので予算はできるだけ抑えたい
これらの要素を整理すると、
“最新に近い機種を安く買う”
という方針が導き出されるわけです。
現実的な選択肢として片手で操作できる4インチクラスの最新機種が存在しないわけですから、ここはもう諦めることにします。
仮にiPhoneXSの価格がもう少し安かったら、間違いなくXSを選んでいたと思いますが、スペックを比較しても「iPhoneXSにできてiPhoneXで出来ないこと」はほとんど無く、iPhoneXSにその価格分の価値はないという判断に至りました。
そうするとiPhoneXRがターゲットになりそうな気がしますが、
・そもそもデカい端末は嫌い
・シングルカメラなので高度な写真が撮れない
・シングルカメラなので高度な写真が撮れない
という2点で却下としました。
せっかくiPhoneXのデュアルカメラでボケがコントロールできるようになったんですから、それを試せないのはもったいないじゃないですか。
ってことで、
“iPhoneXを安く買う”
という最終結論に至りました。
■相対的に魅力的な中古iPhoneX
新機種が出れば当然旧機種の値段は下がります。
新機種が出れば当然旧機種の値段は下がります。
Apple自身はiPhoneXの販売を終了しましたが、市場には多くの在庫が溢れています。
特にノルマをこなさなければならないキャリアモデルは高額な報奨金による実質値引きによって数を捌くというやり方が未だに横行しています。
そうしたキャリアの値引きをうまく使って運用する人々が、ほとんど未使用に近い端末を中古市場に流してくれます。
新機種の発表を受けて中古市場の平均価格も下がり気味ですので、このタイミングで程度のいいiPhoneXを安く買うという選択が、当方のような消極的な理由でiPhoneを買わなきゃならないケースでは有効となります。
えぇ、別に新品にこだわりなんてありませんよ。
使えりゃいいんですから。
ついでに言うと、付属品とかSIMフリーであるとかもどうでもいいです。
どうせ使うのはドコモかドコモ回線を使ったMVNOしかありえませんので。
■保険の加入を考える
iPhoneSEぐらいまでは安かったですし、非正規の修理業者を使えば修理もそれほど高額になることはなかったので保険の類はあまり考えていませんでした。
iPhoneSEぐらいまでは安かったですし、非正規の修理業者を使えば修理もそれほど高額になることはなかったので保険の類はあまり考えていませんでした。
しかしさすがにiPhoneXを買うとなれば、万が一修理が必要になった場合非正規の業者ではほぼ対応が難しく、正規業者に頼むと修理費が高額になってしまいます。
そんな時の備えとしてApple Careに加入するのが正統派ではありますが、月額700円で3台まで最大10万円の修理費を補償してくれる『モバイル保険』っていうのがありましてね。
これに加入しておけば大抵のケースで修理対応が可能です。
ただしモバイル保険に加入するには条件があります。
・購入後1年以内の新規端末
・3ヶ月の補償が付いている中古端末
・3ヶ月の補償が付いている中古端末
他にも条件がありますが、基本的にこのどちらかを満たしていなければなりません。
新品で入手できるのであればそれでいいわけですが、中古端末であっても3ヶ月の補償を付けてくれる店で買えばいい、という話になるわけです。
■中古端末のリスクを避けるために
一番安く中古端末を入手する方法は、メルカリやヤフオクなどの個人間売買です。
一番安く中古端末を入手する方法は、メルカリやヤフオクなどの個人間売買です。
しかしスマートフォンに関しては補償やネットワーク利用制限の問題(後述)があります。
遊びで使うサブ機を買う場合などは個人間売買を利用することが多いですが、今回はメイン端末であるiPhoneを購入するわけですから、その辺りのリスクを避けるために多少高くなっても中古端末を扱っている販売店を利用するのが得策です。
中古端末を扱っている店舗でもある程度の規模であれば店独自の補償制度を設けています。
例えば秋葉原界隈で最近元気のいい『イオシス』というお店では、 基本的に中古端末は購入後3ヶ月の補償を付けています。
もう一つ魅力的なのが、ネットワーク利用制限に対する補償です。
中古端末は前のオーナーが端末契約をした際に分割払いが滞ったり代金が支払われなかった場合など一定の条件で、キャリアから通信に制限がかけられてしまい一切の通信ができなくなることがあります。
利用制限の状況は端末一台一台に付与されたIMEIという番号によってネットで確認が取れます。
●…代金が完済していて問題なく使用できる
▲…残債があり今は問題なく使用できるが将来的に×になる可能性がある
×…残債が支払われず通信制限で使用できない状態(通称赤ロム)
▲…残債があり今は問題なく使用できるが将来的に×になる可能性がある
×…残債が支払われず通信制限で使用できない状態(通称赤ロム)
イオシスでは購入時は『▲』であっても後に『×』になってしまった場合、期間無制限で同等品に交換もしくは返金してくれる補償制度があります。
中古端末の最大のリスクはこのネットワーク利用制限にありますので、ここを補償してもらえるのはとても心強いわけです。
『●』の端末を買えばネットワーク利用制限の話はまったく関係ありませんが、当然安心感があるぶん販売価格も高くなります。
iPhoneXの場合、『▲』のものに比べて1.5万円ほど高くなる感じでしょうか。
端末の残債は基本的に2年間で完済となります。
つまり、2年問題なく経過すれば『●』の端末を買ったのと同じ結果となるわけです。
■『▲』の端末のリスクはどれぐらいあるのか?
回線契約をやりくりして差額を稼ぐチャリンカーの人たちは支払いが滞ってブラックリストに載ると今後契約に支障がでるため、真面目に返済しているケースが大半です。
中古端末を買い取る店側も『▲』が『×』になるような端末を買い取ってしまうと返金対応などで丸損してしまうことになるため、買取時の査定は厳しくチェックして素性の悪い端末を仕入れないよう工夫しています。
自転車操業で資金繰りが苦しくなるような人はむしろこういう販売店での買い取りではなくヤフオクやメルカリなどで直接取引により少しでも高く売り抜けようとしますので、リスクはむしろ個人間取引の方にあると言えます。
当方の経験では今まで12台ほど中古のスマホやタブレットを買ってきましたが、個人間取引ならびに販売店購入いずれにおいてもネットワーク利用制限で『×』に当たったことは一度もありませんでした。
だからといって万人にオススメするわけではありませんが、相手(店)を見極めれば『▲』の端末を購入するリスクは大して高くはないという判断です。
その経験と今回の端末購入方針である“少しでも安く”を実践するため、あえて『▲』の安い端末をターゲットにしてみることにしました。
また仮に『×』となった場合でもWiFiの運用は可能です。
その状態でiTunesバックアップを取っておいて、イオシスに出向いて交換してもらえば少しのタイムラグで環境を復旧させることが可能です。
こう考えると万が一の事態でもそれほど慌てることはないんじゃないかな、と。
■iPhoneXを買いました
iPhoneXSが発売されれば中古市場に旧機種であるiPhoneXは更に安く出回ることはわかっていますが、iPhoneの無い生活はやはり厳しいということで短期決戦に挑むことにしました。
iPhoneXSが発売されれば中古市場に旧機種であるiPhoneXは更に安く出回ることはわかっていますが、iPhoneの無い生活はやはり厳しいということで短期決戦に挑むことにしました。
上記の通り、店の補償制度が充実しているイオシスにターゲットを絞り、以下の条件で候補を探してみることにしました。
・iPhoneX 256GB(色は問わない)
・キャリアはドコモ(SIMフリーにこだわらない)
・キズの少ない美品であること
・付属品にはこだわらない
・キャリアはドコモ(SIMフリーにこだわらない)
・キズの少ない美品であること
・付属品にはこだわらない
SIMフリーかつ美品で付属品が揃っている本体は当然高く、12万円ほどします。
これだったらiPhoneXS買った方が心理的にも気持ちいいでしょう。
しかしほとんど海外には行かず、国内で使う場合はドコモ回線網(MVNO含む)以外の利用は考えられないため、結果的にドコモ対応品を選んでおけば問題はほぼありません。
あとは端末の程度と付属品をどこまで求めるか、です。
ランクAの製品を探していて見つけたのがこちらです。
82,800円(税込) ※付属品なし
なんでしょう、この痺れる感じの潔さ。
さすがにネットで状態を確認せず買うほどお人よしじゃありませんので、会社をちょっと早退して秋葉原の店舗に行ってみました。
この価格が付けられた端末はお店に4台ほどありましたが、中でも一番程度のいいものを見せてもらいました。
画面もボディもピカピカで、使用感はほとんどありません。
商品説明の通り、箱はおろか説明書、イヤフォン、Lightningケーブルなど付属品は一切ありません。
本体のみ売ったということであれば盗品の可能性とかもあるんじゃね?とか思ったりしますが、その辺りは仕入れたイオシスの問題であって当方は関係ありません。
ネットワーク利用制限が『×』になったら補償制度を利用して交換してもらえばいいのです。
付属品に関しても大半は今までiPhoneSEで使っていたものがそのまま流用できます。
極論すれば、箱や付属品は自己満足の話でしかないわけです。
昨今のAppleの高価格路線がそもそも好きではありませんので、今回のiPhoneXは思いっきりゲスな買い方してやろうというヘソ曲がりな考えから、こいつを購入することに決定。
少しの沈黙の後お店の人から発せられた驚愕の一言。
番程度のいい商品がいきなり『×』表示になっておりました。
その辺りのリスクはちゃんと説明してもらっていたのですがやはり驚きますね。
同じ仕入れルートの商品を除外し、次に程度のいい商品を出してもらったところ、こちらも程度は美品ということで問題なし。
ネットワーク利用制限も今のところ『▲』となっているので、まあこれでいいでしょうってことでお買い上げ。
もちろん『×』になるリスクはありますが、結果としてiPhoneXS(14万)を買うのに比べると-6万円ほど安く買った計算になります。
なんだったらこの差額でiPhoneSEをもう一台買うことだってできるわけです。
子育てに回すのでそこまでバカはしませんが、少なくとも価格的には良い買い物をしました。
100円ショップで買った保護フィルムとケースを付けて思いっきりダメな感じで運用開始となりました。
(ケースとフィルムは後日改めてちゃんとしたのを吟味して買いなおします)
ちなみに、今回購入したiPhoneXは前オーナーの使用期間も短かったためか、バッテリーのヘタりはまったくありませんでした。
もし中古で買ったiPhoneのバッテリーが劣化しているなら、年内のうちはAppleが3200円でバッテリー交換プログラムを用意していますので、それを利用してリフレッシュすることをオススメします。
なお2019年1月1日からバッテリー交換費用は大幅値上げになります。
っていうより今までが安すぎたのですが、それはこんな理由があったからなのでした。
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