【MFY2016】アイサイトにも弱点はある。

カッコいいクルマやきれいなお姉ちゃんの写真はそういうのが好きな人に任せる。

ってことで会場内をブラブラと人間うぉちしながら歩いていたら、スバルのブースに着きました。

ここでは“ぶつからないクルマ”ことアイサイトの体験会が開催されていたのだが、富士スピードウェイは酷い濃霧で体験会は中断。

スバルの人に話を聞いてみたところ、このぐらいの濃霧ではアイサイトが働くギリギリのラインとのこと。

恐らく大丈夫だが、お客さんを乗せるので安全を期したいということで中断しているんだとか。

ご存知の通りアイサイトは複眼カメラで物体を立体的に認知して自動ブレーキをかける機構で、自動ブレーキを一般に普及させるのに一役買ったスバルご自慢の先進安全装備です。

とはいえ、カメラによる映像だけで物体を検知するという仕組み上、西日などの逆行、荒天、濃霧など一般的にカメラが弱いとされるシチュエーションで機能しない可能性があるとのこと。

レーダーやレーザーセンサーを加えれば精度はアップするが、そのぶん費用も猛烈に高くなるので、10万円程度で装着できる装備としての最適解は今のところ複眼カメラだと考えている、とのお話でした。

自動ブレーキなど先進安全装備はコストと機能のバランスをどこに持つかで大きく性能が変わってきますが、少なくとも日本の状況においてアイサイトの仕組みは実用上からいえばじゅうぶんな性能を保持していると個人的には思います。

リスクをきちんと理解した上で過度に依存しないように使っていけばいいんじゃないですかね。


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