PSAが排ガス不正の疑いで立ち入り捜査

[2016/4/26追記]
本件における補足記事を公開しました。

中の人に聞いたこれからのプジョーさん


昼飯ぐらいゆっくり食わせろ。

【4月22日 AFP】フランスの自動車最大手PSAグループ(旧PSAプジョー・シトロエン)は21日、自動車業界を揺るがす排ガス不正問題をめぐる捜査の一環で、仏経済財務省の競争不正抑止総局(DGCCRF)の立ち入り調査を受けたことを明らかにした。

 DGCCRFの発表によると、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れを受けて行われた排ガスの大気汚染物質試験で、PSAの3車種に有害な排ガス排出量の「異常」が見つかったため。

 立ち入り調査は、首都パリ(Pars)市内4か所と東部モンベリアル(Montbeliard)にあるPSAの施設、計5か所で行われた。PSAは、捜査に全面協力していることを強調するとともに、同社の車両が「拠点のある全ての国で排ガス規制を順守している」ことを確認したと発表した。

 仏当局は、仏自動車2位のルノー(Renault)にも3か月前に突然立ち入り調査を行っている。
"Back in the Race"から"Push to Pass"へと新たなフェーズを迎えたPSAでありますが、出鼻をくじかれるようなニュースが飛び込んできた。

まだ捜査が行われた段階であり、実態が明らかになっていない以上不用意に騒ぐことは避けたいが、現実問題として排ガスの量が規制値を上回るという実態があり、その原因を究明することは必要になるだろう。

Makinoさんのツイートにもあるように、フランスがディーゼル優遇措置を採っていたことと、パリの大気汚染がシャレにならないレベルであることは広く知られている訳で、これを改善するために政府が強硬な姿勢に出ることはじゅうぶんあり得る。

日本でもいすゞが不正を働いていたりしたわけで厳しい環境規制をあの手この手で回避してやろうという考えは国を問わないのかもしれないが、VWグループに対して技術力で劣るPSAが不正に手を染めずに誠実な商品開発を行っていたのか?

事の推移をきちんと追っていく必要があるんだろう。

ってことで昼飯食って寝る。



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