kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
ザルだった検査が厳しくなってその対応に追加コストが発生することと、ハイブリッドへの早期移行により追加投資が重荷になる、と。PSAはハイブリッドで大きな失敗してるのでヤバい。|焦点:排ガス不正問題、欧州ライバル勢は独VW以上の窮地に http://t.co/AZX5zkXP6J at 10/06 13:00
kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
小型車向けに圧縮空気を利用したハイブリッドシステムである「HYbrid Air」を開発していたもののコア技術を持つボッシュでさえ割と及び腰で、結局PSA単体での開発を事実上断念。ガソリンハイブリッドの開発を進めていたBMWとも提携を切られてしまって仕切り直しの最中なのよね。 at 10/06 13:02
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HYbrid Airが当初の目論見どおり開発に成功していたらPSAは他社とは違う存在感を発揮できていただろうから残念ではあるんだけど、他のメーカー巻き込んでもう一度開発を進めてみたらどうかと本気で思うぞ。フォードやフィアットは乗ってくるんじゃない? at 10/06 13:04
さて、トヨタやマツダなど国内メーカーは今のところ対岸の火事として眺めている状況でありますが、欧州の各メーカーにとっては非常に大きな問題に発展しそうな勢いだ。
検査がザルだったとはいえ、EURO6への対応を各社が済ませた状況において、その技術を根底から覆すほどの改善が必要になるとは考えにくいところではあるが、記事で指摘されているPSA(プジョー&シトロエン)やフィアット・クライスラーは小型車を主軸として企業全体のCO2排出量を抑えてきた経緯がある。
また欧州市場への依存度の高さと、それをディーゼル車が支えているという構造は、まさしく潮目の変わった状況においては大きな影響を持つことになる。
しかも何らかの見直しが必要になるとすれば、当然コスト負担が重くなり、その分を車両価格に転嫁しようとしても、もともと利幅の少ない小型車では競争の観点から大幅な値上げはしにくく、結果として利益を圧迫する要因になり得る可能性は確かにある。
また、各社がダウンサイジング、ガソリン&ディーゼルの効率化、電化によるハイブリッド、PHEVという中期的ロードマップを描いて投資を進めてきたのに、急速に電化を促す必要性に迫られることになれば今まで以上に投資を増やさなければならないことになる。
世界販売の6割を欧州に依存する仏プジョーにとっては特に衝撃だろう。カルロス・タバレスCEOは今後起こり得る合併で有利な立場に立つためにも、自力で生き残れることを示さなければならないと語った。
パートナーの存在なくしてプジョーは、自社ディーゼル車の改良やプラグインハイブリッド車の開発にかかる急な投資は難しいとみられる。現在の自社製ハイブリッド車は大型でコストが高く、ディーゼルエンジンが搭載されている。同社がガソリンエンジンと電気モーターで動くハイブリッド車を販売するのは2019年以降になる見通しだ。
ロイターはこう指摘するが、PSAに関してはハイブリッド技術の開発において多くの失敗があった。
世界に先駆けてディーゼルハイブリッド技術である『HYbrid4』搭載車を市販化することに成功したものの、開発パートナーの不在や他社への技術供与までの広がりは持たせられず、また思ったほどのパフォーマンスを発揮できなかったこともあってPSA自身の販売も
2013年 22,100台
2014年 12,400台
と低迷を続けている。
その辺りについてはこのエントリーで書いた通り。
そして経営危機が報じられるようになりPSAがGMとの提携強化を模索していたことによって、ライバルへの情報流出を嫌がったBMWがガソリンハイブリッドの共同開発を打ち切るなんて話になったのが2012年6月の話だ。
プジョーさん、BMWから(一部の)縁を切られる
合弁会社を作ってまで共同でやろうという姿勢だったのに、この方針転換はPSAにとっても大きな打撃になったであろうことは想像に難くない。
そしてトドメとなったのが2015年1月に報じられた圧縮空気を使ったハイブリッドである『HYbrid Air』市販化計画の頓挫だ。
プジョーさん、HYbrid Airの市販化計画が実質的に頓挫
『HYbrid Air』はその技術通り実用化できれば主に小型車への採用が期待できただけに、環境性能としては抜群の可能性を秘めるものではあった。
開発はまだ続けらているとはいうが、その体制は大幅に縮小されておりPSAだけで実用化するのは不可能というレベルになっている。
その後仕切り直しをして新たなハイブリッドシステムの開発に着手しているが、それらは環境性能を高めるためというより、どちらかというと中国市場で付加価値となるパワーアシストとしてのハイブリッドの意味合いが強くなっている。
中国の東風汽車と資本提携したはいいものの、東風汽車が注力している中国市場において求められるのは大型でパフォーマンスに優れた車種であって、今のところは必ずしも環境性能を必要とはしていない。
それ故に東風汽車から次世代ハイブリッド開発のための資金援助を得られるかどうか?
その部分については否定的な見解をせざるを得ない。
だとすると残された道は新たな他社との提携の模索であり、上記したように再度『HYbrid Air』の可能性に賭けてみるとか、同じく規模と技術力で不安の残るフィアットグループとの合併を模索するとか、おそらく企業としての生き残りを賭けた大きな選択を迫られる事態になるのではないかと思われ。
カルロス・タバレス体制になって復活の兆しを見せつつあるPSAだが、もともと脆弱な基盤の上で少しずつ改革を進めていたところに降って沸いた外的圧力でその戦略をさらに見直さなければならない事態に陥ってしまった。
今描いている中期ロードマップの見直しの影響は、そのまま車種展開のスケジュールにも影響してくる。
さて、今後どのように事態が動くんだろうか?
余談だが、
kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
RT @Ysplanning: @kaisendon 高圧エアとオイルを使うシステムなので、PSA(とくにシトロエン)のブランドイメージからすると、危うい感じしかしないのです(汗) at 10/06 16:26
『HYbrid Air』のツイートに対する山本さんのこのツッコミに、腹を抱えて笑うとともにハイドロの業の深さを感じずにはいられません。

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