C4ピカソのティザーサイトが更新されてた

picasso_5_and_7.jpg

それに伴い正式に5シート版についての情報が公開となり、諸元についてももう少し詳しい情報が出てきました。
(5シート版に関するエントリーではお騒がせしましたw)



■CITROEN GRAND C4 PICASSO(シトロエン グランド C4 ピカソ)
 7シーター(セダクション/エクスクルーシブ)
 1.6Lターボチャージャー付直列4気筒DOHCエンジン
 ストップ&スタートシステム付
 6速エフィシエント・オートマチック・トランスミッション
 最大出力:121kW(165ps)/6,000rpm
 最大トルク:240Nm/1,400-3,500rpm
 全長x全幅x全高=4,600x1,825x1,670mm
 ホイールベース:2,840mm
 重量:1,550kg


■CITROEN C4 PICASSO(シトロエン C4 ピカソ)
 5シーター(エクスクルーシブ)
 1.6Lターボチャージャー付直列4気筒DOHCエンジン
 ストップ&スタートシステム付
 6速エフィシエント・オートマチック・トランスミッション
 最大出力:121kW(165ps)/6,000rpm
 最大トルク:240Nm/1,400-3,500rpm
 全長x全幅x全高=4,430x1,825x1,630mm
 ホイールベース:2,780mm
 重量:1,480kg

2014年秋発売予定/価格未定 ※ 数値は欧州仕様車の参考値です。


価格に関しては5シーターのエクスクルーシブが350万~7シーターのエクスクルーシブが380万とかその辺だそうですね。


さて、ここで公開された寸法について少し見てみましょう。


C4 PICCASO(7seat) 全長 4,600mmx全幅 1,825mmx全高 1,670mm
C4 PICCASO(5seat) 全長 4,430mmx全幅 1,825mmx全高 1,630mm

(参考)
旧C4 PICCASO(7seat) 全長 4,590mmx全幅 1,830mmx全高 1,685mm
Peugeot 3008(5Seat) 全長 4,365mmx全幅 1,835mmx全高 1,635mm


ということで、新旧ピカソ(7シーター)を比べた場合、新型グランド C4 ピカソは全長が10mmほど伸びたものの、全幅、全高ともに5mmほどダウンサイジングされております。
しかし、これは日本の法規上5mm単位での登録となっているため、実質的な寸法差はほとんど無いと考えて良いでしょう。
ただしフォルムは大きく変貌しており、変態ミニバンとして唯一無二の存在感を発揮できることは間違いありません。

続いて国内初投入となる5ドアですが、サイズのイメージが掴みにくいと思いますので、ここでは同じコンセプトのプジョー3008を対象としてみます。

ピカソ(5シーター)は3008に比べると全長が65mm長いですが、全幅、全高ともに3008よりコンパクトになっております。
これも誤差といえば誤差ですが、新たに採用したEMP2プラットフォームが思ったより柔軟性があるが故に、最新の衝突安全性能をクリアしつつダウンサイジングが出来たと見て良いでしょう。

シトロエンにとっては5人乗りミニバンの投入は初となります。
C3ピカソが入ってきていればもう少し地ならしが出来たとも思うのですが、過ぎた過去を振り返ってもしょうがありません。
しかし7シート版ほどデカくなくてもいいというユーザーは結構いるでしょうから、5人乗り版もそれなりに数は出ると思います。
少なくとも、ここ最近のプジョーの3008よりは売れるのではないか、と。
(3008がダメという意味ではなく、C4ピカソは同じデザインで比較検討することができる点が有利という意味)

シトロエンに関してはDS Lineの話題ばかりだったここ数年の状況から、ようやくC Lineの話ができるようになったのは歓迎すべきところです。

気になるボディカラーも各グレードともに6色と、落ち着いた色からパッションカラーまでそれなりの見栄えを用意しています。

picasso_color.jpg
(左から)
 ブラン バンキーズ
 ノアール オニキス
 ブラン ヒッコリー
 ルージュ ルビ
 ブルー テレス
 グリ アルミニウム

ただし、シトロエンのボディカラーは印刷や画面で見るのと実車を太陽の下で見るのとでは大きく印象が変わります。

個人的にはルージュ ルビがいいなぁと思うのですが、画面では妙に落ち着いたレッドに見えます。

これが太陽の下でパッション溢れる鮮やかなレッドであれば、何も文句はありません。


パワートレインについては、新型308に搭載される予定の1.2L3気筒ターボエンジン(EB2DT)ではなく、従来から使っている1.6Lの改良版であるTHP165となりますので、燃費に関してはあまり大きな期待はできないかもしれません。
新型のアイシンAW製トランスミッション(EAT6)と言えども、劇的な燃費改善効果は期待薄ですので、13km/Lあたりが妥当な線でしょうか。

1500kgの物体を動かすのは、それだけ大変ということです。

とはいえ、初めてまともなトランスミッションとエンジンを得て内外装ともエキセントリックなデザインを手に入れた新型ピカソは、間違いなくオーナーの物欲を刺激するクルマになり得ると思います。

もう新型308の事は二の次でいいですから、今年のPCJはピカソを売ることに全力を上げてみてはどうでしょうか。


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