2015年の春の交通安全運動は5/11~5/20の10日間

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春です。
新年度も始まり新しい生活を迎える人の多いこの時期に、国を挙げての寄付金集めの全国フェスが開催されま…って、あれ?

通常だと4月に開催される全国交通安全運動ですが、なぜか今年はGW明けの5月11日からという変則日程となっております。




なんでこの日程になったのかは定かではありませんが、GWも明けて新生活もひと段落した辺りなので、気の緩みが無いかをチェックするつもりなのかもしれません。

で、毎年設定される重点目標というのがあるのですが、今年は…

(1)自転車の安全利用の推進(特に,自転車安全利用五則の周知徹底)
(2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
(3)飲酒運転の根絶

の3点です。
ってこれ、昨年とまったく同じですね。


自転車に関しては6月に道路交通法が改正され、14の悪質な違反項目を3年以内に2回以上繰り返す利用者に講習の受講を義務づけ、未受講者は罰金刑が適用されることになっております。


具体的な内容についてはこちらの解説が詳しいのでどうぞ。




その施行前ということで警察としても今年の春の交通安全運動についてはあまり力を入れてない感じがありありです。

とはいえ、自転車の安全運転(というかモラル向上)のための取り組みはいろいろされておりまして、当方が通勤で利用する国道246の駒沢近辺では道路に自転車用のナビラインが描かれました。

自転車のマークと矢印の方向を描くことで、心理的に逆走しにくくなっており、実際に走ってみても逆走する自転車は明らかに減少しました。

自転車は基本的に車道を走るよう指導されておりますが、実際に走っていると遅いからとクルマに煽られたりすることがあるのですが、ナビラインのおかげで車線のどのあたりを走ればいいのかがハッキリしたため、クルマも下手に煽ることができなくなりました。ざまーみろ。

ただこのナビライン、片側3車線あるから成り立つ取り組みでありまして、これが一般的な片道2車線の国道とかでは渋滞を巻き起こす懸念もあるため導入はなかなか難しいかもしれません。

クルマとバイクと自転車の誰もがスムーズに走ることのできる環境を作り出すには、今の日本の道路インフラはあまりに難易度が高すぎます。

とはいってもオリンピックまでに東京都内に関しては自転車走行の環境整備を進めることを舛添都知事が明言しているので、期待することにしましょうかね。


そんなわけで、自転車に乗る人はできるだけルールに則った走りを今のうちに身に付け、6月からの法改正に備える準備期間にするのがいいんじゃないでしょうか。


では、不本意な寄付金を払わずに済むよう、思いやりの気持ちを持って、安全運転でいきましょう。



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