ルノー カングージャンボリー2015がすごいことになってたらしい

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▲なんかミニカーで作った世界みたいだなw

カングージャンボリーについていろいろ書いてきたが、公式からレポートが上がっていたのでご紹介。


ってことで正式な集計が出たようなので見てみることにしよう。
 
■参加台数内訳 
 2015年2014年
 台数比率台数比率
カングー1,01457.19%88759.09%
それ以外のルノー車27115.28%22214.79%
ルノー車以外48827.52%39226.12%
合計1,773 1,501 

今年は天気も良く、過去最高の参加者が集まったとのことだが、確かにこうして見ると納得する。
しかし注目したいのが、「カングージャンボリー」と銘打っているものの、全体の比率で言えばカングーより他のルノー車、もっと言えばルノー車でもないクルマの比率がさらに高まっている。

メーカー主催のイベントにおいて、そのメーカーに関係ない来場者の比率がここまで高くなるイベントってジャンル問わず記憶にない。

もはやカングージャンボリーはクルマのイベントというよりはフレンチな気分を楽しめるお祭りとして定着したということなのだろう。

単純に驚くと共に、ルノーは本当にいいイベントに育てたものだと感心させられる。

ちなみに、過去7回の参加者推移を見てみよう。

■参加者推移
 参加台数参加者数会場
2009年250不明 東京ビッグサイト屋外駐車場
2010年245不明 富士教育研修所
2011年314不明 富士Calm
2012年643不明 富士Calm
2013年1,2172,368 山中湖交流プラザ・「きらら」
2014年1,501約3,000 山中湖交流プラザ・「きらら」
2015年1,7733,636 山中湖交流プラザ・「きらら」

2010年は悪天候のせいで参加者が前年より減っているものの、それ以降は順調に参加台数が増えていることがわかる。

しかも注目したいのが平均的に1台に対して2名の乗車、つまり複数人で参加している人が多いということだ。

もちろんファミリーで参加しているケースと一人で参加しているケースもあったりするので、全ての人が誰かと連れだって参加したという意味ではないが、カングージャンボリーというイベントの性格をよく表していると言えよう。

クルマが趣味というとどちらかと言えば一人で好きに走りたい系の人が多く、イベントを開いても1台に自分ひとりだけ乗って参加というケースが多かったりするものだが、カングージャンボリーの参加者はそうではない、ということだ。


こうして数字で振り返ってみるとハッキリ見えてくるものがある。
これらの数字はルノー公式、またはその他の媒体にルノー自身が情報発信することによって記録として残っている。

こうした情報を発信することで、当方のようにおもしろ半分で検証することができ、それがまたイベントの情報として拡散されて行く。

つくづくルノーという会社の情報発信力とメディアの使い方の巧みさに感心させられる。


いつかは参加者の成長曲線がマイナスに転じることもあるだろうし、そうした場合に数字が残っていることがネガティブに捉えられることにもなりかねないが、それでも情報発信によって認知度を高めていくやり方は極めて正攻法であり、大切なことであると考える次第也。

当BLOGではフレンチブルーミーティングの参加者の推移をうぉっちしたり、定点的に取れる数字はピックアップするように心がけているが、そうしたエントリーは特に自動車メーカーの中の人のアクセスが多いことがわかっている。

みんな気になるんだよね、そういうこと。

ルノーのやり方は自動車に限らずメーカーが自社の商品を選んでもらうためにやるべき基本的なことをきちんと遂行しているにすぎない。

しかし、現在苦戦しているところはその基本的なことすら出来ていないんじゃない?

なんてことをチラっとパスを投げさせて頂く。

ってことで、こちらからは以上です。


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