▲新社長のクリストフ・プレヴォさん
ようやく情報解禁になったようなので。
今年のエイプリルフールでも沈黙を守り続けているかに見えたプジョー&シトロエンブランドでありましたが、社長交代という捨て身のエイプリルフールネタが炸裂しました。
代表取締役社長 : クリストフ・プレヴォ
プレヴォはフランス全土における販売現場での実務経験と、取締役としての管理部門での経験があり、就任直前までプジョー・フランスの直営店全70 拠点、3,000 名を超える従業員を統括し、フランスにおけるプジョー全新車販売の 25%を担うポジションに就いておりました。
日本法人での社長就任についてプレヴォは、「ヨーロッパ以外の国でこれまでの経験を活かしたいと思っておりましたので、今回の就任は私にとって大変喜ばしいニュースとなりました。この国でプジョー、シトロエン、そして DS のビジネスに携われることを嬉しく思っております。厳しいマーケット状況において私の責務は山積していますが、これから始まる日本での生活とビジネスの展開を、心より楽しみにしております」とコメントしています。
そんなわけで、ティエリー・ポワラ氏から上野さんになって、再びフランス人社長が舵取りをするということになりましたですね。
直近でプジョーフランスの直営店をマネジメントしていたということで、苦しい時期の販売店施策についてはある程度経験があるように見受けられます。
ただし、日本という特殊な市場におけるマネジメントは、フランスのそれに比べるとかなり難易度の高いものになるかと思われます。
さらに言うなら、従来の大衆ブランドとしてのプジョーならびにシトロエンという認知ポジションから、DSの独立ブランドとしての立ち上げ、プジョーのよりプレミアム化という大転換をやろうというわけですから、かなり長期のビジョンを描いてそれをディーラー網の関係者にきちんと共有しなければならない責任が伴います。
いやー、他人事ながら大変ですね。
「来る者がいれば去る者がいる」ということで、リリースの最後にはこんな感じの文言が…
“なお前任 の上野国久は、健康上の理由により 3 月末日をもって退任いたしました。”
上野さんになって、ようやく日本市場のことがわかる人材が来てくれたと喜んだものの、実績ベースではなんら芳しい結果を残せず退場ですか。
健康上の理由で退任というのは、プジョーの名物広報だった吉田さんが抜けた際にも使われた表現なので、ホントのところは別の理由なんでしょうねぇ。
今にして思えば、あの著書は次の就職活動のために書いたんでしょうかね?
個人的にはプジョーでの仕事より前職でのセガの失敗に関する部分がツボってましたが。
上野新体制に対する期待は結果として見事に裏切られる形となりましたが、PSA本社のゴタゴタがあったり、必ずしもやりたいことがやれる状況でもなかった可能性もあります。
そのあたりはご本人の口から語って頂く場があってもいいのかもしれません。
そんなわけで、冗談みたいな日にスタートする新しい体制で、劣勢の続く日本市場においてどのような挽回策を採っていくのか、生あたたかくうぉちしていくことにしましょうかね。
そんなわけで、冗談みたいな日にスタートする新しい体制で、劣勢の続く日本市場においてどのような挽回策を採っていくのか、生あたたかくうぉちしていくことにしましょうかね。
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