まいにちPS3といっしょ

久多良木が去ったというのに、まだこんなこと言ってるのか。
ソニー会長、「復活」から「成長」への転換を強調

現在100以上あるPS3向けのソフト数を、07年度はパッケージで200タイトル、ダウンロードで180タイトルをそれぞれ加えるという。

ダウンロードタイトルが180というのはなんとなく理解できる。
あひるちゃんクラスのキラータイトルと、あとはPS3クオリティのカジュアルゲームでなんとかなるだろうから。トランプとかUNOとか、リバーシとか。
(もしくは禁断のPS1のダウンロードサービスもカウントに含めるつもりか?)

しかし、パッケージ200本ってどうするつもりなんだろう?
2007年度というのは、締めを3月としても残りはあと9ヶ月しかない。
カジュアルゲームをパッケージで出すことはSCE自身がそれを否定しているわけだし、そもそもそんなのを販売するためのオンラインのインフラなんだから、お手軽ゲームが200本、ということもあるまい。
現在リリースしているタイトルの廉価版を発売するとしても多くて100本。
残り100本の新作を作れるだけの余力が今のSCEにもサードパーティにもあるまい。

出す出す詐欺の耐性がついてしまった消費者側は、ゲームがそんなに簡単に開発できないことを理解しているので、オン/オフで380タイトルが本当に出てくるなんてことは端から信じちゃいない。しかも、短期間に粗製乱造されたタイトルとなれば、選択眼を駆使して損をしないように慎重にゲーム選びをすることになる。
結果、数は出しても1本あたりの売上げがほとんどない、みたいな事態になることは眼に見えている。

今はタイトルを増やすことが至上命題で、売れるかどうかは関係ないということになりそうだが、それこそ先のモーターストームのように中途半端な作品が世に放たれ、ユーザーを激怒させる悪循環になるだけなんじゃないのか?
また、目標を達成できなくても、”それみたことか”とバッシングを受けるのは必至だ。

どうしてこう、ソニーは出来もしないことを大々的にぶち上げてしまうんだろうか?
久多良木が去ったのだから、虚言癖を修正して、地道に良質タイトルを増やしていくという方針に何故できないのか。
ユーザーが離れたいちばんの要因は、このウソくさいプレゼンと、実を伴わないタイトルラインナップだったのではないか?
価格の問題ではない。その価格に見合う満足感を与えられなかったからだろう。

おいらの中では、SCEは時間さえ掛ければ良質なソフトを開発できる力はまだ残っていると考えているが、マーケティングの都合で開発を焦らせても何一つ良い結果は出ないと思う。
開発現場は、今回のこの発表を聞いて、またゲンナリとしているんじゃなかろうか。

なんでもいいからソフトをどんどん出せとマーケティングが突っ走ったとしても、それなりのクオリティはそれなりの時間が掛かるわけだ。

380本というタイトル数は、

毎日1本以上の新作が出てくることを意味する。



これがどれだけ絵空事なのか、幼稚園児でも理解できる。

つまり、そういうことだ。
 

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック