プジョーさんにしてはずいぶん早くから仕掛けてきましたね。
そんなわけで、208のマイナーチェンジに関するティザーキャンペーンがスタートしました。
精悍さを増したフロントフェイス、後続車の目を奪う新デザインのテールランプ。
208のリフレッシュした個性を、鮮やかな輝きで際立たせます。
新たなステージへと進化を遂げた。NEW プジョー208。
MC版208については以下のエントリーでざっと語っております。
【UPDATE】208のマイナーチェンジでEAT6が載るってよ
トピックとしては、1.2L 3気筒EBエンジンが従来のNAからターボ仕様に強化(一部グレード)されたこと。
ATが従来のシングルクラッチAMTであるETG5から、アイシンAW製の6速トルコンATであるEAT6に変更されたこと。
小径ステアリングと上から見下ろすメーター配置、そして大型タッチパネルといったコックピットデザインを新たに『i-Cockpit』と呼称するようになったこと。
ちゃんと止まる衝突被害軽減ブレーキ『アクティブシティブレーキ』ならびに『バックソナー & パークアシスト』といった運転支援装備を充実させたこと。
"ちゃんと止まる"の意味はこちらのエントリーをご参照ください。
要するにこういうことです。
kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
プジョーさんが主力車種である308のランニングチェンジと208のマイナーチェンジを発表したのでなんとなく仕様を見比べてたら、衝突被害軽減ブレーキに関して上位車種の308は従来の自動で減速するだけなのに対し下位の208は自動停止までサポートしてた。この逆転はいったい… at 10/06 10:04
kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
308はランニングチェンジということで従来の仕様をそのまま流用しているため自動減速までしか対応できず、208はマイナーチェンジということでDS3から採用された自動停止ブレーキを採用してきたというのがそのカラクリ。とはいえ、値段も大きさも世代も上の車種でこの逆転現象はちょっとね… at 10/06 10:06
kaisendon / 海鮮丼太郎MARTY
おそらく308に自動停止ブレーキが採用されるのは308のマイナーチェンジまで待つ必要がありそう。この手の技術は日進月歩なので、早めにキャッチアップした方がいいとは思うんだけど… at 10/06 10:07
そして何より従来の地味なボディカラーからBセグメント本来の元気のいいカラーリングとして新たに『オレンジ・パワー』と名付けられたメタリックオレンジが追加されたことでしょうか。
ちなみにこの『オレンジ・パワー』はMC版208のイメージカラーを担っております。
とてもいい色だと思います。
これに伴いグレード体系も一新するようであります。
■208 Style(5door1.2L 5MT)
1.2Lエンジンに5速MTを組み合わせた軽やかな走りのエントリーモデル。
■208 Style(5door1.2L 6AT)
1.2Lターボエンジンに6速ATのスポーティな走り。
アクティブシティブレーキを搭載したミドルレンジモデル。
■208 Allure(5door1.2L 6AT)
豊富な装備、そしてインテリアにもエクステリアにも上質な意匠をこらしたラグジュアリーモデル。
その他3グレードがComing Soon...となっております。
再掲となりますが、これは2015年5月に208 Styleが発表された際にまとめた208ラインナップの推移となります。
▲クリックで拡大
これで見ると、
Style < Allure < Premium < Cielo < GTi
というヒエラルキーになっております。
MC版208に関してはこの序列を修正することになるようで、現時点でアナウンスされているのはAllureがラグジュアリーグレードに位置することになるという事です。
恐らくはPremiumのポジションを担うのではないでしょうか。
そうすると残りの3グレードはどうなるのか?
208 GT Line(5door 1.2L 6AT)
208 GTi(3door 1.6L 6MT)
は鉄板といったところでしょう。
GT Lineは実質的にCieloの後継となります。
GTiは208のイメージリーダーとして外せませんので、継続して設定されると思われます。
あと1グレードは何でしょうねぇ?
さて、何でしょうねぇ?
ピースとして残っているのは3ドアのスポーティグレード(208 GT Line)もしくは3ドアMTのエントリーグレード(従来の208 Allure)あたりになりますが、MTをあえてこれ以上充実させる意味はありませんし、3ドアについても同様です。
そうすると、アレですかねぇ?アレ。
そんなわけで、208の国内展開については3度目の仕切り直しとなります。
初期導入モデルは旧型エンジン&旧型4速ATで商品力が弱く、2014年初頭のパワートレイン刷新によってエンジンは良くなったもののETG5についてはクセがあって万人の支持を集めることはできませんでした。
とはいえ元々軽量で小気味よく運転できる素性の良さは健在であり、それに今回のマイナーチェンジによって欠点のないラインナップに仕上がったとも言えますので今度こそ頑張って欲しいと思います。
競合(と言うには差があり過ぎますが)であるVWがブランドイメージを大きく毀損して立ち往生している今は絶好の攻めのタイミングだと思います。
あとは絶対に値段設定を誤らないことと、楽しいプロモーションで世間の話題を集め、プジョーに、そして208に乗りたくなるきっかけ作りに精進して頂きたいものであります。
さて、正式発表がアナウンスされている10月28日は東京モーターショー開幕直前のタイミングとなりますので、当然東京モーターショーで実車を見れるチャンスがありますし、会場近くでプジョーさんが自主的に開催する試乗会『PEUGEOT Experience@東京モーターショー2015 』では実際に体験試乗もできることでしょう。
それとは別に、10月17~18日に長野の車山高原で開催されるフレンチブルーミーティングにPCJ(プジョー・シトロエン・ジャポン)としてブースを構えることになりますので、当然ここで初のお披露目となるはずです。
この機会にお披露目しなかったとしたら、当方は全力で
∧∧
ヽ(・ω・)/ ズコー
\(.\ ノ
、ハ,,、  ̄
 ̄
ってなりますよ。
ちなみにすごくどうでもいいことですが、208のスペシャルサイトに関して、ブラウザによってはちゃんと表示できないんですけど…
▲IE(正常に動作)
▲Chrome(ページがスクロールしない)
▲Firefox(文字が被ってる…)
今回はちゃんとモバイルサイトの最適化をやってると思ったら、PCの表示がこんな感じですよ…
動作検証はきちんとやりましょうね。(って、うちの環境だけかいな?)
この記事へのコメント
208太郎
私は208にもディーゼルあるんじゃないかな?と思ってます。せっかく全国のディーラーにディーゼル対応設備を導入したのですから、508だけじゃもったいないですものね。