ベストカーClubの第1期会員募集が終了

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ベストカーが有料サロンを開始

本件の続報となります。


今回募集するのは「ベストカーClub」の第1期クラブ員となります。
募集人数は80名までとさせていただきます。

応募状況によりますが、次回募集は早くても半年後以降となります。

第1期生として、特に当編集部と一緒にこのコミュニティを盛り上げてくださる皆さんを募集いたします。
3月上旬に都内近郊にて、ベストカーClub第1回イベント「結成式」を開催いたします。

また、当コミュニティの関連イベント開催地は、東京中心となります。
東京近郊までの移動費は各自負担となりますので、首都圏からのエントリーを優先いたします。

以上の点、ご理解いただいた上でエントリーください。

という感じで限定80名で募集を開始していたベストカーClub第1期会員ですが、中の人ことたらればWeb編集長曰く80名以上の応募があったそうです。

おめでとうございます。
当方の心配は杞憂に終わったようですね…と思いましたが、こんな状況の様です。


かなりの数って…大丈夫なんですか…?

仮登録で本名やお勤め先まで晒しておきながら本登録しないのが故意か過失かはわかりませんが、あんまし褒められた事態ではないですね。

まさに民度が問われる感じではあります。


で、一応当方の見解としてはこういう感じです。


先のエントリーでベストカーClubがファンクラブというより有料サロンの性格が強い指摘しましたが、それはどういった感じの方が登録しているのか?という点からも伺えます。

あんまし詳細なツッコミはいたしませんが、ヒントとしてはポジティブにベストカーClubの募集ツイートをしてたり公式ツイートのRTしているのがどんな人か?である程度推察できます。

っていうか、限りなくお察し案件な気がしております。


繰り返しになりますが、現時点で掲示されている内容で月額5000円のサービスに入会するのは相当ハードルが高いものであり、大衆自動車雑誌である『ベストカー』の読者層とはマッチしていないと当方は感じております。

設立意図からすると、ベストカーの読者の範となるようなアンバサダーを集め、読者を啓発していく特権的な役割を与える、ある種の階層を作りたいようにも見受けられます。

そういう取り組みが悪いとは言いませんが、会員ではないけど割と熱心なベストカー読者がどう感じるのか?というのは少々気になります。

noblesse oblige な精神で一般読者を先導する役割を担うのか、単に閉じられたサークルの中で自己の利益を追求するだけなのか。

どちらを選ぶのも有料会員の自由ではありますが、運営の高度な舵取りが求められる気がしてなりません。


実はtwitterが盛り上がっていた2010年頃、自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏を中心として『LOVECARS』というムーブメントがありました。

クルマに関する同好の士が集い、SNSを活用しながら企業を巻き込んであらゆる自動車体験を拡張していく。

そんなビジョンに賛同して設立当初は割と熱心に参加していたりしました。

会員数が2000名を突破するぐらいには大きな動きになりましたが、その後尻すぼみになって現在は河口まなぶ氏が試乗動画とストリーミング放送をするぐらいの活動になってしまいました。


当方はこのLOVECARSというムーブメントのあるべき姿は、メディアと連動した一部有料含むコミュニティサービスに成長させることなんじゃないか、みたいなことを何度か訴えてきました。

河口まなぶ氏にもジャーナリストとしての本業があるわけで、片手間で運営できるほど簡単な話ではありませんので、LOVECARSを事業化するという方向に興味が向かなかったということなのでしょう。


その意味で、ベストカーClubが立ち上がるというニュースを目にした時はその方向を期待してみたのですが、とりあえず現状ではそういう感じではないようです。

コミュニティを運営するにはお金が必要ですし、善意のボランティアでは継続が難しいってことは充分理解しています。

だからこそ現実的な会費で多くの人が参加できるコミュニティみたいなのがあったらいいなぁ、と思うわけです。

もちろん会費と満足度の関係は提供されるサービスの質によるわけですから、月額5000円でもそれを上回る体験が得られればそれはそれで結構な話だと思います。

ただし、ベストカーは大衆自動車雑誌です。

その読者層の大半を切り捨てるようなものであれば、ベストカーの名前を冠するべきではありません。

全てはこれからの活動に掛かってくるわけですから、当方の考えが杞憂であったと証明して頂けることを期待しております。



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