順位 | メーカー | 販売台数 | 前年同月比 (%) |
1 | Mercedes-Benz | 4,556 | 112.8 |
2 | VW | 3,760 | 64.2 |
3 | BMW | 2,186 | 80.1 |
4 | Audi | 1,822 | 85.0 |
5 | BMW MINI | 1,064 | 101.3 |
6 | Volvo | 645 | 70.8 |
7 | Jeep | 454 | 128.2 |
8 | Renault | 345 | 102.1 |
9 | Porsche | 315 | 112.1 |
10 | Peugeot | 293 | 88.5 |
11 | Fiat | 288 | 70.1 |
12 | Ford | 285 | 78.3 |
13 | Alfa Romeo | 182 | 85.0 |
14 | Land Rover | 159 | 73.3 |
15 | Citroen | 97 | 60.2 |
16 | Maserati | 68 | 130.8 |
17 | Ferrari | 66 | 117.9 |
18 | ABARTH | 58 | |
19 | Jaguar | 56 | 76.7 |
20 | Cadillac | 49 | 106.5 |
国産車も同様に1月の数字が発表になっており、登録車が-18.9%、軽自動車も-19.4%と大幅減少となっている。
もちろんこれは、昨年4月の消費増税前の買い替え特需との比較になるわけで、消費者心理は昨年が超加熱状態に対して今年はおもいっきり冷え込んだ状態という両極端の対比と言える。
ゆえにこれだけをもってクルマの販売が落ち込んだと断言するのは早い。
上記TOP20ブランドを見ると、前年比で伸ばしているのはメルセデス、ポルシェ、マセラティ、フェラーリ、キャデラックといった高級ブランドが主であり、これはお金の回った富裕層が注文してバックオーダーになっていた車両が順次登録されているため、必ずしも直近の心理を反映したものではない。
しかし、総じて高級車が好調という背景には、確実に富裕層にお金が回っていることを表している。
それに対して大衆メーカーはどうだろうか?
絶対王者であったVWが前年同月比64.2%で大きく減少しているのを筆頭に、ボルボ、プジョー、フィアット、フォード、シトロエンなどが総崩れであることからも分かる通り、全体的に大衆車メーカーの顧客層(中間層)の消費者心理は冷え込んでいると言える。
かろうじて前年同月比プラスを達成した大衆ブランドはBMW MINI、ルノー、ジープぐらいのものだ。
しかも唯一気を吐いているジープの+128.2%という数字には驚かされる。
ジープは新車の投入ではなく通常ラインナップ(&特別仕様車)でこの数字を叩き出していたりする。
その意味で、スタートとなる1月の数字から2015年の輸入車市場を予測すると、少なくともジープブランドは大きな飛躍が期待できるかもしれない。(レネゲードも導入されることだし)
それに対してその他のメーカーは2015年は大きな話題になる新型車の投入もそれほど多くはないため、リーマンショック後に右肩上がりで販売台数を増やしていたが、久しぶりに前年割れということになりそうだ。
この感じだと、26万台程度の規模で落ち着くんじゃないかと思われる。
特に今まで好調だったブランドの息切れが心配される。
VW、アウディ、ボルボ、フィアット、フォードあたりは正念場と言っていいかもしれない。
今年は東京モーターショーがあるが、果たして消費者心理がどのぐらいまで持ち直すのか。
攻めるのか?守りに入るのか?各メーカーの戦略をうぉちしていきたいところだ。
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