目覚める地元愛

なんとなくで住まいを決めてしまったこともあり、行きつけの飲み屋もなく、馴染みの友人もおらず、マンションゆえに地元の町内会との接点もなく、地元のJリーグチームにもさして愛着は無い。

人との接触を避けている訳ではないのだが、平日は仕事で遅く、週末は出かけることが多いと、地元のことを知る機会というのは実はかなり限定されることを感じる今日この頃。

赤さんが生まれたことで否応なしに地元の施設や人との接触を持たざるを得なくなり、逆にそのことが地元に対する興味を湧きたてるから不思議なもんだ。

ってことで、毎年駅前の桜並木を会場にして行われる桜祭りを調べていたら、人件費高騰により運営費がカンパで補えないとの話があったので、参加意識を高めるために一口乗ってみることにした。

元々はNECの研究所があったおかげで関連する企業などが多いエリアではあったのだが、NECが撤退し、その他の企業も次々と撤退していくなか、代わりにどんどんとデカいマンションが建設されて駅周辺の様相はずいぶん様変わりした。

そうした状況もあって企業からのカンパが減少傾向にあることは理解できたので、頑張ってほしいという願いも込めてカンパしてみたわけだ。

子供を育てるにあたり、地元のことを広く知っておくことは大切だと思い、今後はむしろ地元での活動をいろいろやってこうかと思うようになった。

高齢化、寂れていく商店街、待機児童、貧困問題など、田園都市線の人口増エリアであっても抱えている問題は他所とそんなに変わらないようだ。

かといって川崎市の財政はそれほど余裕があるわけでもなく、なんでも公共の福祉に依存できる時代でもなくなっている。

この辺りは、広い視点で見ると街づくりという話に繋がっていく。

そんなわけで最近は地域再生において優れた才能を発揮している木下斉氏の著書をチェックしていたりするのでいくつかご紹介。

  

ってことで、なんとなく芽生えた地元愛ではあるが、せっかくだから何か役に立つことがないかを自分なりに模索しみようかと思う今日この頃。



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