kaisendon / 海鮮丼太郎77L4
シトロエン最後のハイドロ搭載車となったC5がいよいよFinal Editionをもって60年の歴史に幕を閉じる、と。その割にあんまり話題にならないね、っていうのは公式から案内が出ないからなんでしょうね。 at 05/13 12:04
kaisendon / 海鮮丼太郎77L4
フランス車トラブルの代名詞とも言われるハイドロでありましたが、それでもその乗り味に多くのファンがいたのは事実でありましたので、もう少し最後は華やかに送ってあげてもいい気はしますが。限定60台程度だそうで。 at 05/13 12:06
先日ツイートでちょっと触れてたんですが、正式に案内が出ましたね。
シトロエンといえばハイドロ(ハイドロニューマチック)サスペンションと言われ、「魔法の絨毯に乗っているようだ」とも評されるほどその独特の乗り心地に魅了された人々が多かったわけですが、一方で非常に故障の多い機構でありました。
*シトロエン独自のサスペンション「ハイドラクティブⅢプラス」とは
1955 年のパリ・モーターショーで登場した「シトロエン DS」に搭載されたサスペンション「ハイドロニューマチック」の進化系が「ハイドラクティブⅢ」です。
ハイドロニューマチック(通称ハイドロ)は、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、ギアシフトすべてを油圧で制御するというまさに当時の常識を超越した革新的なもので、一般的な金属のスプリングではなく、オイルと窒素ガスを用いることにより、乗員数や荷物の積載量の変化にかかわらず、常に一定の車高と車両姿勢を保つとともに他にはない快適な乗り心地と、抜群のロードホールディング性能を高い次元で両立させました。
そのしなやかな乗り心地は「マジックカーペット・ライド=魔法の絨毯」とも呼ばれ、世界中から注目を浴びました。「ハイドロニューマチック」は、その後も絶え間なく改良が続けられ、半世紀以上を経た現在、「ハイドラクティブⅢプラス」へと進化し「C5」に搭載されています。
そうしたこともあって、特に旧車と呼ばれる年数の経ったモデルではこのハイドロのコンディション次第でその後の維持費に大きな影響を及ぼすことから、シトロエンの中古を買うのは一種のギャンブルとも言われておりました。
世代を重ねることにより信頼性は向上していきましたが、それでも故障の可能性は捨てきれず、シトロエンのラインナップのなかでもハイドロ搭載率は下がっていきました。
そしてフラッグシップだったC6が販売終了となり、最後のハイドロ搭載車であったC5もモデル末期を迎え、次世代のC5ではハイドロは非採用であることが明らかになったことにより、ハイドロ搭載車を新車で購入できるのはこれが最後のチャンスとなりました。
Final Editionの情報はすでにディーラー経由でお客さんの元へ告知がされており、最後の60台といってもそれほど余裕は無いかと思われます。
欲しい人は早めに商談に行くのがよろしいかと思われます。
こういうのって、なくなるって決まると急に人気が出たりするもんですからねぇ。
ちなみにシトロエンも5/22~5/31まで、金利0%キャンペーンを実施します。
この記事へのコメント
k100rskai
シトロエンの代名詞とも言われる(私が勝手に思ってる?)ハイドロも消失ですか・・・。
初代のZXには乗っていた事がありますが、ハイドロは残念ながら。
20年程前でしょうか、自動車評論家の三本和彦さんが「新車情報」のマツダ車を取り上げた回で、マツダの車にハイドロを採用したらどうですか?・・・と言った様な話題をマツダの担当者に言っていたのを思い出します。
たしか、パテントは切れているという話も出てましたがホントかどうか!?