お誕生日は4月24日でした。
今からでもいいのでなんかください。
あなたの知らない方が良かった欲しいものリスト
ってことで、今年は免許更新の年になっておりまして、手続きは誕生日から前後1ヶ月の猶予があるのでいつ更新するか?を考えておりました。
4月は仕事が忙しかったし、GW中は運転免許試験場も大混雑という話題を聞いてたので素直に有休を一日取ってGW直後に訪れてみたわけです。
ツウは混雑するGWをあえて避けて更新に来るのさ。
— 海鮮丼太郎new7 (@kaisendon) 2017年5月7日
ってことで一時間講習スタート。 https://t.co/fI1lSJjZ9n pic.twitter.com/52VdsolFQq
作戦成功。
超余裕。
クルマの違反で捕まったことはこの10年で一度もなかったんだけどバイクですり抜けやったら一度捕まって残念ながら一般講習を受ける羽目になりました。
とはいえ1時間お話を聞いてればいいので大したことはありませんが。
(違反者講習は2時間です。お疲れさまw)
で、講習と言えばお約束の安全意識を高める目的のビデオを見せられるわけであります。
昔であればさだまさしの「償い」のストーリーのような実録形式で
“事故を起こしたら一生後悔するぞ!”
みたいな精神論のようなものが多くありました。
もちろん事故を起こせば一生後悔することになるのは当然ですが、具体的に何をどう危機感を持って対応すればいいのか?というのはわからずに終わることが多かったので個人的にこの手のビデオの効果には懐疑的でした。
その後「かもしれない運転」「ヒヤリ・ハットへの対策」といった実践的な内容が増えてきましたが、事故原因の再現はスタントを使った寸止め映像ばかりでリアリティに欠けました。
ちなみにこうした講習用に使われるビデオはこんなラインナップになっているんですね。
しかしさすがにドライブレコーダーの普及により映像がたくさん記録されるようになって、講習で使われる映像も具体的なものになっていました。
ってことで今回講習で使われたのはドライブレコーダーで録画された事故の映像を元にその原因と対策を説明するという、より実践的なもので非常に好感が持てました。
ただこの手の映像の性質上、やたらとタクシーのドラレコ映像が多いんですよね。
相手に原因がある場合が多いんですが、そもそもタクシーが客を拾うための突然の停止や車線変更がかなりの事故を誘発している現実もあるわけで、そっちもなんとかしろよとは言いたくなりますが。
聴講している周りの人を観察した感じでは、この手のビデオで特に啓発したい若年層や女性層が食いつくように観ていたので効果としてはけっこうあったんじゃないかと思います。
20分程度のビデオでしたが、これらに加えて昨今問題になっている運転中のスマホやタッチパネル操作によるよそ見運転の危険性も啓発して欲しかったな、とは思います。
ってことでその後性格診断の自己テストとここ数年で改正された法律について簡単な説明を受けて講習は終わりました。
朝一番で試験場に入ったのですべて終わってもまだ10時でした。
さぁ、遊びに行くか!ってことで早起き、そして混雑しないタイミングで動けた有意義な一日でありましたとさ。
ちなみにアクセスが悪く混雑することで有名な神奈川県の運転免許試験場(二俣川)ですが、いよいよ建て替え工事が始まるそうです。
次回の免許更新で訪れるときは新しい建物になってるんでしょうね。
最後になりますが、事故の危険性(例えばよそ見運転)を啓発するにはこれぐらいの映像を出来るだけ多くの人が目にする媒体(たとえば地上波TV)で放映すべきというのが当BLOGの主張です。
すべてのハンドルを握る者へ
ちなみに上記の映像は啓発目的に制作された作りものですが、こちらはリアルな映像です。
運転する気がなくなりそうになりますが、これが現実です。
だからこそ、クルマの陰から子供が飛び出してくるかもしれない。
一時停止を無視してクルマが突っ込んでくるかもしれない。
前を走る自転車がいきなり前を横切って曲がろうとするかもしれない。
こうしたリスクを意識しながら適切な車間距離とスピードで運転することが必要なんだと思う次第であります。
突然飛び出してくる歩行者を検知して完全に停止できるレベルの自動ブレーキ(およびアクティブセーフティ)の実現まで少なくともあと10年は必要です。
ドライバーが判断して対応しなきゃならない状況はそう簡単に変わるわけではないのですから。
この記事へのコメント
佐藤
ちなみに、交通刑務所懲役囚人のほぼ全員は自動車運転手です。凶悪交通犯罪者として実名や顔が全国に報道されることも。そしてネットにはその記録がずっと残る。
そして、こちらのサイトによると以外にも自転車は自動車よりも事故率も死亡率も低いのだそうです。
http://bike-lineage.jpn.org/etc/bike-trivia/gentuki.html
また、イギリスの名門大学グラスゴーの医学研究によると、自転車通勤者層は、自動車やバス、電車、徒歩通勤の者よりも健康寿命が長く、実際に長生きする傾向にあるようです。これは事故はもちろん、癌や合併症などの疾病での死についても計算に入れている、とのこと。
なのでイギリスの首都ロンドンでは自動車から通行課税を徴収して自動車の乱用を減らし、自転車への乗り換えを進めるべく、自転車専用道ネットワーク整備を進めているほどであり、ノルウェーの首都オスロは更に徹底していて自家用自動車=マイカーの公道走行違法化を決定済だそうです。そしてロンドンと同じく自転車専用道ネットワーク整備を進める計画推進も決定済。
統計を見ても自動車を減らして自転車への乗り換えを進めれば進めるほど渋滞も公害も事故も不健康も減りますから、自動車への執着という点さえ無視すれば、交通施策として、また健康向上の施策としても合理的と言えましょう。
ちなみに、私は自動車の自動運転化に賛成です。加害リスク、被害リスク共に大きく低下させることができるのですから。
そして、自動運転が特別なもの、という認識は、エレベーターやエスカレーターの例を見れば、間違いだと気付くことができます、というテスラCEO(だったと思います)の話には目からうろこでした。
人々は、エスカレーターやエレベーターを使うように、自動運転の自動車を利用するようになる、というような話もあります。
考えてみれば、完全自動運転ともなればドライバーは一切関与しない(又は、できない)わけで、その状況においてトラブルが起きてもドライバーの責任が問われるのはおかしい、となる。またそもそもからして、そこにはもはや"ドライバー"という概念ではなく、単なる"乗員"というふうになりますから、まさにエレベーターやエスカレーターを利用するような、自動運転自動車は、そういうものに準ずるもの、という意識に変わっていくように思えます。
何にせよ今後が楽しみです。
自動運転までのつなぎとして、自動ブレーキ搭載義務化や、ドライブレコーダー義務化、移動式オービスの配備増強など事故を減らす為の施策は多数あるわけですから、何よりも大切な人命を守る為にもそれらを積極的に進めていきたいですね。
海鮮丼太郎
コメントありがとうございます。
ご意見深く頷く点多し、です。
自動運転に関してはエレベーターやエスカレーターのように軌道が決まっているものとは異なりあらゆる状況判断が求められますので単純な道のりではありませんが当方が生きている内ぐらいには実現してくれるんじゃないかと期待しています。
そしてそれが実現した社会というのはドライバーのいないタクシーといった公共交通機関の役割を担うものだと考えております。
そうすると車を所有するという概念は失われることになるのでしょうね。
とはいえイーロンマスクのようにビジョンばかりで実が伴わないのも問題です。
日本においては先日可決された自転車活用推進法により自転車の地位向上と積極活用の方針を政府がようやく打ち出しました。
(欧州から数十年遅れですね)
それに伴い自転車が安全に運転できるようインフラも整備されることになりますし、その中には路上駐車を防止するためにパーキングメーターによる駐車スペースの撤去といった案も含まれているようです。
日本という国に相応しい形での交通機関の活用と活性化されることを期待したいところです。