カレンダーもらってたのにBLOGエントリー書くの忘れてました。
そんなわけで、自動車メーカーはノベルティグッズとして翌年のカレンダーを作ります。
そこには自社で扱う車種を並べて見栄えの良い作りにしますが、ここにはもう一つ、その年にどのような車種を出してくるのかということをぼんやりと匂わせていたりするので、気の早い人たちにとっては想像の翼を羽ばたかせる良い機会だったりするわけです。
そんなわけでプジョーさんに続いてシトロエンの2015年カレンダーであります。
2015年ははたしてどのような内容になっているのでありましょうか?
さっそく見てみましょう。
▲DS5 FAUBOURG ADDICT(特別仕様車)
▲C3
▲DS3
▲C4 PICASSO
▲DS4
▲C4
▲DS5
▲C5
▲GRAND C4 PICASSO
▲WTCC(C-Elysee)
▲DS3
▲C4 CACTUS
そんなわけで、改めてまとめるとこうなります。
01月 DS5 FAUBOURG ADDICT(特別仕様車)
02月 C3
03月 DS3
04月 C4 PICASSO
05月 DS4
06月 C4
07月 DS5
08月 C5
09月 GRAND C4 PICASSO
10月 WTCC(C-Elysee)
11月 DS3
12月 C4 CACTUS
プジョーさんもそうでしたが、車種が限られているため同じモデルが複数回登場するというなんともアレな感じになっております。
ただし、プジョーがカレンダーの掲載された月に関連する車種を登場させることを予告するような作りになっているのに対し、シトロエンのカレンダーは必ずしもそうではないように見受けられます。
というのも、シトロエンのカレンダーではありますが、先日のブランド別登録台数のエントリーでも触れたように、シトロエンはDS Lineを独立したブランドとして立ち上げることになるため、シトロエンとDSでそれぞれ異なる戦略があるはずなのですね。
とはいえ3車種しかないDSでカレンダーを作るわけにもいかず、DS専門店がオープンするといってもしばらくは従来のシトロエンディーラーで併売もされるわけでありまして、パワートレインの変更、特別仕様、派生車種の発売スケジュールをカレンダーに合わせるのが難しいのではないかと思われます。
それと10月にWTCC(C-Elysee)の写真を使っていますが、WTCCの日本開催は9月13日であり、10月のカレンダーとは合致しません。
そんなわけで発売時期との関連性は薄く、単純に見栄えを優先して2月から3、4、5とカウントアップしての掲載になっているのだろう、と。
で、2015年のカレンダーで唯一新型車種として掲載されているのが12月のC4 CACTUSです。
ここに載っているということは正式に日本導入が決定したということになりますが、問題はいつ発売になるのか?という点です。
カレンダー月が参考にならないとすると、最も効果的なタイミングに投入してくると考えていいのではないでしょうか。
今年のシトロエンは他に新型車の可能性が低い(あるとすればディーゼルかC1)ということもあり、DSも独立するとなればC4 CACTUSは今年一番の話題となります。
そうすると今年の前半に投入して話題をかっさらうことを狙うと思われます。
あとは供給体制がどこまで整うか、という点でしょう。
バックオーダーを作らないように、かなり強気な販売計画を立てて売り逃しの無いようにして頂きたいものです。
ということで2015年はC4 CACTUS以外の予想をするのが難しい…ということにしておいてください。
▲Air Bumpをぶったたけ!
あとどうでもいいネタなのですが。
プジョーさんのカレンダーとシトロエンのカレンダーを比較して気が付いたことがあります。
シトロエンのカレンダーはプジョーのそれに比べて一回り大きいんですね。
しかも、プジョーのカレンダーより厚手で上質の紙を使っているんですよ。
それと12月の後ろに1ページ何やらメッセージが追加されております。
個性のその先へ。
クルマとは、自己表現である。忘れかけていたあなたの情熱にシトロエンがまた火をつけます。
DIVINE DS(ディビーヌDS)コンセプト。それは、シトロエンのフィロソフィー“独創と革新”を具現化するブランドDS LINEが放つ、戦列にして圧倒的な個性。
大胆かつ力強いラインで構成された4ドアボディは、ひとつのアート作品のような輝き。
ユニークな3つの世界観を持つインテリアは、オートクチュールのようなカスタマイズを可能にします。
もっと自由に、もっと美しく、もっと刺激的に。常識を超えたこの世になかったクルマを創り続けること。
シトロエンの情熱は、個性のその先を見つめます。
昨今にわかに脚光を浴びるマンションポエムにも似た響きに口の端から笑みがこぼれてしまいますが、これは上記したように2015年はDSブランドの本格立ち上げであることをアピールする文言と言えましょう。
DIVINE DSはコンセプトカーであり、これがこのまま市販されるわけではありませんが、このコンセプトを踏襲したモデルがそのうち発表されますよ、的な予告と見ておけばいいでしょう。
で、最後にこんなメッセージで締めるということは、カレンダーに上質な紙を使っていることからもわかるとおり、2015年のPCJ(プジョージトロエンジャポン)としては、販促のリソースのかなりの部分をDSの立ち上げに突っ込んでいくことが容易に想像できますね。
プジョーさんとはちょっと違った感じで注目していきたい、2015年のシトロエン&DSなのでありました。
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