ミスをしたものを嘲るのは簡単だ。
弱っている者を叩くのは楽しい。
今のホンダは自ら招いたミスによって、消費者からも市場からも信頼を失った。
「負けるもんか。」などとあざといCMを打って得られた共感は、今はもうどこにも残っていない。
当BLOGでは以前こんなことを書いた。
全社一丸となって品質改善と商品力の回復という困難な課題に立ち向かわなければならない時に、呑気にF1なんかやってる場合か?
今でもその気持ちに変わりはない。
しかし。
だが、しかし。
これを見てしまうと、そんなこととは違った感情が湧き上がってくる。
ホンダが成し遂げてきた栄光の歴史は、確かにあった。
あの勝利を自分のことのように喜び、熱狂したこともハッキリ覚えている。
ただ懐疑的に見てしまうのは、あの時のような熱狂を再び得られるのか?という不安に苛まれるからだ。
だが、チャレンジする者を嘲笑するような人間にだけはなりたくない。
やるからには心の限り応援する。
トヨタのWRC復帰の際にも書いたことだが、今一度。
覚悟だ。
要は覚悟の問題だ。
過去の栄光にすがるのではなく、今の時代のホンダの実力によって、勝利を勝ち取ってほしい。
HRCのダカール・ラリーチャレンジもそうだったが、勝利はそう簡単に手に入るものではない。
それでもしかし、我々はホンダに勝利を期待する。
失った信頼を回復するためには、不退転の覚悟によって勝利を勝ち取ること。
実績という積み重ねでしか成し得ないことがある。
マクラーレン・ホンダ。
その響きの意味するところに、大きな期待と声援を捧げたい。
頑張ってください。
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