年末あるある(1)

電子レンジがぶっ壊れた。

ガス給湯器とか洗濯機といった生活必需品が壊れると大変だが、電子レンジもライフラインであることを思い知らされた。

特に我が家の場合は赤さんの離乳食の解凍や哺乳瓶の煮沸を頻繁に行うため、電子レンジが動かないというのは死活問題にも成りえる。

「レンジが使えないなら湯煎をすればいいじゃない」

という指摘はごもっともなのだが、育児に追われているといちいちお湯を沸かして湯煎をしている時間が取れんのだ。

そんなわけで1万円を超える買い物は綿密に性能と用途を検討して後悔のない買い物を心掛けてきた鬱欲番長であるところの当方としても、スピードを最優先せざるを得ない事態となった。

もともと今使っていた電子レンジは独り暮らしを始めた時に買ったものなのでもう16年使っていることになる。

結婚して嫁にももっと高度な料理にチャレンジして欲しいということで買い替えをしてもいいかと考えてはいた。

しかしキッチンスペースの都合上、炊飯器、電気ポッド、電子レンジを幅1mほどのテーブルに設置しなければならない制約があり、あまり大きなサイズは物理的に設置できない。

それを解決するために食器棚の導入を検討していたのだがどれもまだ決め手に欠ける状況。
検討にもう少し時間が掛かる。

このタイミングで食器棚とちゃんとした電子レンジを…と考えてみたものの、やっぱりトータル15万を超えるとなるとすぐに決めるのは難しい。

嫁と相談した上で結局今のサイズと大きく変わらない程度で、少し高機能の奴を物色することにした。

年末で死ぬほど忙しい状況にもかかわらず超絶的なスピードで仕事を終わらせて閉店間際のコジマに駆け込む。

ターゲットはスチーム機能の付いた5万円前後の電子レンジでコンパクトなもの。

シャープ、日立、旧松下と一通りのメーカーで選択肢があったのだが、どれも共通している項目が。

なんと、パンを焼くためには途中でひっくり返さないといけないらしい。
安い電子レンジじゃなくて、各社一番力を入れている中間価格帯の製品なのに。

理由はこうだ。
中間価格帯の電子レンジは鉄板で焼くことになるため、トースターのように網で上下から加熱して一気に焼くことができないから、途中でひっくり返さなきゃいけないそうだ。

店員に聞いたところ、こうして途中で裏返す手間をかけても、3000円で売ってるトースターほどうまく焼けない、とのことだった。

エントリークラスの電子レンジは網状の回転テーブルが付属しており、そこにパンを載せればちゃんと表裏を焼いてくれるのに、それより高い製品でパンすらまともに焼けないとは…

10万円近くの最上位機種であれば裏返さずにちゃんと焼けるそうだが、サイズがバカでかくて設定スペースに収まらない。

最近の流行りは5万円クラスの中間価格帯の電子レンジと、トースターは別途用意して運用するスタイルなんだとか。

そういえば25000円もするバラミューダのトースターとか、今すげー人気だそうな。

もちろんせっかくならおいしく焼けるパンを楽しみたいとも思ったが、上記の通り設置スペースの問題で別途トースターを置く場所がない。

ってことで、事前に各メーカーの機能とか調べまくっていたものの、“パンが焼けない”という一点の理由だけで、今回の買い替えはエントリークラスの製品を選ぶことにした。

で、結果として選んだのがこれ。


サイズは今のものより1サイズ大きくなるが、設置スペースになんとか収まり、パンがちゃんと焼ける。
しかも高齢者や機械の操作が苦手という人の声を集めてシンプルな作りにしているので、メニューがいろいろあるが操作に困ることはなさそうだ。

とりあえずこれで離乳食の解凍と哺乳瓶の煮沸ができる。

通販で買うと時間が掛かるので、重くてもなんでもコジマで買って根性のお持ち帰り。
ついでに壊れた電子レンジも引き取ってもらって粗大ごみに出す手数料を節約。

ロスタイム2日でなんとか通常運用に復帰し、改めて文明の利器のありがたさを思い知った年末の一日でありました。

しかしまぁ、どうしてこのクソ忙しい年末になって壊れるかね…





この記事へのコメント


この記事へのトラックバック