VWが2015年よりクリーンディーゼル導入へ


ちょうど昨日、VWでゴルフヴァリアントの商談をしておりまして、その際に日本市場へのディーゼル投入について質問したところ、

「時期は未定。」
「最初はe-ゴルフとe-up!を投入した後にディーゼルを入れると聞いている」

なんて話がありました。
こちらの買い替えスケジュールがひょっとすると年明けぐらいかもね、なんて話を振ったところ、ポロっと

「来年初めにディーゼルが出たら検討の対象になりますか?」

なんて言葉が出てきたので、年明けに出るんですか?って聞いたら

「いえ、スケジュールはまだ決まってませんが」

とのことではぐらかされました。
開けて翌日この情報というわけです。




eゴルフとe-up!は年内導入予定ですので、来年からまずはDセグメント以上にディーゼルを投入するという方針のようですね。

ご存知の通りクリーンディーゼル仕様は燃費性能に優れるものの、その分ベース価格も高くなります。

また低速トルクを活かすには重い車体の方が恩恵を受けやすいという部分もあるので、パサートやティグアン、トゥアレグといった車種はディーゼルとの相性はいいんじゃないでしょうか。

当BLOGでもVWの国内へのディーゼル投入はVWが最適と思えるタイミングで導入してくると書いてきましたが、来年がその最適なタイミングと判断したのでしょう。

各ラインナップのフルモデルチェンジもしくはマイナーチェンジのタイミングを見計らって順次投入という事になるんだと思いますが、具体的な来年の投入計画ってまだ明らかになってないんですよねぇ…


で、一番のボリュームゾーンであるゴルフについてはどうすんの?という点ですが、この辺りは昨年投入されたゴルフがモデルライフ中盤を迎えて鮮度が落ちてきた頃にテコ入れの形で投入するんじゃないかと見ております。

現状ゴルフについては、一時の販売は落ち着いたもののそれなりに好調なセールスを記録しており、ディーゼル仕様の投入を焦る必要がありません。

それよりは販売の芳しくない上位モデルのテコ入れとしてディーゼル仕様を先行投入して販売台数も利益も稼ごうという戦略を採ってくると思われます。

この辺り、市場をコントロールできる立場のメーカーは強いですね。

アドバンテージを持つということは、こういうことなわけです。


恐らくは通常のグレードに比べるとディーゼル仕様は30万円近く高くなると思われますが、果たしてそれでも消費者は欲しがるのか?

その動向を注目してみたいですね。



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