モーターファンフェスタ(MFY2016)には主催の三栄書房のブースだけでなく、多くのカスタム業者や自動車メーカーも多く出展をしていました。
クルマが好きな人たちが集まるイベントですので、展示も国産、海外問わずスポーツモデルやパフォーマンスモデルの展示が多く見られました。
その中でちょっと異彩を放っていたのがマツダのブースでした。
スペースはそれほど広いわけではありませんでしたが、レストアされたコスモや787Bといった車両展示に加え、マツダのデザインや技術に関する展示を行っておりました。
そしてそれらの展示にはマツダのスタッフが張り付いて参加者からの質問に答えたりといった、最近のマツダが取り組んでいる“マツダファンを増やす取り組み”に熱が入っていました。
他も一通り巡ってみましたが、ここまで力を入れているブースは無かったように思います。
技術を身近に感じてもらうことで興味を喚起し、マツダというブランドに対する関心を高めていくのはこの場所、この客層であることが重要だったと言えるのかもしれません。
で、ブースではこんなアンケートも実施されていました。
■マツダブースにて行われていたアンケートの内容今後の活動に反映しますので、お手数ですがアンケートにご協力をお願いします。Q.差し支えなければ… ご出身地 ご年齢Q.マツダのファンですか? Yes / NoQ.マツダのどこが好きですか?(嫌いなところでも可)Q.本ブースに立ち寄っていただいた理由は?①マツダ自体 ②レストア ③コスモスポーツ ④その他Q.今回のイベントを通じて、マツダの歴史や考え方について関心をもたれましたか? Yes / Noマツダの歴史について更に知りたいと思われますか Yes / NoQ.どんなことをお知りになりたいですか?Q.コスモスポーツレストアプロジェクトはご存知でしたか Yes / NoQ.何でお知りになりましたか?Q.今後のマツダに期待することは?Q.来年度以降も別の車をレストアし続けます。どんな車がご希望ですか。理由もあれば一緒にお答えください。Q.今日見たこと聞いたことをネットや会話などで他人に伝えたいですか? Yes / NoQ.2020年にマツダは100周年を迎えますが、どんなイベントを期待しますか?
特に赤字の部分ですが、ソーシャルメディアを通じて評判を拡散させるにはどうしたらいいか?というのを強く意識していることが伺えます。
今の時代、どれだけネットというツールを使って共感を増やすか?というのがメーカーにとってとても重要なのか。
ソーシャルメディアの使い方では自動車メーカーの中では一番進んでいるマツダであるからこそ、こういうより現場に近いところで共感を得るための活動を続けているのでしょうね。
ともするとCMや経済誌の過剰な持ち上げ感もあってイメージ先行になりがちなマツダのプレミアム戦略ですが、こうして地に足のついた活動もきちんとやっているのは大したもんだと思います。
今回の出展の中で、いちばん上手いな、と思わせるブースでありましたとさ。
この記事へのコメント
お昼休み中
一部だとは思いますが、触っていい展示物ってなかなか無いので、こういった姿勢は素晴らしいと思います。
写真から判断するに、触れないモノも触れる状態で置いてある様子。こういった環境で人は育っていくのだと思います。面倒臭いからバリケード、ではない姿勢も◎です。
相変わらずちょくちょく覗かせていただいております。健康に気を付けてブログ続けて下さい。
海鮮丼太郎
コメントもらっておきながら放置するのが趣味、というわけじゃないんです。
遅レスすんまそん。
また、励ましのメッセージありがとうございます。
こういう言葉を掛けて頂くことがほとんどないので、素直に嬉しいです&ほどほどに頑張ります。
マツダブース、割と斜に構えてみる当方からしても、とてもいい感じでしたよ。
説明するマツダのスタッフも、仕事だからというよりお客さんとのやりとりを本当に楽しんでいる感じでした。
リソースが限られている企業にあって、一人ひとりがやれることをしっかりやろうっていう統一感のようなものを感じました。
この分であれば、マツダはまだまだ大丈夫な気もしますが、スポーティなイメージ一辺倒なところがちょっと気になるんですよね。
作りたくなくてもニーズがあるクルマにどう対処していくか?
ミニバン系の動きがやはり気になってしまいます。