ヨドバシカメラが狂ってる

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【今北産業】(今来た人に3行で要約)
 ・補修部品を取り寄せれば家電製品はまだまだ使える
 ・製品型番から補修部品の情報を集める
 ・迷わずヨドバシ.comで検索すれば高い確率で見つかる


年末の大掃除をしていて、美味しいコーヒーで一服しようとコーヒーメーカーを取り出したら、手が滑ってポッドを破損してしまいました。

コーヒーメーカーのポッドはなんであんな割れやすいガラス製なんだろう?

という恨み言は置いといて、年末年始にコーヒーを淹れることができないダメージは計り知れないわけですが、このままにしておくわけにもいかず対策を考えました。

ポッドが割れたからといってコーヒーメーカーそのものを買い換えるのは経済的ではありません。

ポッドの部分だけ入手できればいいわけです。


■補修部品とは
家電製品は大抵の場合、定期的に交換が必要な部品を“消耗部品”として、破損による修理に必要になる部品を“補修部品”としてメーカーが一定個数ストックしていたりします。

消耗部品と補修部品を例えるならば、

消耗部品→空気清浄器のフィルター
補修部品→洗濯機のモーター

ってなイメージでしょうか。
正常使用では交換の必要がないものの、誤って落下させたり経年劣化で交換が必要になった場合に使われるのが補修部品、というわけです。

これらの消耗部品、補修部品にはそれぞれ品番が付けられており、その品番さえわかれば店頭に在庫がなくてもメーカーに注文して部品を確保することが可能です。



■具体的な商品情報の探し方
今回の当方の事例で解説してみましょう。

 (1)製品の型番(モデル名)を確認する
 (2)メーカー直営通販サイトで該当型番を検索
 (3)Googleで型番+探している商品のワードを検索
 (4)消耗部品の品番を確認する
 (5)品番を通販サイトで検索、購入



(1)製品の型番(モデル名)を確認する
家電製品には必ず型番(モデル名)の記載があります。
多くの場合製品の背面もしくは底面などに記載があるので確認しましょう。
例えばこんな感じ。

modeL_number.jpg


当方が使っているコーヒーメーカーの型番は

東芝 HCP-A3M

でした。
これを基本として情報を集めます。


(2)メーカー直営通販サイトで該当型番を検索
東芝は既報の通り家電部門を切り離し、現在は東芝ライフスタイルという会社がコーヒーメーカーの販売元になっています。
部品の注文は東芝ダイレクトで買うよう誘導されましたが、該当型番で検索してもなんの情報も出てきません。

他のメーカーの場合はどうか知りませんが、東芝に関してはこの辺りは期待できないようです。次の手を考えましょう。


(3)Googleで型番+探している商品のワードを検索
HCP-A3M ポッド」で検索してみます。


すると価格.comの口コミ情報がヒットしました。

ガラスのポットが割れてしまいました2007/02/05 02:03(1年以上前)

当方が求めていた情報はまさしくこれです。


(4)消耗部品の品番を確認する
回答者の一人が

5年程使用して、本日ガラスポットがほんの少しの衝撃で割れてしまいました。
カスタマーセンターに連絡し型番を聴取、先程近くの量販店に注文したところです。
連絡先、商品コード、価格について情報として記載します。

カスタマーセンター:0120-10-4841
ガラススポットの商品コード:32319712
金額:1600円

まだ実際に購入していないのであくまで参考としてください。

との情報を上げてくれています。
上記のカスタマーセンターは現在廃止されているようで繋がりませんでしたが、とりあえず品番がわかればそれで注文は可能です。次に行きましょう。


(5)品番を通販サイトで検索、購入
とりあえずアマゾン様で検索してみたところ該当なし。
であれば、再びGoogleで「32319712 東芝」で検索してみます。


するとあら不思議。
ヨドバシ.comの該当商品ページがヒットしました。


ヨドバシ.com - 東芝 TOSHIBA 32319712 [ボトル] 通販【全品無料配達】


写真こそないものの、間違いなくHCP-A3Mのガラスポッドであることがわかります。
これを注文すればあとは到着を待つだけです。

ポッドを破損してからこの注文完了までに要した時間は14分。

ね、簡単でしょ?


■で、どうなったか?
上記で説明した通り消耗部品というのは交換が前提のため比較的多くのニーズがあるので家電量販店で店頭在庫を持っているケースが多々あります。

上記の空気清浄器のフィルターなんかはその典型例ですね。

それに対して補修部品というのはいつ売れるかわからないので基本的に家電量販店は在庫を持たずに受発注(客から注文を請けてからメーカーに発注する)することでメーカーと客の間を繋ぐ役割となっています。

上記の通りヨドバシで注文は完了したものの、ステータスは在庫なしだったので到着するのはメーカーの物流が動き出す年明け以降かなぁ…と思いそのまま嫁の実家へと帰省してしまいました。

ところがビックリ。
翌日に荷物が届き不在票が入っていたようです。

確かにガラスポッドは割れやすくニーズもそれなりにはあるでしょうが、どう考えてもこんなものは補修部品としてメーカーから都度取り寄せ対応するのが当然です。

しかしこのスピード感はどう考えてもヨドバシが在庫を持っていたとしか思えません。

このコーヒーメーカー買ったのってもう18年前ですよ??

なんでそんな商品の補修部品を在庫してるんすか…

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▲確かに補修部品扱いであることがわかる


アマゾンに対抗して送料無料かつ超速デリバリー戦略を推進していますが、年末のクソ忙しいときにこんなどうでもいい補修部品まで翌日配達してくれなくてもいいんですよ…

もはやスゴいを通り越して狂気じみたものを感じる今日この頃。

この路線を続けるつもりなら、せめて「お急がない便」というのを設定して、多少なりともヨドバシポイントを付与するような仕組みにしてくれれば、喜んでそちらを利用しますよ。




■もっと簡単な方法
ここまで書いてきてなんですが、以上はすべて独自で情報を調べて解決する方法の話でありまして、なんだかわからない人はとりあえずメーカーのカスタマーセンターに連絡すれば補修部品の品番から注文の仕方まで具体的に教えてもらえたりします。

急ぎでない人は電話なりメールでの問い合わせなりで先方からの回答を待つのも良いでしょう、っていうかたいていの人はその方が楽なのでオススメです。

結局ダラダラと長いこのエントリーはいったい何だったんでしょうか?

ヨドバシがスゴいってことだけ言いたかったんです。はい。




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