商売臭さが鼻につくVolkswagen Fest 2015

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Volkswagen Fest 2015

新たなスローガンである『ゴキゲン♪ワーゲン』を掲げて年間国内販売10万台(いつの間にやら目標11万台を下方修正しやがったw)を目指すフォルクスワーゲンが、昨年より復活したオーナー向けのイベントである『VW Fest』を今年も開催します。

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一部のプログラムの参加は有料となりますが、入場に関してはどこぞのメーカー主催ミーティングと違って無料だそうです。

まぁ、そりゃそうですよね。

ただしちょっと気になったのがこの記述です。

5月31日(日)に大阪、泉大津フェニックスにて開催を予定しておりました、Volkswagen Fest 2015【大阪会場】につきまして、諸般の事情より中止させていただくこととなりました。この度は、西日本地区の皆様へご迷惑をおかけすることを、心よりお詫び申し上げます。
東京での開催に加えて関西でも開催する旨を2月26日のプレスリリース (PDF)で発表しています。



いったい何があったんでしょうかね?

会場予定地だった泉大津フェニックスはイベントスケジュールがほとんど入ってないので会場の都合というわけでもなさそうですから、あまり公にできない諸般の事情ってやつがあるのでしょう。

プレスリリースまで打っといて中止っていうのは、諸般の事情の中でも割とクリティカルな事態が発生していると考えられますねw


また、東京会場についても昨年と違うことがあります。

2000年から始まって途中に休止の年があり昨年復活したVW Festですが、過去の開催において会場は富士スピードウェイやツインリンクもてぎなどサーキットでの開催が多かったのに、今年の会場はお台場となっています。

会場の変更によりイベントの内容もどちらかと言えばオーナー向けのミーティングという性格から、フォルクスワーゲンというブランドの販促を主体としたイベントへと様変わりしている感じです。

当然ながら走行イベント的なものは大幅に制限されますので、良くも悪くもお祭り感を前面に出してきている感じを受けます。


お台場という場所は電車のアクセスも良く、VWとしてはオーナーだけでなくこれからVWを検討するオーナー予備軍を広く招き入れたい思惑が透けて見えます。

以前プジョー主催のミーティングについて、まずは会場をアクセスの良い都心部で開催して広く集客をするべきという話を書きましたが、VWがやろうとしていることがまさにそれに当てはまります。

ただ、これをVWがやることについて当方は否定的な見解を持っています。

簡単に言えば、欲張り過ぎだからです。

オーナー主体のイベントであるはずのVW Festが、いつの間にやら宣伝のダシに使われている感じがするわけでありまして、新規のオーナー予備軍にとっては楽しそうなイベントに見えても、実際のオーナー達が楽しめるんだろうか?という疑問が浮かんでしまうんですね。

昨年ひさびさに開催したイベントの感想を募ったら富士スピードウェイよりお台場で開催してほしいって声があったのかもしれませんし、VWのオーナーでもない当方からそんなこと言われる筋合いはないってことかもしれませんが、なんかこう商売臭さが鼻について、ちょっと覗きに行こうって気にならんのです。

目論見としてはルノーのカングージャンボリーも同じことを狙っているとは思うわけです。

しかし、それをあからさまに見せるか見せないかという点でオーナーの受ける印象も変わってくるんじゃないかなぁ、などと思った次第でありまして。

何が言いたいのかというと、目標年間販売台数10万台を目指してVWおよびそれを率いる庄司さん、余裕がなくなってきてるんじゃない?と思ったりしたわけでありました。



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