1月30日、トヨタが何かを発表するらしい。ってWRC復帰の話だけど。


トヨタは1月30日に予定される2015年モータースポーツ記者発表会において、世界ラリー選手権参戦に関する重大決定を発表する模様だ。
WRCのレギュレーションに関する議論の場にも顔を出し、参戦に有利な条件を引き出すロビー活動を行ってきたトヨタが、いよいよもってWRC復帰に関する具体的な発表を行うということらしい。

すでに複数のメディアで情報が流れていることから復帰は確定と見ていいでしょう。

昨年1月にJ SPORTSのラリー特番に生出演し、思わせぶりな言動を振りまきティザーキャンペーンを開始した章男社長ですが、その雰囲気醸成は今のところうまくいっていると見ていいでしょう。
「WRCに参戦することがはたして販売促進にどのような効果があるかという議論もこれまであったが、いまは将来においてトヨタの情熱をみせるモータースポーツはラリーこそがふさわしいという共通の意思が社内で醸成されている」
結局のところ企業活動としてお金を突っ込む意義はあるのか?という議論が一番の問題となる部分であるわけですが、世界販売第一位の座をVWグループと競い合っている状況において、世界的なイメージ戦略としてもVWに勝たなければいけないというフェーズに入っているので、トヨタという企業が攻めに転じたイメージを植え付けるためにもWRC参戦は避けては通れない状況になっております。

まぁF1に比べればまだ地に足の着いた活動ともいえるので、中の人たちもモチベーションが高いんじゃないでしょうか。
逆に言うとホンダの中の人たちは頭を抱えてるんじゃないかと心配になります。F1やってる場合じゃないだろう、的な。

話が逸れましたが、自動車メーカーがモータースポーツに力を入れることはとても重要です。
もちろん三菱自動車のようにEVでモータースポーツやるなら復帰を考えてもいい、みたいなスタンスも当然アリです。

トヨタが参戦すれば当然WRCのカレンダーに日本での開催がスケジュールされるでしょう。
そしてそれは恐らく、従来の北海道ではなく愛知周辺で開催されことが有望視されます。
そうすると観戦しやすいロケーションという意味で多くの観客も見込めます。
これはラリーファンを増やす絶好のチャンスでもあります。

こうしたところも含めていろんな展開の旗振り役になってくれることをヨタには期待しましょう。
それぐらいはやってもバチは当たりませんから。




この記事へのコメント


この記事へのトラックバック