調子の悪いメーカーは、半ばヤケクソで新車を作ってるんじゃないか?そんな気になるほど、最近不調が伝えられるメーカーが出してくるクルマは気をてらったものが多い。
やっと最近になって業績が上向いたイタリアのFIATは、日本ではルパンの愛車ということで一部で有名な名車 FIAT500を現代風に復活させることを発表した。(日本でも発売に向けてティザーサイトが始まってるのね)
▲New FIAT 500 チンクエチェント
過去にこの手のコンセプトで、VWがNew Beetleを、BMWがNew Miniを復活させて、一定の評価を得ている。
FIAT 500もそんなパイクカー路線を狙ったようだが、果たして業績を好転させるほどの起爆剤になりえるのだろうか?
負けじとフランスより不調の一端を担うPSAグループから似たような動きが。
Citroen's 2CV is back!
▲New CITROEN 2CV
イギリスのAutoEXPRESSの記事だが、まさか2CVを復活させるとは思わなかった。
まさか、最近業績が芳しくないからヤケになったのか??
4月の新車販売台数4.9%の落ち込み - フランス
確かに、一時は縮まった独車との距離が、最近再び離されている状況でもあるので、ここは一発ウケを狙ったのか、という気がしないでもない。
が、内装の写真を見るとなんだか本気で作ってるようで、驚きを通り越して呆れてしまった。
まぁ、最近のフランス車の不調の原因でもある、基本に忠実ではあるが、悪く言えば無難なモデルチェンジを繰り返すぐらいだったら、こういったのが出てきて市場をにぎわすのも悪くはない。
ルノーでもなく、プジョーでもなく、シトロエンだからこそ出来る芸当かもしれんね。
(PSAにおける存在感として、最近プジョーとシトロエンが逆転してねえか?)
日本でも、こういったネタが出てくるほどクルマ文化が成熟してればいいんだけど、かつてダイハツがミゼットの後継として1996年にミゼットII&IIIを発売したが、割と短命に終わってしまった。また復活するのかな?と思ったら、開発陣はやる気満々らしいww
あとは何が出てくると面白いかな。
この辺の話は、旧車ヲタに任せることにしようか。
この記事へのコメント
デンジン
BMW MINIはちょっとスポーティ過ぎると感じる人もいるようなので、可愛い系だったVWのLupoが日本向けのラインナップから消えて久しい現状では、FIAT500のような可愛い系ミニマムサイズな輸入車の選択肢が増えるのは良いのではないかと思います。
ミゼットⅡは登場時期が悪かったのかも。軽のサイズ枠一杯まで使ったワゴンRタイプの車が流行してた時期でしたからね。
今出したら、団塊&団塊Jr世代の興味を引けるかもしれません。もちろん2CVも。
あまり関係ないけど、2CVといえば宮崎駿ですよね。社名に「二馬力」ってつけるくらいw
おづら