新デザインになってどんな感じかテストも兼ねてエントリーを書いてみます。
ってことで、今年シトロエン最大の話題となる新型C3(3代目)が正式に発売されました。
春からの全国キャラバンを経てようやくデリバリー開始のタイミングに合わせて、SNSを活用したキャンペーンが開始されました。
キャンペーン概要キャンペーン期間:2017年8月7日(月)~9月24日(日)NEW C3のデビューを記念して、TwitterとInstagramでNEW C3 フォトキャンペーンを実施いたします。キャンペーン期間中、シトロエンディーラーで“NEWLOOK”パネルとNEW C3の前で写真を撮影し、TwitterかInstagramでハッシュタグ #MYNEWC3とご来店いただいた拠点名のハッシュタグ(例:#シトロエン恵比寿)とともにSNSへ写真を投稿いただいた方の中から抽選で20名さまにNEW C3の1/43サイズのミニカーをプレゼント。
…。
なんかデジャヴな気がしたのですが、7月にこんなエントリーを書いていました。
ハッシュタグ #PeugeotFans の取り組み
ハッシュタグを活用したプロモーションで必要なことについては上記エントリーで書きましたが、要するに多くの投稿を集める仕掛けが必要です。
投稿数が多ければハッシュタグが賑わい、その商品に注目が集まっているような演出ができるわけです。
多くの投稿を集めるために必要なことは、
・投稿したくなる対象(商品)であること
・投稿に対する魅力的なインセンティブが用意されていること
ということであるわけですが、今回のキャンペーンのご褒美は1/43の新型C3のミニカーを抽選で20名にプレゼントというなかなか渋いインセンティブとなっております。
恐らくこれ。7000円相当。
で、結果はどうなのよ?というと…
現時点で確認できる純粋なユーザーからの投稿はtwitterで9件。Instagramについては8件です。(見落としじゃないよね…?)(訂正しました)
正しいルールで投稿されているのはこの半分以下です。
どうしてこうなった…
で、私思うにこういうことだと思うんですよ。
ディーラー店頭でC3とパネルの前で自撮りした画像をSNSに上げて…もらえるものがミニカー(しかも抽選)っていうのは手間の割にご褒美の割が合ってない気が… #MYNEWC3 |NEW C3 PHOTO CAMPAIGN https://t.co/1PJdS8YDZA
— 海鮮丼太郎GIXXER (@kaisendon) 2017年9月7日
それよりも、街中で見つけた「NEWLOOK」や「C3」の構成文字を #MYNEWC3 のタグで上げてもらって、その投稿を合成して「NEWLOOK」「C3」とかの一枚絵にして成果をプロモーションした方がバズる確率は高くなると思うけどなぁ…
— 海鮮丼太郎GIXXER (@kaisendon) 2017年9月7日
自らこんなイメージを打ち出してるんだし、C3に搭載されたコネクティッドカムの機能性と意味を考えたらむしろそういう打ち出し方こそ必要な気が。 #MYNEWC3 pic.twitter.com/8n0RkYzSDO
— 海鮮丼太郎GIXXER (@kaisendon) 2017年9月7日
ちなみにこの発想は昨年のプジョーライオンミーティングにてInstagramに写真を投稿してもらい、それを元にモザイクアートを作ったなんて事例を参考にしています。
こんな感じのことを仕掛けた方が面白かったんじゃないでしょうか。
そもそもなんでフォトキャンペーンを実施したかというと、新型C3に搭載されているコネクティッドカムが、単なるドライブレコーダーではなく走行中に素敵な映像や写真が撮れたらそれを気軽にシェアできるという、今の時代ならではの特徴を兼ね備えた装備であり、それが新型C3におけるかなり重要なアピールポイントになっているからです。
その流れを受けて素敵な写真をシェアするキャンペーンをやろうという意図は間違ってないと思います。
しかし、その方法がかなり限定された条件であり、しかも投稿する側にメリットが薄すぎます。
#MyNewC3 の写真投稿キャンペーンを生暖かくうぉちしてましたけど、投稿数が少なくて今のところ全員当選レベル。なんつーか、もう少しうまくやりましょうよ… https://t.co/Nsl0CV9CWc
— 海鮮丼太郎GIXXER (@kaisendon) 2017年9月22日
ディーラー行って、写真撮って、SNSに上げるってモチベーションがどんだけハードル高いものかって企画当初に想定してなかったんでしょうか?そのハードルを下げるためにはご褒美の質を上げるかそもそも対象商品であるC3の鮮度が高いうちにやっとくべき企画でしたね。例えばキャラバンの時とか。
— 海鮮丼太郎GIXXER (@kaisendon) 2017年9月22日
ディーラーにお客さんを呼びたいという目的が前に出過ぎていたんだと思います。
集客と新型C3を写真で盛り上げて話題を作るという施策は分けて展開すべきだったのではないでしょうか。
今週末までキャンペーンは続いていますので新たな投稿が追加されるとは思いますが、それでもキャンペーンとしては低調であり、このままではまともな効果測定すら出来ないのではないでしょうか。
一つだけ、このキャンペーンを盛り上げる方法があったと思います。
投稿が低調なら、シトロエンの中の人が自ら粋な写真を投稿してハッシュタグを盛り上げるという方法があったと思います。
新型C3のどんなところを楽しんでもらいたいのか?
どんなところに注目してもらいたいのか?
どんなイメージを抱いてもらいたいのか?
そうしたことを一番知っていてそれをアピールできるのが他でもない、シトロエンの中の人であると思うわけです。
共感を集めるキャンペーンでは、投げっぱなしの姿勢が一番良くありません。
先日の#PeugeotFansのハッシュタグの件もそうでしたが、いい加減腹をくくって取り組んでくれませんかね?
今のままでは自社商品に対する愛情というか思い入れみたいなものがまるで伝わってきませんよ。
この記事へのコメント
認知が足並みそろっていないことも原因のひとつなのかと
パネルあればちゃんと応募してた