307swが5回目の車検ですよ。

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そんなわけで、早いもので307swの5回目の車検が完了した。

5回目ということは、11年間乗ったということになるわけだ。
走行距離は66,375km。

2年前の4回目の車検から5,705kmしか走っておらず、さらに走行距離が減っている。

まぁ、昨年半年入院してたのでそりゃ走る機会も減って当たり前なのだが。

で、その後特にクルマに対する考え方というのは大きく変わってはいない。

この間の世間のクルマ関係のトピックとしては、「クリーンディーゼル」と「衝突回避技術」という大きな2つのトレンドが出てきたわけだが、技術としての興味はあるものの、肝心のクルマ自体に買い替えに値する候補が出てきていないので、当面現状維持となりそうだ。


車検の中身について少し細かく見てみよう。

11年も経過したフランス車ということで、さぞあちこちに故障が出まくっていると思われるかもしれないが、拍子抜けするほど快調に走っている。

前回の車検でタイミングベルト&ウォーターポンプ交換、そしてタペットカバーからオイル漏れのためカバー交換という大きな出費を伴った整備を行っている。

そして、プジョーのAT車を乗り続ける上で交換するかどうかずいぶん議論を呼んでいるATF(Automatic Transmission Fluid:A/T内の潤滑オイル)についても、1月にフラッシング洗浄も兼ねて交換している。


そんなわけで、今回は車検で引っかかるような不具合個所というのはほとんど無い。

つまり、検査を通すだけなら現状のままで最低限の費用で済むのだが、それがイコール状態が万全であるということを意味するわけではない。

見積もりを取った段階で指摘をされたのは以下の通り。

 (1)ATソレノイドバルブから滲み
 (2)マフラーエンドの腐食
 (3)バッテリーマイナスケーブルの断線
 (4)Vビルドベルト(マルチベルト)劣化

これに加えて、当方からチェックを依頼したのが

 (5)高速走行時のハンドルのガタつき
 (6)AMラジオのノイズ発生
 (7)右ドアストライカー部からの異音

ということで、これらのどの部分を手当てするかというのが今回の車検の主体となる。

(1)ATソレノイドバルブからの滲みについては、すぐに何か問題が発生するわけでもなく、しかも修理にはATFの交換が必要になることから、1月にATFを交換したばかりということで今回はスルーすることにした。
(っていうか、ATF交換の時に滲みが出ていたならその時言ってくれればよかったのに…)

(2)のマフラーエンドの腐食については、以前マフラー点検中に急にぶっ壊れてしまい、エンドの部分だけディーラーにあった古いものを取りつけていただけなのでそのうち腐食が進むだろうとは思っていたが、純正マフラーが高いことと市販品で何か別のものを付けようかとも思っているので今回は手当てせず。

(3)のバッテリーマイナスケーブルは何故こんなものが断線するのか理由はよくわからないが、このままでは危険なので交換。(4)のVビルドベルトも同様。

(5)については左ロワアームが怪しいと言われたものの、原因の特定には至らず今回はタイヤのバランス調整とローテーションで様子を見ることにした。

(6)と(7)はサービス対応。
アースの場所を変えてもらったりしたが改善しないので、オーディオユニットを後から別のものに交換しようかと思う。これは自分で作業ができるので後日に対応。

そんなわけでかかった費用がこちら。

法 定 費 用
 強制賠償責任保険 (2年分)27,840 
 自動車重量税(2年分)24,600円 
 登録印紙代1,800円 
整 備 内 容技術料部品代金
 プジョーメンテナンス車検点検整備料金39,960 
 保安確認総合検査料金10,800 
 継続検査更新代行料金10,800 
 ブレーキオイル交換5,400 
 BRAKE FLUID 0000469934 1.0L 1,080
 マルチベルト交換5,400 
 マルチベルト 5750WP 4,644
 エアクリーナ/スロットルバルブ清掃1,620 
 バルブ交換1,080 
 右ナンバー灯 6216A1 216
 タイヤバランス調整、前後ローテーション4,320 
 ショートパーツクリーナー 1,620
 バッテリーケーブル交換8,640 
 バッテリマイナスケーブル 5638J1 6,048
 エンジン/シャシ洗浄8,640円 
 早期入庫パーツ割引(10) 1,620
合 計162,888円 

全般的に工賃が高めだが、これはもうしょうがない。
また、前回の車検では早期入庫で純正部品20%オフだったのが、今回は10%オフと渋くなっている点もイマイチではある。

それと、なんといっても今回の一番のトピックは、車検をお願いした店を従来のプジョー世田谷からプジョー新横浜に変更したことだ。

この件については改めてエントリーを書くことにする。


一週間ほどクルマを預け、その間に代車として日産のマーチに乗っていたが、最新のアイドリングストップとCVTのクルマを堪能できたのは良い経験だった。

車検を終えて帰ってきた我が307swであるが、代車のマーチがあまりに軽かったせいもあり、走り出したら妙に重たく感じられた。

しかし、適度な重さのハンドルをカーブに合わせて正確に切り込んでいけるこの感覚は、やはりプジョー車の真骨頂とも言える。

劇的に改善した部分は無いが、これで当面はトラブルなく乗れるであろう安心感を得たことが、5回目の車検の効果ということができる。

相変わらず燃費が悪くガソリン価格も高騰してはいるが、ライフスタイルに大きな変化がない限り、このクルマとの付き合いはまだまだ続きそうな気がする。


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