[2014.08.18追記]
5人乗りについてはどうやら導入されるようです。
エントリーに挙げておきました。
エントリーに挙げておきました。
昨日発表されたJAIAの集計で、前年同月比衝撃の54.6%と、輸入車メーカーの中でも販売が大ブレーキ中のシトロエン。
C LineもDS Lineもモデルライフ後半を迎えて売れるものが無いという事情もありますが、それ以外にもいろいろ要因が見え隠れしていてなかなか調子が上がりません。
そんな販売総崩れの中で今年後半唯一の希望の星とでも言える、新型C4ピカソのティザーサイトがオープンしましたよ。
登録者向けにメルマガも配信されており、「いよいよ始まるぞ!」という感じが溢れております。
C4ピカソと言えば、シトロエンの販売を支える屋台骨のようなクルマでありました。
国内における輸入ミニバンの選択肢がどんどん減る中で、シトロエンらしい特徴的なスタイルとバカみたいに広い頭上のガラスルーフなど、デザインの奇抜さでは他の追随を許しませんでした。
それが新型になるにあたって、PSAの新しいプラットフォームであるEMP2を初めて使い、軽量化と高いドライバビリティを実現したとのことで期待が高まるわけです。
10月発売ということではありますが、既に昨年秋より評論家を海外に招いて試乗会を実施してレビュー記事を書かせたりしておりました。
国内導入にあたり仕様がどうなるのか気になるところですが、現時点では以下の情報が開示されております。
1.6Lターボチャージャー付直列4気筒DOHCエンジン
ストップ&スタートシステム付
6速エフィシエント・オートマチック・トランスミッション
最大出力:121kW(165ps)/6,000rpm
最大トルク:240Nm/1,400-3,500rpm
これは従来の1.6Lエンジンのキャリーオーバーであって、新開発の3気筒1.2L新型EBターボエンジンとは別物ということになります。
また、トランスミッションに関してはETGではなくアイシンAWから調達する新型6速トルコンATを採用ということで、C4としてはようやくまともなトランスミッションが採用されたました。
先代C4ピカソは悪夢の4速トルコンAT(AL4)とロボタイズドトランスミッション(6EGS)という選択肢しか無かったので、6速のトルコンATが搭載されるのは初となります。
今後いろんな情報が開示されることになるでしょうが、気になる点がひとつ。
C4ピカソに関しては、2つのボディタイプが存在します。
2列シート5人乗りの『C4 PICASSO』と、3列シート7人乗りの『GRAND C4 PICASSO』です。
従来のモデルではこの『GRAND C4 PICASSO』のみが「C4ピカソ」として販売されていました。
それが、上記したように海外での実施された試乗会では、5人乗りと7人乗りの両方をメディアに対して披露していました。
この記事以外にもいくつもの媒体で2タイプのピカソが紹介されていることからも分かるとおり、この時点(2014年3月)では2タイプが国内に導入されるという前提で話が進んでいたことがわかります。
国内導入されないクルマをメディアに公開する意味はありませんからね。
しかし今回オープンしたティザーサイトには、5人乗りに関する記述は一切ありません。(写真が1枚ありました)
もちろん時期をずらして情報公開する可能性もゼロではありませんが、どうやら5人乗りの国内導入は中止になったと判断して良さそうですが?
先代の5人乗りピカソに関しては、並行輸入業者がけっこうな台数を仕入れて、街中でたまに見かけることもありましたので、国内導入されると面白いなぁと思っていただけに、ちょいと残念ではあります。
しかし、2列5人乗りのミニバンという存在はニーズとしてはニッチですので、ラインナップ拡充には貢献しても、3列シート版ほと売れるわけでもありません。
どちらかといえば余力があれば投入するという類のクルマです。
(それよりはよほどC3ピカソを入れた方が販売に結び付いたことでしょう)
シトロエンの事業再構築の一環としてモデル投入計画の見直しが進んでいるとしたら、その次に控えているC4カクタスがどうなるか?という話にもなってきます。
C4カクタスについては来年の導入予定で動いていると聞いておりますが、もしこれが導入断念ということになると、日本におけるシトロエンブランドはおそらく重大な決断を迫られることになると思われます。
兎にも角にも、C4ピカソがブレイクすることでディーラーに活気が戻ることを期待しております。
話はそれからですね。
ところで。
同じく今秋に導入が予定されているプジョーさんの新型308ですが、まったく音沙汰がないのはどういうことなんでしょうか?
この記事へのコメント
しの。
ピカソの話題でなくて失礼しました。。。
海鮮丼太郎
初代C4のあのリアのラインとかたまらんです。
今でも十分通用するデザインです。
シトロエンはやはりデザインで勝負すべきブランドですね。
その意味でピカソはそれなりに魅力的ですが、個人的にはカクタスこそ本命だと思っております。