2019年にWRCの日本開催招致活動が本格スタート

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こんなことを書いたのは2016年6月のお話でした。

北海道でラリージャパンが2010年に開催されたのを最後に国内での国際的ラリーイベントを観戦する機会は失われていました。

とはいえ2017年にトヨタがWRCに復帰したからには当然日本での開催は視野に入っていたでしょうし、トヨタ側にもFIA側にもメリットのある話でありまして、開催の条件を詰める交渉が着々と進められておりました。

そんなわけで、先日開催された東京オートサロン2018において正式に招致の動きがアナウンスされました。

WRC日本開催、2019年11月の開催に向けて招致委員会が発足。開催地はトヨタのお膝元、愛知、岐阜で調整中

WRCプロモーターのオリバー・シースラ氏や、自由民主党のモータースポーツ振興議員連盟会長であり、自動車文化を考える議員連盟会長の古屋圭司衆議院議員もそろってWRCの国内開催に向けて、ビデオレターという形で歓迎のコメントを残した。
とのこともあり、実質的に地均しは完了しておりあとは競技としての詳細を詰めるだけの段階にあると言えます。
これからのフェーズは興行としてどう盛り上げていくか?という部分が重点的に扱われていくのでしょう。

今後の経過を見守りたいと思います。

ところで。

何故これが昨年の東京モーターショー(TMS2017)ではなく東京オートサロン2018(TAS2018)で発表されたのか?というのを考えるとなかなか面白いですね。

タイミングの問題というのはもちろんあったでしょうが、TASが昨今の改革によって自動車カルチャーとの親和性を高めており、TMSより日本の自動車文化への貢献という意味ではその役割が完全に逆転した感もあります。

ちなみに来場者数で見るとTMS2017は10日間で771,200人
対するTAS2018は3日間で324,400人でした。

1日あたりの人数で見れば

TMS2017 77,120人/日
TAS2018 108,133人/日

そりゃ熱量も高くなりますね。

元々はカスタマーの祭典の趣があったTASですが、昨今はメーカー自らカスタマイズを施した車両を展示するなどその動きが活発化しております。
来場者の属性も把握できているため出展内容に迷いが無いのがいいですね。

一方のTMSは市販車や未来像の提示という万人に目を向けたが故にぼんやりした訴求しかできなくなっており、その方向性に疑問が持たれる状況です。

当方も楽しむことは楽しみましたが、正直言って会場をくまなく見てやろうみたいな熱量は失われつつあります。

国際モーターショーとしての存在感も低下している状況において、次回のTMSは誰もが驚きそして納得できるショーである事が求められます。

さて、どうなりますかね?


話はおもいっきり脱線しましたが、兎にも角にもWRCが日本で開催されるというのはとても喜ばしい事です。

北海道の方には大変申し訳ないのですが、やはり本州の、しかも愛知や岐阜での開催であれば西日本や東日本からの観戦ハードルもぐっと下がります。

トヨタ(っていうか章男社長)が求心力を持っている間にこうしたイベントを招致して日本の自動車文化の底上げを図ってもらう必要がありますので、是非とも2019年の開催を確実なものとし、WRCという競技の面白さを広く世間に訴えてもらいたいと思います。

当方は(Mスポーツやシトロエンが撤退でもしない限り)恐らくトヨタの旗を振って応援することは無いと思いますが、それでもトヨタに対して最大限のリスペクトを送りたいと思います。

WRCの招致はトヨタグループの最高のCSR活動だと思いますので、ぜひ魅力的なイベントにしてください。


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