正直、いつかどこかがやるだろうなとは思っていたが、実際にこうして発表されると驚きを禁じ得ない。
よりによって、国内最大手のオートバックスグループが、アマゾンで購入したカー用品の交換・取付サービスに乗り出した。
★当サービスをご利用いただく際の注意事項1.取付・交換は「Amazon.co.jp」が販売する新品に限ります。※Amazon.co.jpに出店しているストアが販売する商品(マーケットプレイスでの購入商品)は対象外となります。2.取付車両は国産乗用車に限ります。3.違法改造車への作業および取付・交換することで保安基準に適合しなくなる場合の作業はお断りします。4.作業工賃は、お車の状態や取付方法等により異なります。従って、お申込後、店舗からのご連絡時にご案内させていただきます。現車確認後でないと工賃を提示しかねる場合があります。
クルマの買い替えサイクルの長期化、若者に限らないクルマ離れ、従来はカー用品店で後付けしていたようなモノまでメーカーが標準装備するようになったことから、カー用品店の売上が厳しい状況に置かれるようになって久しい。
対抗策としてPB(プライベートブランド)として安い韓国タイヤで客を呼ぼうとしたり、ピットメニューを細かく分けることで見た目の単価を安くしたりといった工夫をしてなんとか客を呼び込もうと必死になっているものの、なかなか光明は見えない。
カー用品店がその他の量販店などと大きく違うところは、購入した商品をクルマに取り付ける必要があるということだ。
そのため作業用のピットにメカニックマンを常駐させているが、彼らの稼働率をいかに上げるかというのが至上命題になっていた。
(メカニックマンが作業しなければそれは単なる人件費の無駄遣いになってしまう)
しかし現実問題として、カー用品店でのピット作業といえば大半はオイル交換とタイヤの交換がほとんどだったりする。
何故こうなったのか?
そのひとつの理由として、カー用品店で売られている商品の価格が、通販などに比べるとかなり割高だという事情がある。
例えばカーナビなどは、カー用品店の店頭では20万円相当の商品が通販を使うと12万円ぐらいで売ってたりすることもザラにある。
取り付け作業をお願いしなきゃならないのはどこで買っても同じだが、じゃあ激安通販で買ったものをカー用品店に持ち込んで取り付けだけやってもらおうと思うと断られる、もしくは通常の価格よりかなり高い値段を提示され、安く買ったメリットが活かせない。
そのため最近では激安通販で買ったナビの取り付けだけを請け負う業者などが注目されるようになっている。
クルマのチューニングパーツなど従来からそういう店は存在したが、最近はカーナビはもちろん、ドライブレコーダーやレーダー、セキュリティといった普通にクルマに乗る人たちが必要とする部分まで取付業者が進出してきている。
商品で客を逃がし、取り付けでも客を逃がすというダブルパンチを食らっているカー用品店がこの先生きのこるには?
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/_~,,..::: ~"'ヽ
(,,"ヾ ii /^',)
:i i"
| (,,゚Д゚) < 安く売るか、なんでも取り付けるしかないでしょ。
|(ノ |)
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ヽ _ノ
U"U
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(つづく)
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