ルノーカングージャンボリーが開催されてから1ヶ月が経過しました。
例年でしたらルノー公式より1週間後ぐらいに開催終了の報告とその参加者数の詳細な内訳が公表されていたのですが、今年はなぜかその発表がありませんでした。(公式レポートでも内訳は出ていません)
素敵なイベントでしたし、当BLOGとしても継続してうぉっちしていたので今年の内訳を知りたいと思いルノーコールにお電話して聞いてみたところ、
「近日中に公表する予定なので待ってて。ただ、いつになるかは言えない。」
との回答を頂いておりました。
まだかまだかとプレスリリースをうぉっちしていましたが、なかなか発表されないので半分忘れていたところ、ひょんなところから数字が公表されました。
日本のルノー車イベントにカングー1000台集結の謎(日経トレンディネット) - https://t.co/arj4mDJRg2 #Yahooニュース 「MPV車」って「トリコロールカラー」みたいで愉快な表記ですね日経さん。新車紹介より、他のオーナーイベントとの比較がほしかった。
— しゅがりん (@sugaream) 2016年6月21日
kaisendon / 海鮮丼太郎LOOX
あぁ、参加の内訳詳細をなかなか出さなかったのは日経トレンディに記事書かせてたからか。それにしてもこの記事、どっかのイベントレポをつまみ食いしただけみたいで本当に現場に行った奴が書いたんか? https://t.co/MOolkw2rkO at 06/21 18:29
kaisendon / 海鮮丼太郎LOOX
@sugaream 日経トレンディという媒体を考えるとこの程度でいいってことなんでしょうかね?個人的には今もっとも注目すべきクルマのイベントの一つだと思っておりますが。 at 06/21 19:43
日経トレンディの誌面公表するまで詳細の発表を控えていたみたいですね。
その割に1ヶ月経って出てくるレポートとしてはクオリティがアレすぎて失笑を禁じ得ませんが。
とはいえ、これで今年のカングージャンボリーの参加者の傾向がはっきりしましたので、過去の推移と比べながら見てみることにしましょうか。
2016年 | 2015年 | 2014年 | ||||
台数 | 比率 | 台数 | 比率 | 台数 | 比率 | |
カングー | 1,108 | 59.60% | 1,014 | 57.19% | 887 | 59.09% |
それ以外のルノー車 | 275 | 14.79% | 271 | 15.28% | 222 | 14.79% |
ルノー車以外 | 476 | 25.61% | 488 | 27.52% | 392 | 26.12% |
合計 | 1,859 | 1,773 | 1,501 |
総参加台数は前年に比べて+86台と、伸び率でいくと前年ほどではありませんが+4.9%と好調に増えています。
会場の雰囲気からカングーの参加者が増えていたことは感じてましたが、意外なことに当方のようなその他のメーカーの参加者やカングー以外のルノー車は前年同等もしくは微減という結果となりまいた。
つまり、
「カングージャンボリー2016は意外にもカングーのお祭りだった」
ということになります。
「何を言ってるんだお前は?」と思われるかもしれませんが、当方が初参加した昨年はルノーのお祭りでありながらそれを相乗りして楽しんでいるルノー以外のオーナーを多く見かけ、今年もその傾向が強いように感じておりました。
しかし実際は、カングーのオーナーさんが自分のクルマのお祭りに積極的に参加するようになったということがわかります。
カングーは国内ルノーの販売において約3割を占めており、毎年1500人以上のオーナーが生まれています。
そうしたオーナーの1割でもカングージャンボリーに足を運ぶようになれば、必然的に今年のような結果になるのかもしれませんね。
ひょっとすると昨年カングー以外のクルマで参加した人が、カングージャンボリーの良さに憧れて実際にカングーに乗り換えて今年は参加していたのかもしれませんね。
だとすればイベントの販促効果は抜群だったことになります。
一方で。
余計なお世話ですが気になっている点が一つあります。
カングー以外のルノー車の参加がほとんど増えていないことです。
ルノースポールなどゴリゴリに走るのが好きな方にとって、カングージャンボリーに参加することは必ずしも楽しいものではないのかもしれませんが、一応はルノー主催のイベントですのでちょっと構成が歪かな…と感じました。
メガーヌやルーテシアやキャプチャー、そして多様な旧車のオーナーさんは合計するとカングーより数は多いわけですから、そうしたオーナーの皆さんも楽しめる配慮が少しあってもいいのかな、と。
とはいえそれをやるのは簡単なことではありませんし、当のオーナーの方が「そんな配慮は別にいらねーよ」と考えているかもしれません。
カングーとそれ以外のオーナーさんは明らかに属性が異なりますのですべてを満足させるのは難しいとは思いますが、
“ルノーのお祭り”へと舵を切るか、“よりカングーに特化したお祭り”とするのか。
イベントが好評であるがゆえにルノージャポンの中の方々も悩みどころじゃないでしょうかね。
さて、もう一点カングージャンボリーの特徴でもあった参加者数の件です。
今年も複数名で連立って会場内を歩いている人を多く見かけました。
もちろん別々に来て現地で落ち合って一緒に行動している人もいたでしょうが、1台に複数名乗車でこのイベントにやってきた人が多かったことは、家族連れが多く見られたことからも明白です。
参加台数 | 参加者数 | 会場 | |
2009年 | 250 | 不明 | 東京ビッグサイト屋外駐車場 |
2010年 | 245 | 不明 | 富士教育研修所 |
2011年 | 314 | 不明 | 富士Calm |
2012年 | 643 | 不明 | 富士Calm |
2013年 | 1,217 | 2,368 | 山中湖交流プラザ・「きらら」 |
2014年 | 1,501 | 約3,000 | 山中湖交流プラザ・「きらら」 |
2015年 | 1,773 | 3,636 | 山中湖交流プラザ・「きらら」 |
2016年 | 1,859 | 4,072 | 山中湖交流プラザ・「きらら」 |
このように参加台数、参加者ともに右肩上がりですが、参加者数の発表があった2013年から平均して1台に2名以上の乗車で来ていることがわかります。
この傾向が続く限り、参加者数はいい感じで伸びていくのではないかと思います。
となると、基本的に求められているのは誰もがフレンチな雰囲気を楽しめるイベントという線は揺るがない感じでもありますね。
路線変更は難しいのかもしれませんし、変える必要もないのかもしれませんね。
ぐだぐだと書いてきましたが、今年もこうして内訳の数字を間接的とはいえ公表してもらえたおかげで、当方としてもいろいろ考えることができました。
ルノージャポンさんには引き続きこうした素敵なイベントを開催し続けて頂きたいと願うとともに、データについても早い段階で公表して頂けると幸いです。
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