さて、今週金曜日(2015年12月18日)18:30から全世界で一斉公開となるスターウォーズの完全新作『フォースの覚醒』でありますが。
一部で非常に熱量の高い盛り上がりを見せており、ちゃっかり劇場鑑賞料金を値上げする映画館もあったりします。
「スターウォーズが無ければ死んでしまう…」
という程でもないけど話題にはついていきたいという、それほど熱心ではない人々(≒俺)は、どういう方針でこの映画を楽しめばいいのでしょうか?
まず、スターウォーズという映画はそのストーリーが肝になるわけですが、このネット時代に情報を遮断することは非常に難しいという状況があります。
いくら熱心ではないとはいえ、鑑賞する前にネタバレを目にしてしまう事ほど不愉快なことはありません。
であれば、まずはどんな手段を使ってでも出来る限り早めに観ておいて、ネタバレのリスクを回避することを第一に考えるべきかと思います。
しかし、12月18日の公開初日ならびに翌土日のチケットは発売開始とともにマニアな人々の争奪戦で大騒ぎになったのも記憶に新しいところかと思います。
今から初日のチケットなんて取れるわけねーじゃん…と思うでしょ?
取れるんですよ。
しかも余裕で。
スターウォーズの盛り上がりは都心部に集中していて、地方ではそれほどでもない…という話ではなりません。(いや、少しあるかも)
例えば当方の生活圏にある映画館としてはイオンシネマ港北ニュータウンというところがあるんですが、その初日の上映スケジュールは現時点で…
20:25 3D吹替 1700円(3Dメガネ付)
21:30 2D字幕 1300円
ともに余裕で空席があります。
何故なんでしょうか?
これは、公開3日間の特定の上映に限って、上映日の入ったメモリアルパンフレットの購入する権利があるのですが、上記はその対象外となっているからです。
■メモリアルパンフレット対象上映
12月18日(金) 18:30
12月19日(土) 10:00 / 13:00 / 16:00
12月20日(日) 10:00 / 13:00 / 16:00
映画館としては、客が入るのであればできるだけ多くの回数を上映したいと思うわけです。
そのため、メモリアルパンフレットの対象以外にも上映スケジュールを組んでいる訳です。
しかし、マニアな人はメモリアルパンフレットが欲しいため、対象以外の上映を観ようとはしません。
また、3DやIMAXといった豪華な環境にはマニアが殺到していますが、通常の2D字幕は人気がありません。
つまり、マニアの好みを外せば、熱心でない人も普通に鑑賞が可能ということなわけですね。
で、よく考えてみましょう。
限定版とはいえ、そんなにパンフレットって欲しいですかね?
映画の情報量としてはそのうち『フォースの覚醒』に関する詳細な分析をした書籍がたくさん出てきます。
ですのでメモリアルパンフレットはあくまでもマニアのための記念グッズであり、熱心ではない人にとっては入手できなくても、それほど悔しい思いをするとは思えません。
(通常のパンフレットは普通に買えますし)
しかし、ネタバレで悔しい思いをするのは嫌ですよね?
ってことでメモリアルパンフレットさえ諦めてしまえば、初日ならびに週末の上映は余裕で観ることができます。
無理だと思わずに、お近くの映画館の上映スケジュールを確認してみましょう。
特に、3DやIMAXが充実していない映画館ほど狙い目です。
※ただし当日ではさすがにチケットが取れない可能性がありますので予約はしておいた方がいいでしょう。
当方もそれほどマニアックなスターウォーズファンではないのですが何故初回の上映にこだわっているかと言うと、今年夏に盛り上がった『マッドマックス 怒りのデスロード』同様、この映画をネタにあれこれと話して盛り上がる祭りに参加したいという意味合いがあるからです。
その祭りの会場はどこだ?
公開翌日となる19日(土)22:00からの『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』なわけです。
半年間にわたってディズニーのスポンサードを受けずに勝手に盛り上がってきた過去の特集もPodcastで再配信されていたりします。
この祭りを楽しむためには、どんなことがあろうと“まず観ておくこと”が重要なわけです。
とはいえそれほど熱心でない人は、何も3D上映やIMAX上映といったリッチな環境でなくてもいいんです。
2D字幕でまずストーリーだけきっちり押さえておき、タマフルの特集を楽しんだ上で、もう一度観たくなったらその時こそリッチな環境で楽しめばいいんです。
そんなわけで当方は21:30の2D字幕版を、いつもと変わらないレイトショー料金(1300円)で鑑賞して、翌日のタマフルの祭りに参戦しようと思っております。
映画という娯楽は大きなスクリーンとすばらしい音響を楽しむという目的も確かにありますが、その映画を“体験として共有すること”にこそ、本当の価値があるんじゃないかと思う次第です。
スターウォーズの新シリーズというのは、祭りの題材としては数十年に一度という機会でもあるわけです。
ともに楽しもうじゃありませんか。
そして観終わった後に、『ファンボーイズ』のオチを改めて噛みしめるのもいいんじゃないでしょうか。
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