▲ぷじょ~るさん・・・ではなくぷじょるのさん。額でアピールしています。
前回の続きです。
今年で30周年を迎えたフレンチブルーミーティング(FBM)ですが、なんとか天気も持ちこたえて無事に終了しましたね。
この30年のFBM歴史からすると当方などはまだまだ新参者の域を出ておりませんが、それでもFBMというお祭りに自分ならではの楽しみを見出すことが出来ております。これもFBMというイベントの懐の深さゆえなのでしょう。
みんカラでpismoさんという方が初期の頃の様子を綴ってくださっております。
周辺のペンションの協力を得て前泊からイベントとして盛り上げるための苦労がいろいろあったようですね。
私個人としては、昨今の地方活性化の一つのモデルケースとしてFBMを捉えております。
スキーを始めとしたウィンタースポーツやペンションブームの衰退の流れの中で、車山高原という観光地の振興を考えていくにはFBMはとても有効に機能しているように思います。
大洗が『ガルパン(ガールズ&パンツァー)』の聖地として地域の活性化に成功したように、車山高原はFBMというイベントによってフランス車の聖地として(1年に2日間だけですが)多くの来場者を集めることが出来ていると思います。
(ガルパンよりFBMの方が歴史がありますので例えとしては逆ですがw)
フランス車のイベントとして今後も多くのフランス車が集まって欲しいと思いますが、それに加えて誰でも参加して楽しめるフレンチな雰囲気の楽しめる懐の深いお祭りとしてフランス車以外でも多くの参加者が集うことが大切なんじゃないかと思っています。
当方がFBM会場で魅力的なフランス車だけでなくそれ以外のメーカーの参加者の動向に注目するのは、それがFBMのイベントとしてどれだけのポテンシャルを秘めているかの指標になると考えているからです。
そんなわけで遅くなりましたが、今回のエントリーではその他勢力についてまとめていこうと思います。
■いきなりお詫びです…
今回のFBMでは諸事情により台数の最も多いP GroudとP10の集計が遅くなってしまいました。
例年ですとP GroundやP10には多くの趣向を凝らしたクルマがいらっしゃった筈なのですが、拝見する前に移動されてしまっているケースが多々あったようです。
そのためここで採り上げているのはほんの一部であり、ご紹介出来なかったクルマのオーナーの皆様には他意はございません。単なる当方の見落としです。
振られたネタは全力で受け止めるをモットーとしておりましたが、当方の不甲斐なさを恥じるばかりでございます。
■FBM2016の情景をいくつか
毎年開催されている2CVを使った子供玉入れ競争ですが、毎年繰り広げられる可愛い光景についつい目を細めてしまいます。
本来だったらうちの娘さんにこの玉入れをやらせたかったのですが…来年までの我慢です。
もう一つFBMの子供向けホスピタリティとして忘れちゃいけないのが子供写生大会ですね。
いつも街中で見かけるのとは全然違う形のクルマがたくさんあるFBM会場で、子供たちはそれをどのように描くのか?
一生懸命描いている姿を後ろからちょっと覗かせてもらうのがここ数年の密かな楽しみになっております。
(一歩間違うとストーカーのようですが子供ではなく絵を覗いているので勘弁して下さい)
そして描かれた様々なクルマの絵を眺めてこそ、あぁFBMの光景だなぁ、という思いを強くするのでありました。
リサとガスパールが登場♪(´ε` ) #fbm2016ky https://t.co/agjFsRI0RU pic.twitter.com/Jnphdw7oup
— こばる (@kobaru_jp) 2016年10月30日
そして今年は30周年ということでリサとガスパールが来て写真撮影ができました。
こういう演出はいいですね。できれば毎年来て欲しいところです。
一方会場入口付近ではこのような光景が…
FBMの入口にJAFが待機してるのほんと草 pic.twitter.com/9eUqG86EsS
— やんやん (@yanyan930) 2016年10月30日
「お前らどうせ救援要請するんだろ?」
と言わんばかりの万全の体制に頭が下がる思いです。
そしてこれはP Groundに現れた勇者ですが、残念ながら当方は実物を拝見することができませんでした。
#fbm2016ky これには腰が砕ける衝撃を受けました(笑) pic.twitter.com/6sovJLzEIW
— GT MANTIS (@307break) 2016年10月30日
C4カクタスのエアバンプがどれだけインパクトがあったのか。
そしてそれをシトロエンオーナーが喜んでネタにすることの意味。
当BLOGでもC4カクタスの意味については主張してきましたが、日本のシトロエンオーナーはこういうクルマ(というか話題性)を求めていたんだと思いますよ。
だからこそ大切に売って欲しいという想いが強いわけです。
そういえば、ハロウィン近しということで、このように素敵なデコレーションをされているオーナーの方もおられました。
本当にFBMというお祭りは参加者それぞれが好きに楽しんでいるというのがよくわかる光景でした。
■心の中にシトロエンの魂を宿した皆さん
さて。
FBMの最大の魅力は新旧様々なフランス車が一堂に会することにあるわけですが、その光景を一目見ようと参加するその他メーカーのオーナーさん達も集まります。
今年は全体の16.25%がフランス車以外のオーナーであったりするわけですが、それらの中にも様々なドラマがあったりします。
ってことで、今年のなんちゃってシトロエン+αのお時間です。
中には諸処の理由(ぶっ壊れたとか、ぶっ壊れたとか、はたまたぶっ壊れたとか)により代車でFBMに駆けつけるという猛者もおられるそうです。
数年前はレッカー車に連れられて会場入りした勇者もいましたね。
当方が衝撃を受けたこちらに関しても、やはりシトロエンC4がぶっ壊れたためレンタカーで急遽会場に駆けつけたというオチでした。
@kaisendon この車のドライバーは知人でして、山口県!からシトロエンC4で参加の予定だったんですが、途中故障…。岡山でレンタカーを借りて車山まで辿り着いたというツワモノです。シトロエンのテープは車山に着いてから貼ったそうです。
— マツモト (@matsuwitter) 2015年10月10日
姿は違えど心の中にシトロエンの魂を宿していれば、それはすなわちシトロエンなわけです。
ただそれだと外見から判別がつきません。
だからこそ内に秘めた魂の存在をシトロエンのエンブレムに託してアピールしたいのでありましょう。
もちろんある種の変態性(褒め言葉)に対するあこがれとリスペクトがあるからこそ、他社のクルマにシトロエンのマークを付けて、それどころかここ数年ではシトロエンに限らずルノーやら何やらネタとしての広がりを見せつつあるのが個人的にFBMにおける新たなムーブメントとして期待してしまうわけです。
そんなわけで今年は懐かしい顔ぶれに加えて新しい勇者がいろいろと工夫を凝らして笑いを取ってくれました。
最初何かな?と思ったんですが、昨年11月に清水SAで開催されたDS DAY 60th Anniversary Specialで配布されたステッカーですかね。
お手軽ですが、こういう小ネタもアリですかね。
そして昨年のメルセデスに続き今年はBMWでもさりげない魂のアピールが。
ただBMWであることも否定していないあたり、両刀使いでありましょうか?
今年は例年に比べるとエンブレムの部分だけいじった小ネタが多かった印象ではありますが、商用車でご参加のこちらはこれでお仕事になるのでしょうか…?
そして今年もいらっしゃいました。
手描きがなんかかわいい。
それにしてもこちらを始めとして会場内では妙にムルティブラをお見かけする機会が多かった気がします。
国内に存在する台数はそれほど多くはないはずですが、この抜群の存在感はクセになりますね。
後期型も見かけましたが圧倒的にこの愛嬌のある顔つきの前期型が多かったというのは、世間では醜いと評されていてもオーナーの方が愛着を持って乗っておられるのではないでしょうか。
イタフラ車という括りで見れば親戚のようなものですので、オーナーの方もいつまでも大事にして頂ければと思います。
そして以前お見かけして衝撃だったシトロエン・エッセ。
数年ぶりにそのお姿を拝見した気がします。
ご健在でなにより。
シトロエンがWRCで活躍していたのもずいぶん昔のような気がしますがこの状態で維持されていたことが衝撃です。
そしてP Groundでお帰りになる直前に撮影させていただいたこちらのマツ・・・じゃないシトロエンRX-8。
前後ともこの感じでネタを仕込んで頂いていたにも関わらずチェックが遅くなってしまったことが悔やまれます。
例のロードスターといいマツダ勢はこういうお茶目なのが好きなんでしょうかね?
スズキと並んでネタを仕込んでいる率が高い気がしました。
そして今回の一番の卑怯者(褒め言葉)はこちら。
まさかFBMにブガッティ R1がやってくる時代になるとは思いもしませんでした。
っておい・・・
もちろん元ネタはこちらです。
もはやなんちゃってフランス車ですらありませんが、こうして自らをネタとして昇華する姿勢はFBMというお祭りにおいてふさわしい姿と言えるのではないでしょうか。
そして再掲になりますが初のなんちゃってプジョーさん登場も記憶に留めておきたいところです。
ここまでまとめてて気が付いたのですが、なんちゃってルノーの写真が一枚もありませんね・・・
どこかで見かけた気がするのですが写真を撮り損ねたようです・・・
すいません・・・
ってことで、フランス車のすばらしい写真や当日の模様はtwitterのハッシュタグ #fbm2016ky を追っていただければ山ほど出てきますので、当方はちょっと違った切り口でお届けいたしました。
もう一本、ちょっとまとめてエントリーを書きます。
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