クルマが好きではあるものの、土屋圭市氏の世界とはあまり縁のないカーライフを過ごしてきました。
もちろん土屋氏の実績やそれに憧れ、テクニックを磨くことに心血を注ぐ人々がいることは存じておりますし、「楽しそうだな」と思うことはあります。
ただ、やはりどこか違う世界のお話という感じでぼんやりうぉちする感じではありました。
先日、西日本を襲った豪雨で多くの被害が発生しました。
家屋に甚大な被害を受けた方、
怪我をされた方や命を落とされた方、
そして大切なクルマを失った方も多くおられるわけです。
怪我をされた方や命を落とされた方、
そして大切なクルマを失った方も多くおられるわけです。
twitterでふと目にしたこの方の愛車であるMR-Sも、無惨な姿になってしまいました。
MR-Sに近くまで行けて鍵を抜いてきました
— D.MR-SMS (@Dai_Sumith) 2018年7月10日
あの時、水があったのにドアを開けて脱出させてくれてありがとう
今までお疲れ様、
守ってやれなくてごめんな…。
ぼこぼこになったボディを手で撫でてやってきました pic.twitter.com/L2Y8b60zGo
豪雨の前には愛車の楽しげな投稿が溢れていたのに、ある日突然不幸な事態を迎えてしまう。
それを時系列で追うことのできてしまうtwitterの残酷さは、この便利な時代においてはある意味皮肉な事でもあります。
とはいえ、なんとか命だけはとりとめた事を感謝すべきなのかもしれません。
あの衝撃の投稿を目にしてから2週間。
ご本人はまだ気持ちの整理ができていないのか、憧れの人に助けを求めます。
@k1tsuchiya
— D.MR-SMS (@Dai_Sumith) 2018年7月25日
初めまして!
夜遅くに申し訳ありません。
豪雨で自宅が浸水し私のMR-Sも流されてしまいました…。
私の周りでもNDや180SXが浸水してしまった方がいます。
愛車が急にがいなくなってしまいどう心を持ち直せばいいか未だに分かりません
土屋さんだとこんな時どう立ち直ろうとしますか? pic.twitter.com/NQKoDNaOiA
それに対する土屋圭市氏の返しがこちら。
kaisendon / 海鮮丼太郎 with DUB
RT @k1tsuchiya: 命が残ってます。また立ち上がればいいのです。今は落ち込んでいいんです。そんな時は、誰だってそうなります。立ち直れる時まで、それでいいんです。 https://t.co/gcgjcMcdDj at 07/26 10:44
不覚にも、ウルっと来てしまいました。
大切なもの(場合によっては人)を突然失ったときの喪失感からどう立ち直るべきか?
掛けてあげる言葉はシンプルで、しかもそれほどバリエーションは多くない気がします。
ただ、それが自分の憧れである人から掛けてもらえたことが、どれだけ励みになるか。
土屋氏も多くのファンから様々な相談を受けてきたからこそ、こういう優しい言葉を掛けることができたのではないでしょうか。
何気ない言葉ではありますが、それでも張り詰めた気持ちをほぐす、とてもいいコメントだと思いました。
なんか別の世界の人だと思ってましたが、一気にファンになってしまった気がします(今さらかよ)
さて問題はこのMR-Sをどうするか?という話です。
オーナーさんはエンジンかけてる途中に流されてしまってかなり絶望的な気持ちのようではあります。
ここまで被害を受けてしまった車両を再生するのは困難と言わざるを得ず、通常であれば廃車です。
しかし、MR-Sはそもそも販売台数がそれほど多くなく、現存する個体も少なくなってきました。
日本のライトウェイトスポーツ車として、特にトヨタ車の中では貴重な存在でもありますので、ここはトヨタのCSR(企業の社会的責任)活動の一貫として、企業としてレストアのバックアップを申し出る、みたいな熱い展開を期待するのは難しい話でしょうかね?
マツダが初代ロードスターの、ホンダがビートの保守パーツを再生産して既存オーナーの喝采を浴びたように、トヨタも旧車をサポートする姿勢をアピールして見せれば、トヨタの支持者を増やすことにも繋がります。
もちろん多くの被害を受けた方の中からこの一台だけを特別扱いするのは難しい面もあるでしょう。
修理の費用はクラウドファンディングで募るなどオーナー側の努力を促し、エンジン再生など技術支援を提供するスタイルであれば、CSRの範囲で解釈が可能なのではないかと思う次第です。
次々と起こる気象災害で、早くもあの豪雨被害が世間から忘れられ始めています。
しかし復興の象徴としてこういう話題を提供することができれば、復興支援を側面から支えることができるんじゃないかと思います。
なによりドラマティックで熱いストーリーになるじゃないですか。
粋なCSR活動によるストーリーこそ、トヨタが求めているクルマ好きのイメージ向上に貢献できると思いますよ。
今のクルマを取り巻く環境で必要なのは、こうしたストーリーでもあったりします。
冒頭の話題に戻りますが、大切な人やモノを失って喪失感に苛まれている方が、早く前向きに進み始めることができることを願っております。
気持ち程度ですが、当方も義捐金を振込みしてきました。
皆さんが立ち直る一助になれば幸いです。

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