今年のCOTYのスケジュールが出たよ



毎年秋のお約束。
この茶番を楽しまなければ年は越せないでお馴染みの、国内38媒体が参加して日本市場における今年一番のクルマを決定する主催による日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)の、今年のスケジュールが発表されましたよ。

【日本カー・オブ・ザ・イヤー イベント スケジュール:(予定)】
 ●10月1日:ノミネート車の発表
 ●10月1日~2日:10 ベストカー投票期間(web投票)
 ●10月8日:10 ベストカー発表
 ●10月8日~9日:日本カー・オブ・ザ・イヤーおよび各部門賞投票期間(web投票)
 ●10月11日~13日:10 ベストカー展示(東京モーターフェス2014会場内)
 ●10月13日:最終選考会
 ●10月13日:表彰式:東京モーターフェス2014会場内


今年は東京モーターショー開催年ではないため、国内各社で企画した「東京モーターフェス2014」において結果発表&表彰式を行うというスケジュールとなりました。

こうした一般の参加者が見られる場所で発表を行うというスタイルはここ数年定着した感がありますが、従来の選考委員とメーカーの癒着を疑われるような発表方法などから比べれば多少は健全化の方向に向かっている気がしないでもありません。

今年は昨年のようなCセグメント大豊作の年に比べると大きなトピックがありませんでしたが、それでもなんといっても国内の目玉は新型デミオ、輸入車の目玉はメルセデスのCクラス、BMWのi3といった超話題作があるわけです。
(よく見たら、スバルのレヴォーグも今年の選考対象だったんですね。てっきり去年のクルマかと思ってました)

実際にノミネート車が発表されるのは10月1日ですが、その前にここでJCOTYの規則から対象車の基準について、ポイントになる部分をピックアップしてみましょう。

◆対象車◆
1.対象車は、前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表または発売された全ての乗用車で、次の条件を満たしていること。
1-1.継続的に生産・販売され、年間の販売台数が500台/年以上見込まれること。
1-2.選考委員にそのクルマを充分に理解する機会が与えられており、事前にテストドライブ、資料提供等が可能であること。
1-3.当年の12月下旬までに一般消費者が日本国内で購入出来ること。
2.対象車はさらに次の条件の少なくとも1項目を満たしていること。
2-1.新しいコンセプトに基づいて作られたクルマであること。
2-2.本質的に新しい機構を採用していること。
2-3.新しいボディ、あるいは新しいエンジン、ドライブトレイン、サスペンション機構等を採用していること。
3.対象車は基本的構造、あるいは新しいエンジン、あるいはボディスタイル等の同一性を主体とした車名によって区別する。
3-1.装備やグレードの相違による細分化は行わない。
3-2.基本的に同一のクルマで販売上の名称が異なる場合は、クルマの同一性に関して、その都度実行委員会で審議する。
3-3.従来のクルマから派生した小変更のみのクルマは対象車とならない。
※対象車は以上の条件に基づき、最終的に実行委員会が決定する。

つまり、昨年11月1日以降10月末までに発表して年内に納車が可能であればいいわけです。
すると、近々発表される予定のアレやアレなんかは当然今年のJCOTYの選考対象車となるわけですね。

言わずと知れた、シトロエンの新型C4ピカソとプジョーさんの新型308のことですね。

2013年のJCOTYはVWのゴルフ7が輸入車初の大賞を受賞したという大きなトピックがあった一方で、プジョーや日産、ルノーなど最初から距離を取っていたり冷めていたメーカーもあった状況から一変して、今年のPCJは本気です。
本気と書いてマジです。

なぜマジなのかと言うと…

その辺の考察についてはまた別の機会に。



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