新たにPSA(プジョー・シトロエン)を率いるカルロス・タバレスが"BACK IN THE RACE"のスローガンを掲げ、復活を賭けて取り組んできた2014年度が終わりました。
ってもう一ヶ月も前の話ですけど。
欧州市場の回復ならびに好調な中国市場を背景として売上を回復、キャッシュフローも大幅に改善するなど明確に効果が上がってきております。
効率化の名目で生産の海外移転を勧めたことがフランス国内の雇用問題にも発展しておりましたが、販売の好調を受けて国内回帰が進み、フランス政府の圧力からも少しは解放されることになるようで、業績が改善するといろんなことがうまく回り始めるという市場経済の典型例を見る思いであります。
そうした2014年度に起こったハイライトをPSAが6分46秒の動画にまとめて公開しております。
こうして動画は企業の実態を分かりやすく伝える上で重要な取り組みであります。
・売上高536億700万ユーロ(約7兆2580億円)
・世界販売台数290万台
・160ヶ国へ展開
・欧州、中国市場で好調
・110.3g/kmとCO2削減で欧州をリード
・184万人を雇用
・欧州No2(シェア11.8%)の自動車メーカー
・プジョー、シトロエン、DSのブランドを明確化
・CONNECTED OBJECTS AWARD 2014を受賞
・2014 INTERNATIONAL ENGINE OF THE YEAR YEARを受賞などなど…
まさしくハイライト的なまとめになっていて、あまり大きな話題が少なかった割にはそれなりにいろいろあったことがわかります。
ってことでざっとハイライトで振り返ったら、次のエントリーでは決算資料からもう少し細かいデータ的なところを見てみることにしましょうかね。
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