2011年に残念ながら廃車になってしまったグース350の代わりとして乗り換えたホンダのホーネット250。
あれから3年4ヶ月が経過して本日めでたく44444.4kmを達成。
納車されたときには2.2万kmだったので、2.2万km走った計算になる。
このゾロ目を見逃すまいと、最後の数kmはノロノロと路肩を走って国道246の三宿あたりで記念撮影。
プジョーさんの66666kmは逃したが、今度はバッチリ。
それにしてもよく走ったな。
その分クルマで走る距離が大きく減ったのだが。
なんでこんなにバイクの距離が伸びたのか?
理由は割とシンプル。
自動車は快適になりすぎた。
そしてバイクは適度に不便だ。
この2点に集約される。
なんとなく目的地を決め、なんとなく走るというプチ旅行に出かけるのが昔から好きだったのだが、今はカーナビがあるため目的地とそのガイドに沿ってボーっと走るだけになってしまった。
それでも沿道の景色を楽しんだり、あえて違う道を行ってみたりとそれなりに工夫はしてみたものの、結局のところ昔ほどのドキドキ感を得られることは少なくなった。
それに対してバイクは、自分でバイクを操り雨や風などの自然現象を自らの身体で感じ、転倒の危険に怯えるドキドキ感に溢れている。
よく世間で言われる「風を切る楽しさ」というのは、半分本当で半分ウソだ。
少なくとも顔はヘルメットで覆われており、風を切って走っている快感とは程遠い。
(フルフェイス以外のヘルメットは論外)
むしろ楽しいのは、雨が降ったり気温の急低下を肌で感じることだ。
これはバイクに乗る点で不便な要素だったりするのだが、裏返せばこれは適度な苦労ということも出来る。
快適を求める旅もあるが、ツーリングというのは基本的には苦労と達成感を味わいに行くものだ。
その意味で、(スマフォなど代替手段があるものの)カーナビに道案内をずっとしてもらえるわけでもなく、自分で道を選んで進み、カーブで重心移動させることで疲労も溜まりながら目的地に着いた時の達成感は、クルマでは味わえないものがある。
しかもクルマに比べれば圧倒的に燃費が良く、一般道を使ってツーリングに行けば一日中走り回っても使うお金は3000円に満たないというお財布に優しいレジャーだ。
これがもっとエクストリームな感じになると自転車になり、ランニングやトライアスロンなどになるんだろうが、今のところその予定はないw
そんなわけで、クルマに対する興味が減ったわけではないのだが、バイクに比べると乗る理由というのが希薄になっているという事実は認める。
とはいえ、独身だった頃はまだしも、今は守るべきものがある状況において、いつまでバイクに乗り続けるのか?というのは真剣に考えなければならない。
とりあえず、メーターが一回りするぐらいまでは無事にホーネットに乗り続けたいものだ。
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